沖縄県はその昔、琉球王国として栄えた国でした
当時は中国の従属国で、新しい国王が決まると
中国からの使者(冊封使)を迎え、任命の儀式を受けなければなりませんでした
使者団は500名から600名からなり、半年〜9ヶ月も琉球に滞在していたんですよー
その間、琉球王朝時代は5日おきに小宴会、10日おきに大宴会を催し、彼らをもてなしたそうです!
そのため、琉球から食材がなくなるほどだったとか
昨夜は、そんな冊封使達が食べていた料理をいただきました
研究者の鄔揚華氏が600年の時を超えて、不明だった御冠船料理を復元
文献には食材しか書かれておらず、料理法は記載されていないそうです
それでも、明や清時代の文献読み解き、料理法を確立
多くの協力を得て、今回の復元に至りました
鄔さんの話も面白く、琉球王朝時代に一瞬タイムスリップしたようでした
さあ、いよいよ宴の始まりです♪
前菜はお漬物
食事は五膳(段)に分けられて出てきます
初段は点心とスープです
黄米糕(甘い餅菓子)とツバメの巣のスープ♪
二段は、子孫繁栄の意味がある瓢箪型に形を整えたアヒルと鹿のアキレス腱
そして点心の千重糕 (肉まんの皮みたいなのにドレンチェリー)
八仙葫芦
鶴鹿同春 千重糕
三段はジュゴンに見たてた和牛料理です
人魚嬉水
四段 上に載ってるのは内臓
下に埋れていたカヤ芋がおいしかった! 中華ちまきの味だったよ^o^
五香羅漢
金魚、かわいい(^∇^) 年年有魚
豚足 中にミンチみたいなのが入ってた
千手天蓬 顔になってる!味はちょっと苦手でした;^_^A
五段はあっさり味の鶏肉から
鳳帰山川
続いて、美しい和え物サラダ 普天同慶
ガオー! 蒸魚でござるー!
宮門献魚
ウケる〜(≧∇≦)
お腹がはち切れそうな程いっぱいなのに、さらにご飯と最後のスープが!
いやいや、本当の最後はこれからです
実はここまではお酒を飲まずに食事を堪能し、これから酒宴となるそうです
そのためのおつまみが出てきました!
果物やナッツ類は嬉しいけど、さらに肉なども出てきたよ
揚げ物も…
これはレンコン 意外に甘かった!
昔はお酒とおつまみを楽しみながら、詩を詠んだそうです
恐るべし、古代人!
琉球と中国の交流の証である琉球の満漢全席、御冠船料理を食べ、琉球ロマンに浸った夜でした^ - ^