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うりゃの映画あれこれ

貴君の好物を私も好きとは限らない。同様に私の好物を貴君は嫌いかもしれない。ひとそれぞれ。
主にレンタルDVDで鑑賞。

散歩する惑星

2006年06月29日 | 変り種ムービー
★★★  散歩する惑星 2000年 スウェーデン

これ、ずっと見たかった。

「絶対寝る!!!」って聞いて、それじゃあ見てやろうじゃないか、と。(変人)
・・・・・・確かに。 眠い時や気が短くなっているときは見ないこと。つまり、例によって「珍品が見たい!」という人以外は見ないように(笑)。

カンヌ国際映画祭(2000年)で審査員賞をもらってますが、あの「カンヌ」ですから押して知るべし。

監督はコマーシャル・フィルムの鬼才、ロイ・アンダーソン。 すべてアナログ撮影、すべてセット撮影で4年かけて撮影したそうな。 「とある惑星」という設定と知らなければ、「北欧の街ってこんなかなぁ・・・でもなんかヘンだわ。行ったことないから分からないけど。。」と感じるであろうビジュアル。 不安な感じがするのだ。室内も屋外も妙にそっけなくて。

街に異常な交通渋滞が生じている。それは、すべての人が現状に絶望し、ここから逃げ出そうとしているかららしい。

普通のおじさんや爺さんたち(本職の役者でなく実際に素人)が、なぜか白塗り化粧の顔で淡々と嘆く、理不尽なリストラ、失敗した商売、子供の不幸。無意味な生贄。不幸な長寿。突然現れた古い亡霊すら、何をしてもらいたいのか言えずに、ただただ付いてくる。

退屈な会議の最中に「向こうのビルが動いている!!!」とパニックになる老中年ビジネスマンたち。このとき本当にモンティ・パイソンみたいに建物がゴゴゴゴゴ・・・・・と動いてくるかと、ちょっと期待してしまった私 。
もちろん?そんな派手なシーンは、ない。

じっとしているシーン多いです。黙っているシーンも多いです。たまに「オッ!」と驚かされます。話の運びはいつも唐突です。
悲喜劇なんだけど、爆笑せず大泣きもせず。クスッと笑って、しんみり泣かせる。
個人的にはキライじゃないけれど。 
DVDやビデオで見た場合、途中でやめずに最後まで見る人は100人中何人かな。

  (2006年6月29日)


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