ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

あわせる。

2010-10-03 | Weblog
久しぶりにカレーなんぞを作成。
箸立てが目の前にあると、スプーンが添えてあっても箸でカレーを食べようとするBooじーちゃ。
当然、食べ汚しも増えるとあれば、なかなか作ろうという気にもなれんのだが。
ちょっと気まぐれ。


じゃがいもだけではなく、南瓜も投入してみた。
ややうらなり気味の南瓜は煮込んでも崩れないので、人参感覚で使うことができるのだ。


できあがった熱々のルーを玄米ごはんにかけて食す。
添えるのは福神漬け……ではなく。菊芋の味噌漬けだったりする。
芋と名前はついているが、この夏の猛暑で地下茎は太らず。
「…………ヒモ?」な外見だったりするが、味は変わらない。
じっくりと一年ぶりな味覚を堪能していたら。


とっくに皿を空にしてましたBooじーちゃ。


かきこみ食べというのが、認知症特有の症状であるらしいというのは、拙ブログでも何度か取り上げたところであるが。
その食べ方たるや、早くたいらげねばかっさわらわれるぞ的胃袋直通エクスプレスだったりする。
誰も盗らん、ちゅーに。


おかんさま「Booじーちゃ!周りの人は誰も食べ終わってないでしょ!あわせない!」


ゆっくり食べるよう促すのはわけがある。
噛みもしないで胃袋に流し込むようでは、ただでさえ老化で消化能力も低下している胃にさらなる負担をかけることになるからだ。
誤嚥性肺炎の心配もある。


んが、本人はまったくの馬耳東風。


Booじーちゃ。「おまんらがおれに合わせない!」


けろけろと笑って屁理屈をのたまうBooじーちゃ。
今度は噛まないと飲み込めないような、でっかい塊にしてつみれ汁なぞ作っちゃろうかしらん。





ネタが連日Booじーちゃ。
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