日常

2012年2月 購入本

2012-02-27 10:05:09 | 
2月の本を見ると、立ち寄った古本屋で買った偶然性のものと、原発の勉強をしようと思って意図的に買ったものとが交錯しとります。

3月下旬には、自分の専門分野での年に1回の大きい発表がありますので、ここ1週間はしばし現実世界から離れた読書を楽しんでいます。
自由に乱読中。
古本屋で買うと、えらく値段が安くて驚きます。自分は線引きされてても汚れてても、テキストがちゃんと読めればそれでいいので、そういうのを選んでしまいます。ああ、かわいそう、とも思いますし。洋服とか数千円するのを考えると、古本を買う方がいいわー、と思ってしまいます。本はこころの栄養。


読書をすればするほど、旅をして人に会うほど、自然に出かけて自然を垣間見るほど。
いかにこの世界が多様かがよくわかります。
多様性と普遍性という矛盾する概念を同時に抱え込めるようになるため、僕らはいろんなことを知りたいのかもしれません。
究極的には、いろんなことを知ることは自分を知ることにつながるし、自分を知ることはスタートでありゴールのようなもので。
そこに「自分」とか「わたし」が持つ多層構造が隠れている。
そんな気がしています。


■1950年代
○リルケ,高安国世(訳)「若き詩人への手紙・若き女性への手紙」新潮文庫(1953/01)

○アレクサンドル・デュマ「モンテ・クリスト伯 1-7」岩波文庫(1957)

■1960年代
○ヴァン・ゴッホ(著),J.V.ゴッホ・ボンゲル(編纂)「ゴッホの手紙 中 テオドル宛」岩波文庫(1961/5/5)

○湯川 秀樹、朝永 振一郎、 坂田 昌一「平和時代を創造するために―科学者は訴える」岩波新書(1963)
○リルケ,富士川英郎(訳)「リルケ詩集」新潮文庫(1963/02)

○ロマン・ロラン「ベートーヴェンの生涯」岩波文庫(1965/4/16)

■1970年代
○ヴァン・ゴッホ(著),J.V.ゴッホ・ボンゲル(編纂)「ゴッホの手紙 下 テオドル宛」岩波文庫(1970/03)

○リルケ,望月市恵(訳)「マルテの手記」岩波文庫(1973/01)

○ラフカディオ・ハーン「心―日本の内面生活の暗示と影響」岩波文庫(1977/3)

○ヴァン・ゴッホ(著),J.V.ゴッホ・ボンゲル(編纂)「ゴッホの手紙 上 ベルナール宛 改版」岩波文庫(1978/09)

■1980年代
〇R・M・スマリヤン「タオは笑っている」工作舎 (1981/4/20)

○酒井 得元「沢木興道聞き書き」講談社学術文庫(1984/06)

○ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ 1-4」岩波文庫(1986)

■1990年代
○樋口健二「これが原発だ―カメラがとらえた被曝者」岩波ジュニア新書(1991/7/19)

○Roger Pulvers、宮沢 賢治「英語で読む銀河鉄道の夜」ちくま文庫(1996/3)
○司馬遼太郎,ドナルド・キーン「日本人と日本文化」中公文庫(1996/08)

〇小林美元「古神道入門―神ながらの伝統」評言社 (1998/11)

〇長谷川真理子「オスの戦略メスの戦略」NHKライブラリー(1999/12)

■2000年代
○加藤 周一「読書術」岩波現代文庫(2000/11/16)
○ラフカディオ ハーン「新編 日本の面影」角川ソフィア文庫(2000/9)

○ロジャー パルバース「ほんとうの英語がわかる―51の処方箋」新潮選書(2001/03)

○中島 義道「たまたま地上にぼくは生まれた 」講談社 (2002/09)

○岡野 守也「聖徳太子『十七条憲法』を読む―日本の理想」大法輪閣 (2003/10)

○ロジャー・パルバース「五行でわかる日本文学 英日狂演滑稽五行詩(リメリック)」研究社(2004/5/25)
○岡野 守也「道元のコスモロジー―『正法眼蔵』の核心」大法輪閣 (2004/03)
○司馬 遼太郎「人間というもの」PHP文庫(2004/4/1)
〇マット・リドレー「やわらかな遺伝子」紀伊国屋書店 (2004/4/28)

○松本 章男「道元の和歌 - 春は花 夏ほととぎす」中公新書(2005/7/26)
○中島義道「悪について」岩波新書(2005/2/18)
〇団 まりな「性のお話をしましょう―死の危機に瀕して、それは始まった (魂の本性)」哲学書房 (2005/01)

○J.M. クッツェー「マイケル・K」ちくま文庫(2006/08)

○ひろ さちや 「すらすら読める 正法眼蔵」講談社 (2007/7/18)
○ロジャー・パルバース, 柴田 元幸「新バイブル・ストーリーズ」集英社 (2007/12/14)

○ロジャー パルバース「英語で読み解く賢治の世界」岩波ジュニア新書(2008/6/20)

■2010年代
○ル・クレジオ「悪魔祓い」岩波文庫(2010/6/17)
○岡野 守也「仏教とアドラー心理学―自我から覚りへ」佼成出版社 (2010/10)

○岡野守也「大乗仏教の深層心理学 『摂大乗論』を読む」青土社; 新装版 (2011/5/24)
○広河隆一「福島 原発と人びと」岩波新書(2011/8/20)
○堀江邦夫「原発ジプシー ―被曝下請け労働者の記録」現代書館(2011/5/25)
○堀江邦夫,水木しげる「福島原発の闇 原発下請け労働者の現実」朝日新聞出版(2011/8/19)
○堀江 邦夫「原発労働記」講談社文庫(2011/5/13)
○吉岡斉「新版 原子力の社会史 その日本的展開」朝日選書(2011/10/7)
○坂田昌一,樫本喜一「坂田昌一 原子力をめぐる科学者の社会的責任」岩波書店(2011/10/22)
○児玉龍彦「内部被曝の真実」幻冬舎新書(2011/9/8)
○小出 裕章「原発のウソ」扶桑社新書(2011/6/1)
○山口 仲美「日本語の古典」岩波新書(2011/1/21)
○若松 英輔「神秘の夜の旅」トランスビュー (2011/8/5)

○小山慶太「寺田寅彦 - 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学」中公新書(2012/1/24)
〇アンリ ベルクソン「精神のエネルギー」平凡社ライブラリー(2012/2/12)
〇アンドレ・ルロワ=グーラン「身ぶりと言葉」ちくま学芸文庫(2012/1/10)