NINE (2009年 アメリカ 118分)
短いCMだけを見て「なんか豪華そうなレビューショウ?」と思って借りた。
役者の顔ぶれも好みの線だったし・・・・・・
見始めてじきに、フェリーニ監督の自画像映画『8 1/2』の翻案ミュージカルであることに気がついた。
ああ、しまった。。。『8 1/2』は苦手なんだった。。。
だって、『8 1/2』の主人公ったら、マザコンで女にだらしなくてグズグズと現実逃避・・・(詳しくはもう忘れちゃったけど(^^A;)
それでも主人公グイド役のダニエル・D=ルイスは昔から好きだし。(歌います。)
私の永遠の憧れ、ソフィア・ローレンも出てるし。(グイドのママ役。歌います。)
英国王室から「Dame(デイム)」の称号を賜ったジュディ・デンチ(007“M”)も堂々と歌って踊る!!
(ソフィアもジュディも昭和9年生まれですよーーーー!!!)
他の若手(?)女優も全員30代半ば以上なことを考えると、油がのった貫禄の女優陣をそろえたといったところか。
しかし、スペインの花、ペネロペ・クルス。エロティック・ダンスはスゴイけど年齢を考えると「まだこの路線やるか?」という感じ。
自信あふれる歌い方のマリオン・コティヤール(妻役)と、ド迫力の歌手ファーギー(娼婦役)の『ビー・イタリアン』、それから意外にもケイト・ハドソン(記者役)の歌がいいです。『シネマ・イタリアーノ!!!』
ニコール・キッドマンはちょっと色気不足。この人は怖い役のほうがいい。
と、まあこのように豪華絢爛な顔ぶれが順番に歌ったり踊ったりというだけの・・・・・ふにゃ~~。
私、レビューショウは大好きなんですけど。(宝塚よりも今は亡きSKD。)
※ しかし、イタリア男独特の苦悩はイタリア語で見たいもんだニャ。