うりゃの映画あれこれ

貴君の好物を私も好きとは限らない。同様に私の好物を貴君は嫌いかもしれない。ひとそれぞれ。
主にレンタルDVDで鑑賞。

ウルヴァリン:SAMURAI

2014年02月02日 | 洋画コメディ
ウルヴァリン:SAMURAI (2013年 アメリカ 原題:THE WOLVERINE)

ヒュー・ジャックマン主演アクション。マーベル・コミックの『X-メン』シリーズの6作目。
アメリカ人は相変わらず原子爆弾をただ『とても大きな爆弾』だとしか認識してないのが分かる描写の長崎への原爆投下から始まる。「いきなりそこで腹切るぅ?」とかもあり、しょっぱなから噴飯ものだが、噴飯はこれで終わらない。ロケ地を知っていると移動や場所のつじつまが合わなく見えるのは仕方がないが(東北新幹線に乗って広島に着いたーーとか色々w)、パンタグラフがない新幹線の動力源はなんだろう??とか日本では護衛がマシンガン剥き身でぶらさげたら銃刀法違反で捕まるよーーとか、「まあーー奇抜なお葬式ですこと!」とか、ミュータントより強いかもしれないヤクザとか、まあこれはSF映画だしな。パラレル・ワールドの日本が舞台のSFコメディ・アクションだと思って見るのが一番だな!!ガンダムみたいな武者アームスーツも出てくるし~。ただ、誰もSAMURAIじゃなかったね。富豪もその息子(真田広之)も我欲に囚われてるし、ウルヴァリンも過去の悩みで悶々だし(笑)。

アクション担当ヒロインの福島リラ(モデル出身)がいい。寸が詰まった平べったい顔だが海外では流行りの「ドール顔・アジア風」なのだろう。騒動の元である富豪の孫娘役ヒロインのTAO(日本人。これもモデル出身)は・・・台詞ヘタだな(笑)。

ジャックマンとTAOがパチンコ屋に逃げ込むシーンもあり、松田優作の遺作であるハリウッド映画『ブラック・レイン』(1989年)を思い出し、久しぶりに見直した。主役のマイケル・ダグラスやアンディ・ガルシアよりも高倉健や松田優作の演技が光る名作ね。『ブレードランナー』な大阪が主な舞台で日本描写もほとんどちゃんとしてるしね。リドリー・スコット監督。







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