やっとのことで書き上げました。見たDVD一年分っ
誰がこんなもの読むんだよ、と思いつつ。。。暇で暇でしょうもない時にどうぞ。
アニメシリーズとTVドラマシリーズのほとんどは省きました。
動画配信で見たものも省きました。(←何見たか覚えてないし。)
それ以外にも昔見たのをまた見たのとかもありますが、それも省略。
あんまり多いので4つにわけました。並び順は見た逆順なので意味はない。
まずは、邦画・アニメ・アジア映画から どうぞっ
■舟を編む (2013年 日本)
三浦しをんの同名ベストセラーを映画化した感動ドラマ。松田龍平主演。共演はオダギリ・ジョー、宮崎あおい他。
「辞書とは言葉の海を渡る舟である」
私は幼少の頃から夢の中でも本を読むほど活字中毒だった。
バブル経済のころ何が幸せだったかって、本を好きなだけ買えたのが一番幸せだったなとビンボーな今、振り返る。
辞書も、広辞苑・漢和・英和・和英・ドイツ語etc.と積み上げていたもんだ。今はすっかりネット辞書依存になってしまったけれど、並んだ単語を次々に読んでいく遊びをするには紙の辞書でないとね。
これは、そんな紙の辞書『大渡海』をつくる編集者の苦闘の15年間の物語。
松田龍平はいい役者になった。16歳でのデビューは早すぎたんじゃないか。
狂気を秘めたような役よりも、不器用だけど真摯な本作の主人公や、『あまちゃん』のミズタクや『探偵はBARにいる』の飄々とした高田役が個人的に好き。
■グランド・マスター (2013年 香港 原題:一代宗師)
宣伝のようなアクション活劇ではなく、この時代の格闘家達の群像劇だ。もちろん対決シーンは多い。
最低限、葉問(イップマン)が誰だか知っているカンフー・ファンで、なおかつ ウォン・カーウアイ監督作品が好きであれば良品。
出演はトニー・レオン、チャン・ツィイーほか。カーウアイ監督らしい情景描写がかっこいい。
■相棒シリーズ X DAY (2013年 日本)
このシリーズの劇場版は、こういうスピンオフのほうがいいような気がする。
■大鹿村騒動記 (2011年 日本)
主演の原田芳雄はこれが遺作となった。
長野県下伊那郡大鹿村の大鹿歌舞伎を舞台とするシニアどたばた悲喜劇。
18年前に主人公の妻(大楠道代)と駆け落ちしたくせに2人で戻ってくる岸部一徳の設定が秀逸!!
■探偵はBARにいる (2011年 日本)
■探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 (2013年 日本)
大泉洋主演、松田龍平共演の大ヒット・ハードボイルド&コミカル・ミステリー。2人ともいい企画をもらいました。ハマリ役といっていいでしょ。龍平の役は松田優作のイメージだね。
往年のTVシリーズ『傷だらけの天使』とか『探偵物語』のような、軽くて無茶でアクションありの探偵ものというのはしばらく無かった気がします。
ただし、2作ともお子様の観賞は不可だよ。
■河童のクゥと夏休み (2007年 日本アニメ)
いい話です。
ところでラスト。どこへ行ったかわかってるんだかから、会いに行けるじゃん。
■図書館戦争(2013年 日本)
■図書館戦争 革命のつばさ (2012年 アニメ)
原作がよく出来てるからね。アニメも実写版もまあまあ面白かったよ。
だれか同じ原作者の「海の底」をアニメ化してくれーー
(実写は無理)
■攻殻機動隊ARISE 1 (2013年 日本アニメシリーズ)
SACシリーズより前の話となるのでタチコマはいない。
絵柄も声優も変わったが、全7作予定なので先が楽しみである。
■僕達急行 A列車で行こう (2011年 日本)
森田芳光監督のオリジナル脚本であり遺作となったほのぼの系ドラマ。
細部にいたるまで鉄道趣味でいっぱい。ニッポンの町工場の技術力も描かれます。
旅先で知り合い意気投合した鉄オタ青年2人それぞれの仕事と恋模様を松山ケンイチと瑛太が演じる。
この2人じゃちょっとカッコ良すぎか(笑)。でも、それだから一般人でも大丈夫か。
鉄道趣味は2人の身を助けます。
私もある種の鉄オタだが、利点は『ダンナの仲間にウケる』、くらいかなーー。(^^A;
■ライジング・ドラゴン (2012年 香港・中国 原題:十二生肖)
ジャッキー・チェン最後のコミカル・アクション大作と宣伝。
なつかしのパターン満載、と言うか 残念ながらあれもこれも詰め込み過ぎの時代遅れの娯楽作。
蛇足:「十二生肖」とは競売差し止め訴訟で話題になった、円明園十二生肖獣首銅像のことでしょうけれど、中国のメンツ以上の価値はないそうですな。英仏軍が略奪したわけでもないし。
■導火線 FLASH POINT (2007年 香港 原題:FLASH POINT)
ドニー・イェンの超絶アクション。刑事マーは逮捕のたびに相手にケガをさせる熱血漢。卑劣な犯罪がマーの正義感に火をつける!!ってなとこかな。
とにかく全面アクション。 ファン向け。
■ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝 (2011年 中国 原題:龍門飛甲)
ツイ・ハーク監督とジェット・リーが14年ぶりに組んだ冒険活劇。
時代は明で、1992年の『ドラゴン・イン/新龍門客棧』の後日譚という設定だが、まあこの手の映画は時代設定とかそんなことはあまり重要ではなく(笑)
いやっちゅうほどの格闘アクションまたアクション、を楽しむものでございます。
■トレジャー・オブ・エンペラー 砂漠の秘宝 (2009年 台湾 原題:TREASURE HUNTER)
ジェイ・チョウ、リン・チーリン共演による秘宝争奪・無国籍アクションアドベンチャー。
この2人が好きならどうぞ。(好きなら好きで不満があるらしいけど)
■イップ・マン 序章 (2008年 香港 原題:葉問/IP MAN)
■イップ・マン 葉問 (2010年 香港 原題:葉問2/IP MAN 2)
見よう見ようと思っててやっと見た、ドニー・イェン主演作。
ブルース・リーの師匠として知られる実在の武術家イップ・マン(葉問)の伝記アクション。序章は日中戦争中なので日本陸軍が悪役です。まあ、ある程度はしかたない。
「2」のほうは戦後の香港なので英国人が悪役です。そのへんは割り切って見て下さい。
■桃さんのしあわせ(2011年 中国/香港 原題:桃姐/A Simple Life)
香港の金持ちの家に子供の頃から60年も住み込みメイドとして働いてきた桃(タオ)さん。雇い主家族の中で今でも香港で暮すのは独身で映画製作者のロジャーだけ。寡黙に母のようにロジャーの面倒をみる桃さん。しかしその桃さんが脳卒中で倒れ、仕事をやめるという。やめても今さら桃さんが行く場所はない。ロジャーは老人ホームを探し「義理の息子」として桃さんに恩返しを始める。
決して使用人としての立場を超えない控えめな桃さん(ディニー・イップ)。自分を育ててくれたのは桃さんだったことを思い知るロジャー(アンディ・ラウ)。ふたりとも優しい心をもつ人だから、ひっそりと泣かせる話となる。
製作者の実体験が元だそうだが、普通はこうはいかないんだろうなーーー
■のぼうの城 (2011年 日本)
狂言師、野村萬斉主演のエンターティメント時代劇。面白かった。
秀吉が天下統一を目前に唯一落とせなかった忍城の成田長親は領民から「のぼう様」(でくのぼう)と呼ばれ慕われる変わった男。降伏をせまる石田光成の軍2万人。対する忍城は農民ふくめて3000人。突然に徹底抗戦を決めた城主代理の長親にあきれながらも、「しかたないなーー」と戦略を練る配下の男たちがいい。(佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴ほか)
■白蛇伝説 (2011年 香港 原題:白蛇傳説)
伝奇ファンタジー・アクション。
白蛇の妖怪が薬草採りの人間青年に恋をして結ばれる。妖怪の知恵を薬草に活かして幸せに暮らしていたのに、妖怪退治の高僧があらわれて大バトルに。
この野暮な坊主役がジェット・リーです。この野暮天がぁっ
■大統領の理髪師 (2004年 韓国 原題:孝子洞理髪師)
私が韓国人俳優の中で唯一好きな、庶民顔の演技派ソン・ガンホ主演。
1960年代の韓国。大統領官邸がある町で理髪店を営むごく普通の男、ソン。
とある事件がきっかけで大統領(朴正煕がモデル)専属の理髪師に選ばれ、ただの床屋がいやおうなく権力の世界に巻き込まれる。
軍事政権に翻弄された庶民の悲劇と家族愛をコミカル且つシリアスに描くこの映画の主役にソン・ガンホ以上の役者がいようか。
■ザ・レイド (2011年 インドネシア 原題:THE RAID:REDEMPTION)
宣伝文句は『10年に1本のアクション映画! 強すぎ!殺りすぎ!敵多すぎ!!』
“シラット”という伝統武術をフィーチャーしたインドネシアのノンストップ・バトル・アクション。
麻薬王が支配する高層アパートに強制捜査に入ったSWAT隊と、各階で待ち受ける無数のギャングとの死闘を、多彩かつハードなアクションとバイオレンス描写で描く。
壮絶すぎ!!(^^A;
■おおかみこどもの雨と雪 (2012年 日本アニメ)
『サマーウォーズ』の細田守監督によるファンタジー・アニメ。
オオカミの血を引く姉弟。姉は人間社会に順化し、弟は本能に従う。母親は人間なだけに姉弟が逆のほうが面白かったかも。
■天地明察 (2012年 日本)
原作は冲方丁の2010年本屋大賞受賞作。江戸時代に日本独自の新しい暦を作成した実在の人物、安井算哲の物語。主演は岡田准一。妻役に宮崎あおい。映画はたいへん面白かったです。
■グスコーブドリの伝記 (2012年 日本アニメ)
宮沢賢治の短編童話を名作『銀河鉄道の夜』のスタッフがアニメ化。
当然、登場人物は猫の姿で描かれる。ファンタジーアニメとしては非常に綺麗だ。
しかし見ていて原作の『思い』との違いが強く感じられた。もう一度見直さないとどこがどう違うか覚えてないのだが、「ちがうっ。それじゃあ違うのよ。」と思いながら見ていたことは記憶している。
■レンタネコ (2012年 日本)
「かもめ食堂」の荻上直子監督。市川実日子主演のハートウォーミング・ストーリー。「ネコのやさしさで埋められない心の穴ボコなどありはしない」と『貸し猫』屋を営む女性の、まあ一種のファンタジーだな。
■るろうに剣心 (2012年 日本)
維新後の“人斬り抜刀斎”を描くコミック原作なので主役の佐藤健の少々とぼけた言動が笑えるが、なによりも殺陣アクションがよく設計されていて、見ごたえのあるアクション活劇になっていた。派手である(笑)。
■フレンズ もののけ島のナキ (2011年 日本アニメ)
児童文学『泣いた赤おに』をベースにしたファミリー向けファンタジー3DCGアニメ。良かったですよ。
■王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 (2010年中国/香港 原題:狄仁傑之通天帝國)
ツイ・ハーク監督。唐王朝時代に実在したというディー判事を主人公とした探偵小説シリーズから映画化したミステリー・アクション時代劇。主演はアンディ・ラウ。面白かった♪
■ももへの手紙 (2012年 アニメ)
沖浦啓之監督、Production I.G製作のファミリー向けアニメ。なかなかいいですね。
その1 おしまい。