ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

To be,or not to be.

2011-03-19 | Weblog
タイトルの日本語訳はあまりにも有名ですな。
「生きるべきか死ぬべきか」……「ハムレット」の一節ですが。
坪内逍遙訳以来、さまざまな訳があったらしいです。


本日も被災地の様子はテレビの向こう側にしか知ることができない状況ですが。
被災地ドロという不謹慎な輩が出没しているらしいですな。
避難所に避難民を装ってもぐりこんだり。
倒壊家屋にもぐりこんで、金目の物を漁ったりするんだとか。
ワタクシメ棲息地にも義援金詐欺というもんが発生していると聞き及んでおります。


誰かマントルの奥深く沈めてしまえそんなやつら(ぼそ)。


けれど、これが生死にかかわるような状況だったらどうだろう。
避難所によってはまだ食糧もろくに届かない所もあるとか。
もし、盗んで生きるか、餓えて死ぬかのどちらかを選ばなければならなくなったとしたら。
気分はハムレットというよりも『羅生門』の下人であろうか。


素直に食糧の届くのを飢え死に寸前までおとなしく待つか。
それとも、人の物に手を掛けるか。


ワタクシメ「うちだったら、鳩や鴉をとっつかまえてさばいて食べてでも生きるよね!」


おかんさま「あたしだったら、蓬を摘みに行くわよ!」


……いやそこでウケながら納得されるのもなにやらせつないもんがあるんですが。





無駄に豊富なサバイバル知識は実存と倫理の観念を蹴倒す。
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コメント
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