すこしお知らせです。
慶應大学の前野隆司教授(システムデザイン・マネジメント研究科)のブログにもUpされていますが、
⇒○「無意識の整え方」(2015/12/26)
前野先生の対談本に、自分も光栄にも参加させていただきました。自分を入れて4人の対談本です。
⇒○「人生が変わる! 無意識の整え方 - 身体も心も運命もなぜかうまく動きだす30の習慣」ワニブックス(2016/1/26)
----------------
<内容紹介:amazonより>
意識とは何か。意識はなぜあるのか。ロボットに心を作ることはできるのか――。
著者は子どもの頃からの疑問を科学者になって解明しました。
それが、「意識は無意識の決定を記憶する装置にすぎない」とする『受動意識仮説』です。
ならば、無意識をクリーンな状態に整えておけば、心も身体も軽やかに動くはず。
その方法について、無意識に関わりの深いエキスパート4名=大リーグのドジャースなども指導する心身統一合氣道会会長の藤平信一氏、東大卒の気鋭の僧侶・松本紹圭氏、森の中で経営者や子どもたちへのプログラムを実施する株式会社森へ 代表取締役・山田博氏、東大病院循環器内科助教の医師・稲葉俊郎氏との対話を通じて著者が探求し、30の方法にまとめて解説します。
----------------
前野先生は、元々ロボット工学をされておられました。工学畑なので、非常に実証的な先生です。
その後、ロボットの触覚の研究から、意識の研究に移られます。
そこで、「受動意識仮説」という非常に重要な仮説を発表されています。
<参考>
○<動画>意識は幻想か?―「私」の謎を解く受動意識仮説(Keio University/ 慶應義塾)(90分講義)
○前野隆司「脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説」(ちくま文庫:2010/11/12)
○前野隆司「錯覚する脳: 「おいしい」も「痛い」も幻想だった」(ちくま文庫:2011/9/7)
意識の研究の後は、慶応大学のシステムデザイン・マネジメント研究科にて、「幸福学」を立ち上げられました。「幸福」とは果たして何なのだろうか?という、科学的研究を学際的に行われています。
いままで、幸せ・幸福というのは主観的なものであり、客観世界を扱う自然科学の世界とは水と油の世界と考えられていました。それは科学ではなく宗教があ扱うものであるとされていたわけです。
ですから、前野先生がされようとしているのは、学問分野でも非常に野心的で重要な試みなのです。
自分も、そういう「主観世界」と「客観世界」との高い次元での統合をこそ、ライフワークにしていきたいと思っています。
○前野隆司「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」(講談社現代新書:2013/12/18)
○前野隆司,保井俊之,白坂成功,富田欣和,石橋金徳,岩田徹,八木田寛之「システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」」(日経BP社:2014/3/12)
そんな前野先生との対談ですので非常に光栄でした。
しかも、自分は大学所属の学者という立場での参加でした。
自分の他には
・心身統一合氣道会会長の藤平信一さん、
・超宗派仏教徒のウェブサイト『彼岸寺』(higan.net)を主催されている僧侶(浄土真宗本願寺派光明寺)・松本紹圭さん、
・森の中で経営者や子どもたちへのプログラムを実施する株式会社森へ 代表取締役の山田博さん、
が出られていて、多彩なラインナップになっています。
自分で読み直しても、なかなか面白い内容に仕上がっていると思います。前野先生に引き出していただいた感じです。
自分との対談の内容で、編集部の方がつけてくれた見出しは、こんな感じです。
********************
・2歳児の思考
・子どもとの無意識コミュニケーション
・子どものときの宿題に取り組む
・そもそも科学とは何だったのか
・美に昇華する日本の医療
・能楽に隠れている未来の医療
・伝承すること、読み解くこと
・「病」とは先生である
・治るとは、治すとは
・水槽から広い海へ出る
・真・善ではなく美で
・「みずから」と「おのずから」のあわい
・レイヤー(階層構造)としての受動意識仮説
・無意識とは自然である
・自然と芸術を通じ無意識とつながる
・学問は和洋中に使える包丁である
・パラダイムシフトの分岐点
********************
日々自分が話していることですが、何かイメージ湧きますでしょうか。
■
本のタイトル自体は
『人生が変わる! 無意識の整え方 - 身体も心も運命もなぜかうまく動き出す30の習慣』
という、かなりPopな仕上がりになっていますが、
前野先生がブログで書かれているように、
====
無意識を整えるというよりも『世界の整え方』『精神世界の科学』『前野隆司 四人の達人とのパラダイムシフト対談』『21世紀はこう変わる 四人の次世代型リーダーとの対話』『五人は知っている‐心・体・世界の未来』といった壮大なタイトルの方が相応しい気もします。
しかも、本書では運命の話はしていませんので「運命がなぜかうまく動き出す」保証はありません。
しかし、ここは、百戦錬磨の出版社の方が決めて下さったタイトルなので、尊重することにしました。
====
という赴きが適切です。
ここ最近、
谷崎潤一郎(1934年)、三島由紀夫(1959年)、丸谷才一(1977年)、それぞれ巨匠の『文章読本』(いづれも中公文庫)
を呼んでいるので、日本語表現は大事だな、と感じている日々です。
■
今回の書籍発売と連動して、
東京駅近くの八重洲ブックセンターにて、発売記念+前野先生のサイン会のイベントが開催されます。
前野先生、山田博さん、自分の3人で出ます。
参加費は、当日に八重洲ブックセンターで『無意識の整え方』を購入頂くのが参加費・入場券代わりになるようです。
定員もあるので、電話予約して当日購入することも可能なようですので、よろしくお願いします!
ちなみに、してもらえるサインは基本的に前野先生ですので、あしからず・・・。(^^;(自分もその場にはいますが・・・)
科学畑で先駆的な仕事をされ続けている前野先生を見習い、
自分もいい意味で科学全体を拡張するようなことに貢献できるよう、頑張って単著も書けるよう、日々精進します。
お時間ある方は是非遊びに来てください。
○『人生が変わる!無意識の整え方』(ワニ・プラス) 刊行記念
==========
2016年2月23日 (火)
八重洲ブックセンター本店
前野隆司先生 トークショー
ゲスト:山田博氏(株式会社森へ 代表取締役) ・稲葉俊郎氏(東大附属病院医師)
『人生が変わる!無意識の整え方』(ワニ・プラス) 刊行記念
無意識人の「意識」とは「無意識」がやったことをあとづけで受け取り記憶する装置にすぎない――。
これが著者・前野先生の提唱する「受動意識仮説」。
じつは「無意識」が「意識」よりも先に、わたしたちの行動や判断を決めているのです。
そうであれば、「無意識」をクリーンで良好な状態に保っておくことで、仕事でも日常生活でも間違った行動や発言をする確率はぐんと下がり、人間関係も円滑になり、直感力は冴えて、動作もしなやかに、健康になり、心豊かにわたしたちは暮らせるのではないでしょうか。
本書では無意識と深く関わるエキスパート4人、合氣道家、僧侶、プロコーチ、医師の4名と前野先生の対話を通じて、「無意識の整え方」を探求していますが、今回のトークショーでは著者の前野先生と対談者のうちプロコーチの山田氏と医師の稲葉俊郎氏のお二人に、「無意識」の重要性や整え方、そして「無意識」が整った心豊かな新しい社会の可能性についてお話しいただきます。
※講演会終了後、サイン会を実施いたします。
(お持ち込みの本・色紙・グッズ等へのサインはできません。)
日時 2016年2月23日 (火) 18時30分‐(開場:18時00分)
会場 本店 8F ギャラリー
募集人員 70名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法
当店で対象書籍をお買い上げのお客さまに1階カウンターにて参加整理券を差し上げます。
(参加整理券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。)
また、お電話によるご予約も承ります。(電話番号:03-3281-8201)
▼対象書籍:『人生が変わる! 無意識の整え方』 本体1400円+税
主催
主催:八重洲ブックセンター 協賛:ワニ・プラス
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慶應大学の前野隆司教授(システムデザイン・マネジメント研究科)のブログにもUpされていますが、
⇒○「無意識の整え方」(2015/12/26)
前野先生の対談本に、自分も光栄にも参加させていただきました。自分を入れて4人の対談本です。
⇒○「人生が変わる! 無意識の整え方 - 身体も心も運命もなぜかうまく動きだす30の習慣」ワニブックス(2016/1/26)
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<内容紹介:amazonより>
意識とは何か。意識はなぜあるのか。ロボットに心を作ることはできるのか――。
著者は子どもの頃からの疑問を科学者になって解明しました。
それが、「意識は無意識の決定を記憶する装置にすぎない」とする『受動意識仮説』です。
ならば、無意識をクリーンな状態に整えておけば、心も身体も軽やかに動くはず。
その方法について、無意識に関わりの深いエキスパート4名=大リーグのドジャースなども指導する心身統一合氣道会会長の藤平信一氏、東大卒の気鋭の僧侶・松本紹圭氏、森の中で経営者や子どもたちへのプログラムを実施する株式会社森へ 代表取締役・山田博氏、東大病院循環器内科助教の医師・稲葉俊郎氏との対話を通じて著者が探求し、30の方法にまとめて解説します。
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前野先生は、元々ロボット工学をされておられました。工学畑なので、非常に実証的な先生です。
その後、ロボットの触覚の研究から、意識の研究に移られます。
そこで、「受動意識仮説」という非常に重要な仮説を発表されています。
<参考>
○<動画>意識は幻想か?―「私」の謎を解く受動意識仮説(Keio University/ 慶應義塾)(90分講義)
○前野隆司「脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説」(ちくま文庫:2010/11/12)
○前野隆司「錯覚する脳: 「おいしい」も「痛い」も幻想だった」(ちくま文庫:2011/9/7)
意識の研究の後は、慶応大学のシステムデザイン・マネジメント研究科にて、「幸福学」を立ち上げられました。「幸福」とは果たして何なのだろうか?という、科学的研究を学際的に行われています。
いままで、幸せ・幸福というのは主観的なものであり、客観世界を扱う自然科学の世界とは水と油の世界と考えられていました。それは科学ではなく宗教があ扱うものであるとされていたわけです。
ですから、前野先生がされようとしているのは、学問分野でも非常に野心的で重要な試みなのです。
自分も、そういう「主観世界」と「客観世界」との高い次元での統合をこそ、ライフワークにしていきたいと思っています。
○前野隆司「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」(講談社現代新書:2013/12/18)
○前野隆司,保井俊之,白坂成功,富田欣和,石橋金徳,岩田徹,八木田寛之「システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」」(日経BP社:2014/3/12)
そんな前野先生との対談ですので非常に光栄でした。
しかも、自分は大学所属の学者という立場での参加でした。
自分の他には
・心身統一合氣道会会長の藤平信一さん、
・超宗派仏教徒のウェブサイト『彼岸寺』(higan.net)を主催されている僧侶(浄土真宗本願寺派光明寺)・松本紹圭さん、
・森の中で経営者や子どもたちへのプログラムを実施する株式会社森へ 代表取締役の山田博さん、
が出られていて、多彩なラインナップになっています。
自分で読み直しても、なかなか面白い内容に仕上がっていると思います。前野先生に引き出していただいた感じです。
自分との対談の内容で、編集部の方がつけてくれた見出しは、こんな感じです。
********************
・2歳児の思考
・子どもとの無意識コミュニケーション
・子どものときの宿題に取り組む
・そもそも科学とは何だったのか
・美に昇華する日本の医療
・能楽に隠れている未来の医療
・伝承すること、読み解くこと
・「病」とは先生である
・治るとは、治すとは
・水槽から広い海へ出る
・真・善ではなく美で
・「みずから」と「おのずから」のあわい
・レイヤー(階層構造)としての受動意識仮説
・無意識とは自然である
・自然と芸術を通じ無意識とつながる
・学問は和洋中に使える包丁である
・パラダイムシフトの分岐点
********************
日々自分が話していることですが、何かイメージ湧きますでしょうか。
■
本のタイトル自体は
『人生が変わる! 無意識の整え方 - 身体も心も運命もなぜかうまく動き出す30の習慣』
という、かなりPopな仕上がりになっていますが、
前野先生がブログで書かれているように、
====
無意識を整えるというよりも『世界の整え方』『精神世界の科学』『前野隆司 四人の達人とのパラダイムシフト対談』『21世紀はこう変わる 四人の次世代型リーダーとの対話』『五人は知っている‐心・体・世界の未来』といった壮大なタイトルの方が相応しい気もします。
しかも、本書では運命の話はしていませんので「運命がなぜかうまく動き出す」保証はありません。
しかし、ここは、百戦錬磨の出版社の方が決めて下さったタイトルなので、尊重することにしました。
====
という赴きが適切です。
ここ最近、
谷崎潤一郎(1934年)、三島由紀夫(1959年)、丸谷才一(1977年)、それぞれ巨匠の『文章読本』(いづれも中公文庫)
を呼んでいるので、日本語表現は大事だな、と感じている日々です。
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今回の書籍発売と連動して、
東京駅近くの八重洲ブックセンターにて、発売記念+前野先生のサイン会のイベントが開催されます。
前野先生、山田博さん、自分の3人で出ます。
参加費は、当日に八重洲ブックセンターで『無意識の整え方』を購入頂くのが参加費・入場券代わりになるようです。
定員もあるので、電話予約して当日購入することも可能なようですので、よろしくお願いします!
ちなみに、してもらえるサインは基本的に前野先生ですので、あしからず・・・。(^^;(自分もその場にはいますが・・・)
科学畑で先駆的な仕事をされ続けている前野先生を見習い、
自分もいい意味で科学全体を拡張するようなことに貢献できるよう、頑張って単著も書けるよう、日々精進します。
お時間ある方は是非遊びに来てください。
○『人生が変わる!無意識の整え方』(ワニ・プラス) 刊行記念
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2016年2月23日 (火)
八重洲ブックセンター本店
前野隆司先生 トークショー
ゲスト:山田博氏(株式会社森へ 代表取締役) ・稲葉俊郎氏(東大附属病院医師)
『人生が変わる!無意識の整え方』(ワニ・プラス) 刊行記念
無意識人の「意識」とは「無意識」がやったことをあとづけで受け取り記憶する装置にすぎない――。
これが著者・前野先生の提唱する「受動意識仮説」。
じつは「無意識」が「意識」よりも先に、わたしたちの行動や判断を決めているのです。
そうであれば、「無意識」をクリーンで良好な状態に保っておくことで、仕事でも日常生活でも間違った行動や発言をする確率はぐんと下がり、人間関係も円滑になり、直感力は冴えて、動作もしなやかに、健康になり、心豊かにわたしたちは暮らせるのではないでしょうか。
本書では無意識と深く関わるエキスパート4人、合氣道家、僧侶、プロコーチ、医師の4名と前野先生の対話を通じて、「無意識の整え方」を探求していますが、今回のトークショーでは著者の前野先生と対談者のうちプロコーチの山田氏と医師の稲葉俊郎氏のお二人に、「無意識」の重要性や整え方、そして「無意識」が整った心豊かな新しい社会の可能性についてお話しいただきます。
※講演会終了後、サイン会を実施いたします。
(お持ち込みの本・色紙・グッズ等へのサインはできません。)
日時 2016年2月23日 (火) 18時30分‐(開場:18時00分)
会場 本店 8F ギャラリー
募集人員 70名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法
当店で対象書籍をお買い上げのお客さまに1階カウンターにて参加整理券を差し上げます。
(参加整理券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。)
また、お電話によるご予約も承ります。(電話番号:03-3281-8201)
▼対象書籍:『人生が変わる! 無意識の整え方』 本体1400円+税
主催
主催:八重洲ブックセンター 協賛:ワニ・プラス
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私の好きな藤平信一さんと同じ本に載るんですね!
藤平信一さんの本が好きで、よく読んでいます。
それに無意識の整え方なら、きっとINAさんなら素晴らしい言葉を語れるはず!
本買いますね。ヽ(=´▽`=)ノ おめでとう!
ドグドグ~!
そうなんです。藤平信一さんの対談部分も、深い身体の知恵に満ちていてとてもおもしろかったですよ。
お父様の藤平光一さんが書かれた<中村天風と植芝盛平 氣の確立>(幻冬舎文庫)という本を読んで、中村天風・植芝盛平のすごさに改めて感じ入ったものでした。ああいうすごい人と同時代に生きていたお父様の藤平光一さんの時代というのはどういうものだったんでしょうね!
藤平信一さんも、王さんの一本足打法の指導をされたり、プロスポーツ選手の指導をされたり、全世界で合気道の指導をしていてすごいお方です。
対談本、きっと楽しめると思います=!!!(^^
また感想聞かせてくださいませー。
心と体の話で「心身一如」や「診察や治療で体に触れるときには心に触れている」など心に響きました。
人と話すときは、相手の体の一部である耳や目とつながる心に届くように、穏やかなあたかい声と柔らかい物腰を心がけますね。
自然と心と体と区別なく、混然一体となる境地になったとき、とても居心地が良いです。
まさに、いなさんの話がしみじみとわかります。
他の対談の方々の話も大切に読みますね。もったいないのでゆっくり何度もかみしめて読んでいきます。
コメントありがとうございます。
対談本を購入いただき、嬉しいです!
みみさんのおっしゃるような<とても居心地が良い>感覚、というのが、やはり自分の身体感覚として極めて重要ですよね。
自分も、他者のからだと対話しつつも、常に自分のからだと対話して、いま何をすべきか自分の体に聞いているところがあります。
他の対談の方々の話もとても面白いですよ!
お読みいただき、本当にありがとうございました!!!Amazonのレビューも、好意的なレビューで嬉しく思っています。