日常

ホットコーヒー、三沢VS佐山、Salyu、Brutus

2008-10-31 01:02:38 | 雑多
日本心血管画像動態学会というマニアアックな学会の抄録を書き終わってやっとスッキリしたー。これで読書とか気兼ねなくできる!課題図書が家に山積みになってるのです。最近は受験勉強のように色々手広く勉強してるので、Bookレビューがおおいつかん。そろそろ最近読んだ面白かった漫画とか文学とかのことも書かないとね。


最近は長文が多いので笑、時にはPOPな感じの話題も。気になってしまったNEWSなどをば。

■1■ホットコーヒー
Scienceという論文誌(基礎系研究では最も権威ある雑誌のひとつ)の2008年10月 24日号
『手が温かくなると心も温かくなる Warm Hands Lead to Warm Hearts』
Lawrence WilliamsおよびJohn Barghによる行動と思考の無意識の「プライミング(priming)」の研究から、身体的な温かさが他者への思いやりへと変換されることがあるという論文。
例えば、温かいカップを数分間手に持っていた人は、アイスコーヒーのカップを持っていた人よりも、他者の人格を親切、寛容だと判断した。また、研究参加者に治療用の温湿布をあてたところ、冷湿布をあてた人より、自分自身のための買い物ではなく友人へのプレゼントを買う方を選択することが多かった。
別の研究者は、脳の島皮質が、身体的および精神的温かさ双方の情報処理に関与している可能性があると示唆している。
"Experiencing Physical Warmth Promotes Interpersonal Warmth," by L.E. Williams at University of Colorado, Boulder in Boulder, CO; J.A. Bargh at Yale University in New Haven, CT.

こういう研究でもScienceに載っちゃうってとこも驚き!まあもちろん面白いし、ビジネスにもうまく利用されうる論文だろうし、誰も証明しとらんからこういう一流雑誌に載るんだろうけど。なんか、科学って時々よくわからんことある。

最近のNEJM(New England Journal of Medicine)なんかも(臨床医学では世界一の論文雑誌)、なんか製薬会社と企画して何十億~何百億って使ったような大規模臨床試験の報告多いし。もう個人では出すの難しい。医学研究とビジネスが変な風に絡んできている気が・・・。 まあこの辺はいづれ。

それにしても、コーヒーって美味しいですよね。わしみたいに酒弱い人間には特に至福。酒もコーヒーも味わえる人はさらに至福なんだろうなぁ。うらやましか(裏山鹿→茶魔語)。


■2■三沢光晴VS佐山聡
このブログみてる人で、どこまで三沢光晴と佐山聡を知ってるだろうか。
昔からのプロレスファンなら大興奮の話!

佐山聡のリアルジャパンプロレスのHPにNEWSが出てた.12月4日に後楽園ホール集合!

タイガーマスクはみなさん知ってますよね?タイガーマスクは代々受け継がれているのですが、その初代は佐山聡なんですが、その佐山聡と、2代目タイガーマスクだった三沢光晴が夢の対決をするのです。いまさら・・な話ではあるけど大興奮!

三沢光晴は、イジリー岡田が時々物まねしておりますが、もともと全日本プロレスにいて(全日本プロレスはジャイアント馬場の方、新日本プロレスは猪木の方ね)、その全日本プロレスが馬場さんが亡くなってから分裂しちゃって、NOAHという団体を三沢光晴が立ち上げたのです。三沢光晴の得意技と言えばエルボーとかエメラルドフロウジョンとかセントーンとかタイガードライバーとかですよね(99%の人は意味不明だと思うけど)。


プロレス界で、技の独創性とか強さとかカリスマとかで、天才と称される人が何人かおります。武藤、藤波、佐山・・・三沢もその一人なのです。

プロレスで天才と称された二人が戦うっていうのは、まあ僕ら昔からのプロレスファンにしては夢の対決なのですね。
『プロレスってどうせ八百長でしょー』などと軽くおっしゃる方々がおりますが、プロレスって、僕らにとって大きい物語というか、叙事詩というか、人間ドラマというか、そういうものなのですね。
PRIDEとかK-1とか、『とりあえず勝てばいい』とか言うようなザックリしたものではなく、因縁とか師弟とか先輩後輩とかプロレス哲学の戦いとか受けの美学とか・・・もう他の格闘技とぜんぜん違うんです。
『勝ったやつが一番強い』っていうのは近代的な考え方というか、デジタルに勝ち負けを決める世界ですが、プロレスって、なんか戦うまでのプロセスとかリング上での声の掛け合いとかお互いの技の出し方とか受け方とか返し方とか・・・なんかそういう人間性を深く味わう戦いなのです。
まあ、なかなか表現しにくいですが・・・。

芸能人でもケンドーコバヤシとか、くりぃむの有田とか、関根さんとか、ウンナンの南原とか、勝俣とか、びびるの大木とか・・・、プロレス好きに妙に熱い人が多いのはそのためです。

まあこの辺のプロレス話はまたいづれ。


■3■Salyu

ミスチルのBankBandで共に歌っている、あのSalyuです。永遠の名曲『to U』も歌っておるSalyuですが、今度ベストアルバム出すんですね。そして全国ツアーもあります。東京では日本武道館でLIVEありますが、その先行予約に抽選であたったー!やったー。(>Shin.K 2009年2月10日火曜をあけといてねー)

聴いたことない人はYoutubeで検索して聞いてみてください。神の歌声。この子は私服がお洒落なのよ。お洒落なヒトだからセンスもいい。ライブでのグッズもセンスよくて評判。それも楽しみだなぁ。

プラットホーム、Tower、VALON-1、name、landmark、風に乗る船とか大好き。to Uは特に好き!


■4■Brutus
今月の雑誌Brutusの特集は地方ですね。地方好きの自分にはタイムリーな話題。熊本は行定勲監督出てました。熊本生まれの同郷なのです。
岩井俊二の『Love Letter』・『スワロウテイル』に助監督として参加してたので有名になって、最近では『GO』、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『春の雪』とかを監督してメジャーになった。
彼は熊本に恩返しするため、月一で熊本でラジオやってるらしい。そして、今度熊本を舞台に映画とかとりたいなどと言っていた。そういう間接的なふんわりした恩返しってかっこいいですね。わしも、今までお世話になったモノやヒトに、そういうさりげない感じで恩返したいって思ってる。熊本もそのひとつです。


・・・

なんかドンドン書いてると果てしないので、早く家に帰ってNHKスペシャルの『映像の世紀』のDVDでも見ようっと。
この『映像の世紀』DVDはShin.K氏もブログでとりあげてたんですが、わしは全11巻を6万の大枚はたいて購入しとるのです。これはほんと素晴らしいDVD。世界の宝。世界の文化遺産!!現代ができるプロセスがすごくよく分かる。もっと放映して共有しないといかん映像たちなのです。
いつかレビュー書きたいですね。真面目に書き出すと原稿用紙100枚くらいになっちゃうかもしれんけど笑、まあそれくらい衝撃的な映像多いのですよ。芥川龍之介が木登りしている映像とかもあるんですよ!笑

書き出すと止まらんのでこの辺で。

4 コメント

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温か、珈琲、Salyu (Shin.K)
2008-10-31 23:30:37
面白い論文が権威ある雑誌に載ってるんだね。内容は、とても実験心理学的。
学生のときは、ときどきMedilineとか引いて眺めてたときもあったなあそういえば。

さて、温かさが優しさに繋がるということでいえば、ぼくの場合はホットタオルを首の付け根あたりにのっけると、たまらなく幸福な気分になります!は~極楽という感じ。同じくカイロでも同じ気分になるなあ。
毛布の中でも、やっぱり幸せな気分になりますな。ただし、真夏のウォーターベッドとかあったら、ひんやりしてそれhそれで幸福感いっぱいなんだろうけれど。
人の気持ちはケミカル作用であり、神秘的でもあり、ということでしょうか。

さて、珈琲はおいしいよね。これからホットは益々おいしい季節。
そういえば、コナ珈琲が最高においしいと聞いたけれど、飲んだことある?ぼくはまだ未体験です。今年の冬こそぜひ飲んでみたい。

Salyuは楽しみにしてます。ありがとう。
To UとValonがぜひとも聴きたい。そして武道館コンサート初デビュー。

PS
温かな話題で、気持ちよく風呂に入る猫の動画を思い出したのでリンクしときますー。
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コナ珈琲は美味しいよ! (いなば)
2008-11-01 00:32:35
俺もCirculationとか、心臓関係の論文しか読まんから、こういう論文読むとなんか視点かわるね。心臓のことしかしてないと全体が見えなくなっちゃう。

ホットタオルを首の付け根あたりにのっける!ってのはやったことないけど、店員さんに見られないようにこっそりとおしぼりを首の後ろとか耳の後ろにつけるのは気持ちよいよね。これは女子がいる前でやると『ちょーキモーイ』って言われるんで注意。(ってShin.K氏はそんなこと絶対せんと思うけど)

わしも寒い日に毛布にくるまる瞬間。最初の温度変化を感じる瞬間は最高に幸福ですね。まあそういうものに人間は幸福を感じる単純なもんなんでしょうね。あんま難しく考えないでね。


コナ珈琲!ハワイとかのだよね?お土産で飲んで確かにうまかったよ~!俺はハワイ行ったことないけど、ハワイってこんな感じの幸福感あるのかなぁって勝手に拡大解釈してた。
今度、一緒にのみにいきましょ。どこか東京だと一流のとこあるはずだし。

ちょっと調べただけでも、
http://r.gnavi.co.jp/a077101/
http://gardenplace.jp/restaurantcafe/konafarm.html
の恵比寿ガーデンプレイスに、いかにもハワイアンな感じであるね。今度写真美術館でも一緒に見に行く企画と共に飲みいこう!なんか豆も買えそうな雰囲気だし。
あんなに写真美術館行くためにしょっちゅう恵比寿行くけど、こんなとこあるなんて考えてもなかった。発見あるねぇ。あと、ここのジョジョエンの焼肉は景色良くて最高ですよー。

Salyuで武道館だと少し大きすぎるかなぁ。小さいLIVEハウスでしっとり聞ければ最高なんだけど、メジャーになるとそうもいかんからね。まあ、いづれにしても楽しみ!
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地域の時代 (Is)
2008-11-03 00:48:28
あっ!
ブルータス…タイトルに惹かれて買ってきたと思ったら
…先越された~(笑)
思考がシンクロしてきてますね-。

やっぱり「成長」時代が終わり、
欲望が多元化し、
「中央ー地方」スキームがくずれ、
…結果、全ての地域が、フラットにキャラ立ち合戦を繰り広げる
時代になってきなのかな?
そうなると、「自然」と「歴史」という資源が
もっとも希少性を帯びてくるんでしょうね。
逆に、東京の郊外の大型ショッピングセンターみたいなものの
価値が目減りする一方なんだろう(…もう始まってる?)

そのへ、RYMの考察が面白い。
>「そこそこ住める田舎という資源」
http://blog.livedoor.jp/daiyoji/archives/65046920.html
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風土 (いなば)
2008-11-03 23:58:00
>>>Is
ブルータスもさすが面白い特集するなーって思ったよ。これだけの記事作るのがどんなに大変か!!


全ての地域ってものすごい個性の風土とか歴史につまっていて、その時間と形成された重みってなかなか消せない。そこを正しく認めるのは必然だと思いますね。東京は土地も少ないし、今はInternetが普及した時代だし、Internetで代用できるから、全てが必ずしも絶対東京にいないといけないわけではなくなってきてるからね。

大型ショッピングセンターって、勿論値段が安いからパッと見ではいいんだけど、結局隠された部分にある安全性とか、地域の風土性のようなものを犠牲にされちゃうスタイルが多い。勿論、本当はうまく共同できるんだと思うけどね。地元の商店街の現在版というものを模索すべきだと思う。それはその土地土地で独立して地域と共に作っていくべきもので、画一化やマニュアル化は難しいものなんだろうね。

ま、地方と都市の2項対立の問題は、今後考えるべき大きいテーマの一つ。この延長上に日本と世界の関係性もあるからね。
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