うりゃの映画あれこれ

貴君の好物を私も好きとは限らない。同様に私の好物を貴君は嫌いかもしれない。ひとそれぞれ。
主にレンタルDVDで鑑賞。

はじめに。

うりゃ本部での「映画あれこれ」と、 ブログ「ばちかぶり日記2」で書いたぶんを
2008年11月1日、全部このブログに移行しました。

※ すべて原語+字幕で見ております。日本語吹替の評価はしません。
※ マイナー映画や世界各国の映画をもっと見よう!! グローバル文化は「文明」であって「文化」にあらず。

唐突ながら2018年のベスト。

2019年03月29日 | 色々、まとめ書き。
振り返れば5年もほったらかしのブログ。
唐突ですが、昨年(2018年)見た中で良かったものだけ書いておきましょ。
順番は見た日付順です。

●「ジョン・ウィック:チャプター2」
キアヌ・リーブス主演。伝説の元殺し屋を描いたアクション映画の続編。第1作は2014年の「ジョン・ウィック」。第3作目も今年公開予定とか。
アクションのキレの良さもさることながら、裏社会の掟や殺し屋の武器その他調達システムとかもオタク的にスタイリッシュ。

●「バーフバリ 伝説誕生」 &「バーフバリ 王の凱旋」
インド映画。スペクタクル・アクション巨編2部作。
かっこいいとはこの事だ!!!!
画面構成構図がいちいちパーフェクト。
ほれぼれする映像美であります。絶対にオススメ。



●「キングスマン」&「キングスマン:ゴールデンサークル」
イギリス製の娯楽スパイアクションとその続編。
コリン・ファースにマーク・ストロング、マイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソンなどなど私が好きな俳優がぞろぞろ出演。

●「グレイテスト・ショーマン」
大ヒットしましたね。
髭女役のキアラ・セトルが歌う"This Is Me"のシーンは何度見ても圧巻。



●「デッドプール2」
マーベルなのに下品で自己チュー無責任ヒーロー、最高!!(笑)
見るならもちろん最初の「デッドプール」からどうぞ。自虐ネタ映画ネタ満載。

●「ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ」
伝説のTVシリーズ「ツイン・ピークス」。あれから四半世紀以上が経過しました。
まさかの続編は規制がゆるいケーブルテレビ用ということで、デヴィッド・リンチ&マーク・フロストやりたい放題。彼らに全17時間の映画を撮らせたらこうなる、という作品。
途中「わけわからん!!」と叫びながらも止められない、そんな生粋のファンだけが完走できます(笑)。私はもちろん完走したあげく「わあああ、やっぱりわかんない終わり方!!」と、いつものデヴィッド・リンチを堪能したのであります。マゾかっ。。。

●●●
こう並べてみると、第一位は「バーフバリ」2部作かな。
今年になってから予備知識なしで見たインド映画「マガディーラ 勇者転生」。おお、典型的インド映画だけど面白いじゃないか、かっこいいじゃないかと思ったら、「バーフバリ」のS・S・ラージャマウリ監督が2009年に撮ったものでした。
私の大好物のコミカルなゾンビ映画は6年前に見た「ゾンビ革命 -ファン・オブ・ザ・デッド- 」以後、傑作に出会えずにいます。どれもこれもイマイチ・・・
え?邦画の「カメラを止めるな!」? ああ、あれは「ゾンビ映画を撮る話」でしたから、見てガッカリ。それよりも、邦画なら大泉洋主演の「アイアムアヒーロー」(2015年)は良く出来ていましたね。


2013年まとめ書き その3(SF&ファンタジー映画)

2014年01月06日 | 色々、まとめ書き。
やっとのことで書き上げました。見たDVD一年分っ
誰がこんなもの読むんだよ、と思いつつ。。。暇で暇でしょうもない時にどうぞ。
アニメシリーズとTVドラマシリーズのほとんどは省きました。
動画配信で見たものも省きました。(←何見たか覚えてないし。)
それ以外にも昔見たのをまた見たのとかもありますが、それも省略。
あんまり多いので4つにわけました。並び順は見た逆順なので意味はない。


第3弾はSFとファンタジー映画です。(ホラー系を除く)


■パシフィック・リム (2013年 アメリカ 原題:PACIFIC RIM) 
すべての年齢の日本男子とオタク女子におすすめなSFロボット・アクション大作。
見よっ。
ああ、ギレルモ・デル・トロ監督大好きだーー♪♪

■REAPER/デビルバスター (2007年~2009年 アメリカTVシリーズ)
生まれる前に両親が悪魔と契約して自分の魂は売られてた!?なんて仰天の境遇のさえない青年サム。悪魔の下働きとなり、地獄からの逃亡者を送り返すデビルバスターとして職場仲間とジタバタと奮闘する。
ぽちぽちと見てるので、まだSeason1の途中までなんだが、悪魔役が『ツイン・ピークス』のローラの父ちゃん役レイ・ワイズなんで、なんか気に入っちゃって(笑)

■オブリビオン (2013年 アメリカ 原題:Oblivion)
トム・クルーズ主演SF映画。SF映画好きなら見始めてじきに「ああ、これはアレとアレのパクリでしょ。」とわかる。 トムもいい年なんだから、かっこいい主役独占はもうやめればいいのに。

■ミスター・ノーバディ (2009年 フランス/ドイツ/ベルギー/カナダ 原題:MR. NOBODY)
人類が不老不死となった2092年。ただひとり死ねる男が老衰で亡くなろうとしていた。彼が回想する過去。人生のいくつもの選択のおりに、「もしもあの時違うほうを選んでいたら。」 その違う人生の可能性を12通りも描きだす。
映像もかなり凝っているのだが、どうも私は乗れず。

■LOOPER/ルーパー (2012年 アメリカ 原題:LOOPER)
ブルース・ウィリスとジョセフ・ゴードン=レヴィット主演アクション。
未来から送り込まれる暗殺対象者を到着と同時に殺すルーパー。ある日、送り込まれたのは未来の自分だった。
未来の自分がブルース・ウィリス。よく似た現在の役者は誰?と思ったら特殊メイクで似せてるんですね。よう似てるわ。
出来は普通かな。

■アイアンマン3 (2013年 アメリカ 原題:IRON MAN 3)
このシリーズ、好きなんです。

■オズ はじまりの戦い (2013年 アメリカ 原題:OZ: THE GREAT AND POWERFUL)
『オズの魔法使い』の大魔術師の若き日。オズの国に来た頃の話となる。
アメリカでは「オズの魔法使い」シリーズは基本中の基本らしいので、一応知ってるレベルの日本人とは当然思い入れが違うわけですよね。
サム・ライミ監督。主演はジェームズ・フランコ(どんな役もやるねぇ、この人)。

■クラウド アトラス (2011年 アメリカ 原題:CLOUD ATLAS)
元は兄弟だったウォシャウスキー姉弟監督作品。
19世紀から24世紀までの6つの時代の話を同じ役者が性別も人種も役柄を変えて同時進行で描く、ドラマありコメディありの壮大な輪廻転生の物語。
・・・とはいえ、仏教があり手塚治虫の「火の鳥」もある日本人には特に目新しくもないテーマな気がする。
それから、白人が特殊メイクで東洋人になるのは・・・無理?? ふやけたキアヌ・リーブスみたいになってたのは誰だったっけか(笑)。
ペ・ドゥナは可愛い。
ベン・ウィショーって他の映画でもちょっとアレな役柄が多いなと思っていたら本当にゲイだったんですねぇ(昨年、同性婚を公表)。ヒュー・グラントはどんなに顔や体型を変えていても動きでわかる(笑)。

■アン・ハサウェイ 魔法の国のプリンセス(2004年 アメリカ/アイルランド/イギリス 原題:ELLA ENCHANTED)
10年前のアン・ハサウェイ主演ロマンティック・コメディ。
生まれた時に「服従の魔法」を妖精にかけられた姫さま。誰かに命令されたら反射的に従ってしまいます。低予算ながら可愛い話。
劇中、みんなでQUEENの「Somebody To Love」を歌うシーンがあります。なかなかです(笑)
ナレーションはエリック・アイドル!!♪

■白雪姫と鏡の女王 (2012年 アメリカ 原題:MIRROR MIRROR)
豪華絢爛でコミカルな『白雪姫』。面白い!!
数々の独創的な衣装は石岡瑛子の遺作となったもの。南無。
邪悪な継母役をジュリア・ロバーツが実に楽しそうに演じている。白雪姫はフィル・コリンズの娘のリリー・コリンズ。さっさと夫を殺して権力を欲しいままにする女王。しかしその散財で国庫は破たん寸前、民衆は疲弊。女王は若返りに励んでお金持ちの若い王子と結婚しようと計画するが、王子はなんと継子の白雪姫に一目ぼれ。 城を追われ現実を知った白雪姫の反撃が始まる(笑)。ラスト唐突に「インド映画かよ!」となったが、そういえばターセル監督であったな(^^A;

■アイアン・スカイ (2012年 フィンランド、ドイツ、オーストラリア 原題:IRON SKY)
フィンランドの奇才ティモ・ヴオレンソラ監督。WW2で敗走したナチスの残党が月の裏側で地球侵略の準備を進めていた!!という奇想天外な設定で描く風刺コメディ、SF仕立て。サラ・ペイリン似のアメリカ大統領、むちゃくちゃ。

■OZ アウター・ゾーン (2007年 アメリカ 原題:TIN MAN)
「オズの魔法使い」をベースにしたファンタジー・アドベンチャー。ミニシリーズの編集版ということで、お話が飛ぶのが難点。
しかし主役が我らがトリリアン(『銀河ヒッチハイクガイド』)、ズーイー・デシャネルだったのが個人的にうれしかった(笑)。

■トータル・リコール (2012年 アメリカ 原題:TOTAL RECALL)
フィリップ・K・ディックの短編『追憶売ります』をシュワちゃん主演で1990年に映画化した「トータル・リコール」のリメイク。
ハリウッドもそんなにネタがないんでしょうかねぇ。(泣)
前のより派手ではあるけれど、リメイクゆえに印象は薄い。その中で主人公(コリン・ファレル)を殺しに追ってくる偽装妻(ケイト・ベッキンセール)がめちゃ強くて怖いですw

■アベンジャーズ (2012年 アメリカ 原題:THE AVENGERS)
マーベル・コミックのスーパー・ヒーロー大集合。派手ですな。『アイアンマン』は好きだけど、マーベルのソー(トール)とかロキとか北欧神話起源のキャラはなぁーー。ひとんちの神話の神様を勝手にヒーロー&単純悪役にするのはどうかと思うんだが。

■メン・イン・ブラック 3 (2012年アメリカ 原題:MEN IN BLACK III)
好きなシリーズだし、それなりに面白かったけどトミー・リー・ジョーンズの出番が少ないのが不満。


その3 おしまい。

2013年まとめ書き その2(洋画ドラマ、アクション、コメディなど)

2014年01月06日 | 色々、まとめ書き。
やっとのことで書き上げました。見たDVD一年分っ
誰がこんなもの読むんだよ、と思いつつ。。。暇で暇でしょうもない時にどうぞ。
アニメシリーズとTVドラマシリーズのほとんどは省きました。
動画配信で見たものも省きました。(←何見たか覚えてないし。)
それ以外にも昔見たのをまた見たのとかもありますが、それも省略。
あんまり多いので4つにわけました。並び順は見た逆順なので意味はない。


第2弾は洋画ドラマ、アクション、コメディなど。玉石混交バラバラです。


■カルテット! 人生のオペラハウス (2012年 イギリス 原題:QUARTET)
マギー・スミスほか名優わんさかの脇を本物の音楽家たちで固めた「音楽家たちの老人ホーム」の舞台劇の映画化。監督はダスティン・ホフマン。英国映画なのにあまり毒もなく、たわいない顛末。

■トエンティマン・ブラザーズ (2002年 オーストラリア 原題:THE HARD WORD) 
んーー ちょっと期待したけどイマイチでした。

■ 卵 (2007年 トルコ/ギリシャ 原題:Yumurta)
これ、3部作なんですよね。しみじみするけど、ほかの2作も見ないとなんとも言えぬ(^^A;

■ネコのミヌース (2001年 オランダ 原題:MINOES)
突然ヒトになってしまった雌猫ミヌースと内気な新聞記者ティベの可愛い物語。元は児童文学だが、色彩は綺麗だし猫がいっぱい出てきてしかも話すし♪

■ヤコブへの手紙 (2009年 フィンランド 原題:POSTIA PAPPI JAAKOBILLE)
人里離れた家に住む盲目の老司祭ヤコブと、意思に反して恩赦で釈放された元終身刑女性レイラ(のしのしと歩く中年女)の静かな、ほぼ2人芝居。無愛想なレイラの厭世感と、老司祭の急速な衰えからどうなることかと思いきや、最後に2人ともに救いが。
キャッチコピー「北欧フィンランドから届いたやさしくてあたたかい手紙の物語」とかDVDパッケージの柔らかい雰囲気とかは、売らんかなの目くらまし。そんな ヤワな話じゃないからねっ。

■異人たちの棲む館 (2012年イタリア 原題:Magnifica presenza)
俳優志望のヘタレ青年と彼が借りた部屋に棲みついている幽霊たち(死んだことに気づいてない)とのヒューマンコメディ。背景にあるのは第二次大戦当時の傷。

■天使の分け前 (2012年 イギリス/フランス/ベルギー/イタリア 原題:The Angels’ Share)
左派で知られるケン・ローチ監督としては軽めのコミカル系。劣悪な環境で育った青年の人生建て直し計画は成功するか?!いやあ、いい話だーー。スコッチウイスキーをタルで寝かせている間に量が自然に減る。その量が「天使の分け前」。富裕層から見ればその程度の金額で貧困層の人生は立て直せるということか。
挿入歌が元気のいいThe Proclaimers の“I'm Gonna Be (500 Miles) ”。
以前、ヴァージンFMでよく流れていました。なつかしいな。

■ハングオーバー!!! 最後の反省会 (2013年アメリカ 原題:THE HANGOVER PART III)
 このシリーズは一番最初の『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』だけにしておくのが最良。あれは面白かったなぁ。

■ラストスタンド (2013年 アメリカ 原題:THE LAST STAND)
アーノルド・シュワルツェネッガー久々の本格主演アクション。
かつてロサンゼルス市警察の敏腕刑事だったレイはメキシコ国境に近い町で保安官として穏やかな生活をしている。ある日、FBIから凶悪犯がそちらへ逃走していると連絡が。
年を嘆きながら最後の砦として部下や協力者を率いてふんばる!!
普通に面白かったね。

■モネ・ゲーム (2012年 アメリカ 原題:GAMBIT)
主演はコリン・ファース。花を添えるキャメロン・ディアス。それに変人の金持ちを楽しそうに演じるアラン・リックマン!!
脚本がコーエン兄弟なので会話の細部が凝っているのだが、だましだまされのコン・ゲーム映画のせいか肝心の主役が本当はどういう性格なのかイマイチはっきりしない。
老舗ホテル(サヴォイ)のホテルマンとの掛け合いと、アラン・リックマンのすっぽんぽんが見どころ(^^A;

■テッド (2012年 アメリカ 原題:TED)
だまされた気分。これって見た目がテディベアってだけで、お話はよくある腐れ縁のろくでなし友人を持つオッサンのドタバタ話じゃないか。しかもエピソードも目新しさがなく陳腐ときたもんだ。

■ツイてない男 (2007年 アメリカ 原題:BOTCHED)
スティーヴン・ドーフ主演のスプラッタ・ブラック・コメディ。強盗をしに行ったはずがあれよあれよと計画が狂い始め、気がつけば猟奇殺人鬼が襲いかかる!!
北アイルランド出身の女優ブロナー・ギャラガーが出てますね。くせ者女優の彼女がただのちょい役で終わるわけないのをお忘れなく(笑)。

■あのバスを止めろ (2007年 イタリア 原題:NOTTURNO BUS)
さえない深夜バス運転手と美人泥棒が400万ユーロの価値を持つマイクロチップ争奪戦に巻き込まれる軽妙なクライム・サスペンス。

■マリーゴールド・ホテルで会いましょう (2011年 イギリス/アメリカ/アラブ首長国連邦 原題:THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL)
優雅な引退生活を夢見てイギリスからインドにやって来た7人の中高年男女。資産を処分して来てみれば、豪華なはずのマリーゴールド・ホテルは改装前のぼろホテル。夢を語る若き経営者青年と生命力あふれる街に圧倒されつつも、それぞれが新しい生き方を模索する。
主演ジュディ・デンチ。共演にビル・ナイ、マギー・スミスほかとベテラン名優勢ぞろい。

■アルバート氏の人生 (2011年 アイルランド 原題:ALBERT NOBBS)
グレン・クローズが自ら製作・共同脚本・主演で映画化した哀しい感動ドラマ。
不況のさなかの19世紀のアイルランド。両親を亡くし生きるために男のふりをして職に着かざるを得ず、堅い殻に閉じこもった孤独な生活を送った女性の苦悩と哀しみ。
グレン・クローズの名演技もあり、本当にせつないお話です。(泣)

■ムーンライズ・キングダム (2012年 アメリカ 原題:MOONRISE KINGDOM)
くせもの監督ウェス・アンダーソン。いつものような鮮やかな色彩とともに、駆け落ちした12歳の少年少女のひと夏の冒険を描く。
脇を固めるのはブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ビル・マーレイら実力派。

■シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年 フランス 原題:COMME UN CHEF)
ジャン・レノ&ミカエル・ユーンの料理コメディ。
三ツ星レストランのシェフ、アレクサンドル(ジャン・レノ)はスランプに陥っていた。
とある場所で、天才的な舌を持ち名シェフのメニューをすべて暗記している青年(ミカエル・ユーン)に出会う。
フランスのコメディってけっこうベタなのが多いんです。好きですけど。

■暴走!ターボ・バスターズ (2010年 オランダ 原題:New Kids Turbo)
■暴走!ニトロ・バスターズ (2011年 オランダ 原題:New Kids Nitro)

おバカな5人のダメ男たち。なんでもありのD級お下劣暴走アクション・コメディ。
オランダ映画ってとこが珍品。しかも、コイツらに金を貸すのがピーター・アーツ本人(オランダ出身のK-1王者)!!!
ニトロのほうは戦う相手がゾンビだったり。(それで見たんだけど)

■人生、ブラボー!(2011年 カナダ 原題:Starbuck)
恋人が妊娠したっていうのに借金まみれのダメ男ダヴィッド。
若い頃に金のために精子バンクにせっせと提供した彼の精子で533人もの子供が生まれていたことが判明して非難の的。
そのうちの1人が有名サッカー選手になっていたことから、正体を隠して子供たちの暮しぶりを見に行くうちに父性愛に目覚めていく、ハートフル・コメディ。
その昔の金の使い道も明らかになり、ああ、ダメ男だけどいいヤツなんだなと。

■ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (2012年 アメリカ 原題:Life Of Pi)
アン・リー(李安)監督はこの作品で2度目のアカデミー賞の監督賞を得た。
動物園の動物たちを乗せた貨物船が嵐で沈没。救命ボートでベンガルトラと漂流する少年の過酷な運命を描くサバイバル・アドベンチャー。
原作を知っていれば『もうひとつの真実』には驚かないが、映像美はすごい。

■ダイ・ハード/ラスト・デイ (2012年 アメリカ 原題:A GOOD DAY TO DIE HARD)
ブルース・ウィリス主演の人気アクションシリーズ第5弾。
過去のツケで長らく疎遠だった息子がロシアで逮捕されている、との知らせでジャックはモスクワへ。災難の始まり始まり。
相変わらず派手ですなーーー。
しかし、でっかい建物の中の致死量の放射能をあっという間に中和する化合物、なんてものが出てきます。お気楽過ぎるっ。実際にそんなもんあったら苦労せんわっ

■シェフと素顔と、おいしい時間 (2002年 フランス 原題:DECALAGE HORAIRE)
ちょと古いので、主演のジャン・レノもジュリエット・ビノシュも若いですなーー。
ビノシュのメイクがやたら濃いのが気になってましたが、それもストーリー上の都合でした。

■ヒットエンドラン (2012年 アメリカ 原題:HIT AND RUN)
ブラッドリー・クーパーをメインに宣伝されたらしいが実際はダックス・シェパード主演(監督も。)のカーチェイスアクション・コメディ。
とある事情で証人保護プログラム下にある主人公。これまたとある事情で保護地区を抜け出したとたんに彼に恨みをもつギャングの追手が!

■レ・ミゼラブル (2012年 イギリス 原題:LES MISERABLES)
トム・フーパー監督。傑作ミュージカルの完全映画化。ミュージカルというよりオペラ。セリフ全部歌ってます。しかも同時録音だそうです。
アン・ハサウェイはこれでアカデミー賞助演女優賞受賞。

■アンタッチャブルズ (2012年 フランス 原題:DE L’AUTRE COTE DU PERIPH)
『最強のふたり』のオマール・シー主演の刑事アクション・コメディ。陽気な黒人刑事ともっと出世したいエリート刑事2人のバディもの。
フレンチ・コメディらしい面白さあり。

■ゲット・ラッキー (2012年 イギリス 原題:GET LUCKY)
UK発クライムアクション。。。らしいけど。あらまあ なんにも覚えてないわあ。

■砂漠でサーモン・フィッシング (2011年 イギリス 原題:SALMON FISHING IN THE YEMEN)
イエメンの砂漠に川を作って鮭を釣りたい。という大富豪の依頼を受けた女性コンサルタント(エミリー・ブラント)。話をもちこまれた水産学者(ユアン・マクレガー)は「絶対不可能っ」と断るが、中東関係を改善したい英国政府の強要で引き受けることに。
大富豪の望みはただの道楽ではなく、しかし変化を望まない地元勢力の反発もあり・・・ ヒューマン・コメディかな。監督はラッセ・ハルストレム。

■PARKER/パーカー (2012年 アメリカ 原題:PARKER)
ジェイソン・ステイサム主演クライム・アクション。人気小説シリーズ『悪党パーカー』が原作。強盗仲間の裏切りに遭い瀕死の重傷を負った主人公の壮絶な復讐劇。
いつものジェイソン・ステイサムです。アクション全開!!!

■テンペスト (2010年 アメリカ 原題:THE TEMPEST)
シェイクスピアの同名戯曲を主役プロスペローを女性に変え、ヘレン・ミレン主演で映画化。
やっぱり『テンペスト』の映画化は、ピーター・グリーナウェイの『プロスペローの本』が最高だと思うよ。

■推理作家ポー 最期の5日間 (2012年 アメリカ 原題: The Raven)
有名な推理小説家エドガー・アラン・ポーの謎めいた最期を題材にしているが、もちろんフィクションである。
ジョン・キューザック主演。ほとんど覚えていない(笑)。

■007/スカイフォール (2012年 イギリス/アメリカ 原題:SKYFALL)
主演のダニエル・クレイグが好きなので、見る。(笑)
敵役はハビエル・バルデム。同郷の美人女優ペネロペ・クルスを射止めたスペイン男ですな。『ノーカントリー』の凶悪殺し屋ですよーー。

■ローマ法王の休日 (2011年 イタリア/フランス 原題:HABEMUS PAPAM)
ローマ法王が亡くなり、次の法王選挙“コンクラーヴェ”が開催されるが、混迷の末に無名の枢機卿メルヴィルが新法王に決定してしまう。当惑したメルヴィルはパニックに陥り、ついには街へ逃げ出してしまって・・・というヒューマン・コメディ。
こんな話を作ってヴァチカン方面は怒らないのかと思うけれど、カトリック本家のイタリア映画なんだから大丈夫なのかな(^^A;。
邦題は「ローマの休日」にひっかけたっだけでしょうね。

■SAFE/セイフ (2012年 アメリカ 原題:SAFE)
ジェイソン・ステイサム主演アクション!!ってだけでファンは見る(笑)。

■最強のふたり (2011年 フランス 原題: Intouchables)
世界中で絶賛された感動のヒューマン・コメディ。実話がベース。
事故による頸髄損傷で生活すべてに介助が必要な大富豪フィリップと、介護経験皆無の貧しい黒人移民青年ドリス。遠慮せずに本音をぶつける青年に心を開いていくフィリップ。
おすすめの1本です。
特に、ドリス役のオマール・シーがいい。

■21ジャンプストリート (2012年 アメリカ 原題:21 JUMP STREET)
ジョニー・デップの出世作となった、20年以上昔のTVシリーズのリメイク映画。オタクとスポーツバカという凸凹コンビの警官2人が少年犯罪撲滅のため高校に生徒として潜入捜査する、おバカコメディ。(普通レベル)
ラストのほうで本家デップが変装して出演しているのを見逃すな。

■エージェント・マロリー (2011年 アメリカ 原題:HAYWIRE)
アメリカ総合格闘技の女王ジーナ・カラーノ主演アクション。
とにかく豪華俳優陣による男どもをバッタバッタとやっつけていく話なので、総合格闘技ファン向け。見得を切る中国カンフーに比べてカッコづけの美学がないから華がないよねぇ。

■ラブソングができるまで (2007年 アメリカ 原題:MUSIC AND LYRICS)
ヒュー・グラントとドリュー・バリモア初共演のラブ・ストーリー。まあ定番的な害のないストーリーですが・・・この2人、合わない気がするなあ。

■ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー (2011年 アメリカ 原題:JESUS HENRY CHRIST)
ジュリア・ロバーツ製作総指揮という変人コメディ。
フェミニストの母と暮らす、10歳にして大学生の超天才少年ヘンリーは自分の父親を探すことにする。見つけた精子提供者にも家族がいて・・・まあいかにもアメリカな話だな。

■エクスペンダブルズ (2010年 アメリカ 原題:THE EXPENDABLES)
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン、エリック・ロバーツ、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーほか という中高年アクションスター勢ぞろい(ちょこっとの人もあり)による、命知らずの最強傭兵軍団のド派手アクション。
スタローンが監督ということもあり、まったく期待せずに見たらそこそこ面白かったので続編も見ようかと思ったがまだ見てない。

■デッド・ベイビーズ (2000年 アメリカ 原題:DEAD BABIES)
私はどうやらポール・ベタニー目当てでこれを見たらしいが、ほとんどなにも覚えていない。まあその程度の出来だったんでしょう。

■空飛ぶペンギン (2011年 アメリカ 原題: Mr. Popper's Penguins)
ジム・キャリー主演。児童向け小説原作による安心のファミリーコメディ。
面白かった。

■ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン (2011年 アメリカ 原題:Bridesmaids)
下ネタ(エログロ)満載、女だらけの強烈悪戦苦闘お下劣コメディ。
あーーー女の友情って面倒くさいのねぇ(←他人事)

■噂のモーガン夫妻 (2009年 アメリカ 原題:DID YOU HEAR ABOUT THE MORGANS?)
ラブコメの帝王ヒュー・グラント、大好き♪。妻役のサラ・ジェシカ・パーカーも嫌いではないがこういう面倒くさいスノッブ女のどこがいいんだろう?と思ってしまう役柄設定。

■スーパー!(2010年アメリカ原題:SUPER)
ドラッグディーラーに妻を盗られた冴えないオッサンがヒーローのコスプレでチンピラ退治!! って映画だったようだが、ほとんど何も覚えてません。

■オートマチック (2011年フランス 原題:CALIBRE 9)
殺された娼婦の恨みがこめられた拳銃に操られて腐敗した奴らを撃ちまくる男のバイオレンス・アクション。まだ無名のスタッフ&低予算ながらフランスのアクション映画らしいセンスの良さが感じられる。

■フライペーパー!史上最低の銀行強盗 (2011年アメリカ/ドイツ 原題:FLYPAPER)
ハイテク強盗チームとおバカ強盗コンビが同じ銀行で鉢合わせ。これってもっと面白くなりそうな設定なんだけどな~。見るなら暇つぶしにレベル。

■ゴッド・クローン (2001年イギリス 原題:REVELATION)
ウド・キアーとテレンス・スタンプ。という2大キワモノ名俳優が出ててバチカンに喧嘩売ってるキリスト教異端ミステリー。という好きなジャンルなのになにも覚えてない(^^A;


はい。 その2 おしまい。

2013年まとめ書き その1(邦画・アニメ・アジア映画)

2014年01月06日 | 色々、まとめ書き。
やっとのことで書き上げました。見たDVD一年分っ
誰がこんなもの読むんだよ、と思いつつ。。。暇で暇でしょうもない時にどうぞ。
アニメシリーズとTVドラマシリーズのほとんどは省きました。
動画配信で見たものも省きました。(←何見たか覚えてないし。)
それ以外にも昔見たのをまた見たのとかもありますが、それも省略。
あんまり多いので4つにわけました。並び順は見た逆順なので意味はない。


まずは、邦画・アニメ・アジア映画から どうぞっ


■舟を編む (2013年 日本)
三浦しをんの同名ベストセラーを映画化した感動ドラマ。松田龍平主演。共演はオダギリ・ジョー、宮崎あおい他。
「辞書とは言葉の海を渡る舟である」

私は幼少の頃から夢の中でも本を読むほど活字中毒だった。
バブル経済のころ何が幸せだったかって、本を好きなだけ買えたのが一番幸せだったなとビンボーな今、振り返る。
辞書も、広辞苑・漢和・英和・和英・ドイツ語etc.と積み上げていたもんだ。今はすっかりネット辞書依存になってしまったけれど、並んだ単語を次々に読んでいく遊びをするには紙の辞書でないとね。
これは、そんな紙の辞書『大渡海』をつくる編集者の苦闘の15年間の物語。

松田龍平はいい役者になった。16歳でのデビューは早すぎたんじゃないか。
狂気を秘めたような役よりも、不器用だけど真摯な本作の主人公や、『あまちゃん』のミズタクや『探偵はBARにいる』の飄々とした高田役が個人的に好き。

■グランド・マスター (2013年 香港 原題:一代宗師)
宣伝のようなアクション活劇ではなく、この時代の格闘家達の群像劇だ。もちろん対決シーンは多い。
最低限、葉問(イップマン)が誰だか知っているカンフー・ファンで、なおかつ ウォン・カーウアイ監督作品が好きであれば良品。
出演はトニー・レオン、チャン・ツィイーほか。カーウアイ監督らしい情景描写がかっこいい。

■相棒シリーズ X DAY  (2013年 日本) 
このシリーズの劇場版は、こういうスピンオフのほうがいいような気がする。

■大鹿村騒動記  (2011年 日本) 
主演の原田芳雄はこれが遺作となった。
長野県下伊那郡大鹿村の大鹿歌舞伎を舞台とするシニアどたばた悲喜劇。
18年前に主人公の妻(大楠道代)と駆け落ちしたくせに2人で戻ってくる岸部一徳の設定が秀逸!!

■探偵はBARにいる (2011年 日本)
■探偵はBARにいる2  ススキノ大交差点  (2013年 日本)

大泉洋主演、松田龍平共演の大ヒット・ハードボイルド&コミカル・ミステリー。2人ともいい企画をもらいました。ハマリ役といっていいでしょ。龍平の役は松田優作のイメージだね。
往年のTVシリーズ『傷だらけの天使』とか『探偵物語』のような、軽くて無茶でアクションありの探偵ものというのはしばらく無かった気がします。
ただし、2作ともお子様の観賞は不可だよ。

■河童のクゥと夏休み (2007年 日本アニメ)
いい話です。
ところでラスト。どこへ行ったかわかってるんだかから、会いに行けるじゃん。

■図書館戦争(2013年 日本)
■図書館戦争 革命のつばさ (2012年 アニメ)

原作がよく出来てるからね。アニメも実写版もまあまあ面白かったよ。
だれか同じ原作者の「海の底」をアニメ化してくれーー (実写は無理)

■攻殻機動隊ARISE 1  (2013年 日本アニメシリーズ)
SACシリーズより前の話となるのでタチコマはいない。
絵柄も声優も変わったが、全7作予定なので先が楽しみである。

■僕達急行  A列車で行こう  (2011年 日本)
森田芳光監督のオリジナル脚本であり遺作となったほのぼの系ドラマ。
細部にいたるまで鉄道趣味でいっぱい。ニッポンの町工場の技術力も描かれます。
旅先で知り合い意気投合した鉄オタ青年2人それぞれの仕事と恋模様を松山ケンイチと瑛太が演じる。
この2人じゃちょっとカッコ良すぎか(笑)。でも、それだから一般人でも大丈夫か。
鉄道趣味は2人の身を助けます。
私もある種の鉄オタだが、利点は『ダンナの仲間にウケる』、くらいかなーー。(^^A;

■ライジング・ドラゴン (2012年 香港・中国 原題:十二生肖)
ジャッキー・チェン最後のコミカル・アクション大作と宣伝。
なつかしのパターン満載、と言うか 残念ながらあれもこれも詰め込み過ぎの時代遅れの娯楽作。
蛇足:「十二生肖」とは競売差し止め訴訟で話題になった、円明園十二生肖獣首銅像のことでしょうけれど、中国のメンツ以上の価値はないそうですな。英仏軍が略奪したわけでもないし。

■導火線 FLASH POINT (2007年 香港 原題:FLASH POINT)
ドニー・イェンの超絶アクション。刑事マーは逮捕のたびに相手にケガをさせる熱血漢。卑劣な犯罪がマーの正義感に火をつける!!ってなとこかな。
とにかく全面アクション。 ファン向け。

■ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝 (2011年 中国 原題:龍門飛甲)
ツイ・ハーク監督とジェット・リーが14年ぶりに組んだ冒険活劇。
時代は明で、1992年の『ドラゴン・イン/新龍門客棧』の後日譚という設定だが、まあこの手の映画は時代設定とかそんなことはあまり重要ではなく(笑)
いやっちゅうほどの格闘アクションまたアクション、を楽しむものでございます。

■トレジャー・オブ・エンペラー 砂漠の秘宝 (2009年 台湾 原題:TREASURE HUNTER)
ジェイ・チョウ、リン・チーリン共演による秘宝争奪・無国籍アクションアドベンチャー。
この2人が好きならどうぞ。(好きなら好きで不満があるらしいけど)

■イップ・マン 序章 (2008年 香港 原題:葉問/IP MAN)
■イップ・マン 葉問 (2010年 香港 原題:葉問2/IP MAN 2)

見よう見ようと思っててやっと見た、ドニー・イェン主演作。
ブルース・リーの師匠として知られる実在の武術家イップ・マン(葉問)の伝記アクション。序章は日中戦争中なので日本陸軍が悪役です。まあ、ある程度はしかたない。
「2」のほうは戦後の香港なので英国人が悪役です。そのへんは割り切って見て下さい。


■桃さんのしあわせ(2011年 中国/香港 原題:桃姐/A Simple Life)
香港の金持ちの家に子供の頃から60年も住み込みメイドとして働いてきた桃(タオ)さん。雇い主家族の中で今でも香港で暮すのは独身で映画製作者のロジャーだけ。寡黙に母のようにロジャーの面倒をみる桃さん。しかしその桃さんが脳卒中で倒れ、仕事をやめるという。やめても今さら桃さんが行く場所はない。ロジャーは老人ホームを探し「義理の息子」として桃さんに恩返しを始める。
決して使用人としての立場を超えない控えめな桃さん(ディニー・イップ)。自分を育ててくれたのは桃さんだったことを思い知るロジャー(アンディ・ラウ)。ふたりとも優しい心をもつ人だから、ひっそりと泣かせる話となる。
製作者の実体験が元だそうだが、普通はこうはいかないんだろうなーーー


■のぼうの城 (2011年 日本)
狂言師、野村萬斉主演のエンターティメント時代劇。面白かった。
秀吉が天下統一を目前に唯一落とせなかった忍城の成田長親は領民から「のぼう様」(でくのぼう)と呼ばれ慕われる変わった男。降伏をせまる石田光成の軍2万人。対する忍城は農民ふくめて3000人。突然に徹底抗戦を決めた城主代理の長親にあきれながらも、「しかたないなーー」と戦略を練る配下の男たちがいい。(佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴ほか)

■白蛇伝説 (2011年 香港 原題:白蛇傳説)
伝奇ファンタジー・アクション。
白蛇の妖怪が薬草採りの人間青年に恋をして結ばれる。妖怪の知恵を薬草に活かして幸せに暮らしていたのに、妖怪退治の高僧があらわれて大バトルに。
この野暮な坊主役がジェット・リーです。この野暮天がぁっ

■大統領の理髪師 (2004年 韓国 原題:孝子洞理髪師)
私が韓国人俳優の中で唯一好きな、庶民顔の演技派ソン・ガンホ主演。
1960年代の韓国。大統領官邸がある町で理髪店を営むごく普通の男、ソン。
とある事件がきっかけで大統領(朴正煕がモデル)専属の理髪師に選ばれ、ただの床屋がいやおうなく権力の世界に巻き込まれる。
軍事政権に翻弄された庶民の悲劇と家族愛をコミカル且つシリアスに描くこの映画の主役にソン・ガンホ以上の役者がいようか。

■ザ・レイド (2011年 インドネシア 原題:THE RAID:REDEMPTION)
宣伝文句は『10年に1本のアクション映画! 強すぎ!殺りすぎ!敵多すぎ!!』
“シラット”という伝統武術をフィーチャーしたインドネシアのノンストップ・バトル・アクション。
麻薬王が支配する高層アパートに強制捜査に入ったSWAT隊と、各階で待ち受ける無数のギャングとの死闘を、多彩かつハードなアクションとバイオレンス描写で描く。
 壮絶すぎ!!(^^A;

■おおかみこどもの雨と雪 (2012年 日本アニメ)
『サマーウォーズ』の細田守監督によるファンタジー・アニメ。
オオカミの血を引く姉弟。姉は人間社会に順化し、弟は本能に従う。母親は人間なだけに姉弟が逆のほうが面白かったかも。

■天地明察 (2012年 日本)
原作は冲方丁の2010年本屋大賞受賞作。江戸時代に日本独自の新しい暦を作成した実在の人物、安井算哲の物語。主演は岡田准一。妻役に宮崎あおい。映画はたいへん面白かったです。

■グスコーブドリの伝記 (2012年 日本アニメ)
宮沢賢治の短編童話を名作『銀河鉄道の夜』のスタッフがアニメ化。
当然、登場人物は猫の姿で描かれる。ファンタジーアニメとしては非常に綺麗だ。
しかし見ていて原作の『思い』との違いが強く感じられた。もう一度見直さないとどこがどう違うか覚えてないのだが、「ちがうっ。それじゃあ違うのよ。」と思いながら見ていたことは記憶している。

■レンタネコ (2012年 日本)
「かもめ食堂」の荻上直子監督。市川実日子主演のハートウォーミング・ストーリー。「ネコのやさしさで埋められない心の穴ボコなどありはしない」と『貸し猫』屋を営む女性の、まあ一種のファンタジーだな。

■るろうに剣心 (2012年 日本)
維新後の“人斬り抜刀斎”を描くコミック原作なので主役の佐藤健の少々とぼけた言動が笑えるが、なによりも殺陣アクションがよく設計されていて、見ごたえのあるアクション活劇になっていた。派手である(笑)。

■フレンズ もののけ島のナキ (2011年 日本アニメ)
児童文学『泣いた赤おに』をベースにしたファミリー向けファンタジー3DCGアニメ。良かったですよ。

■王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 (2010年中国/香港 原題:狄仁傑之通天帝國)
ツイ・ハーク監督。唐王朝時代に実在したというディー判事を主人公とした探偵小説シリーズから映画化したミステリー・アクション時代劇。主演はアンディ・ラウ。面白かった♪

■ももへの手紙 (2012年 アニメ) 
沖浦啓之監督、Production I.G製作のファミリー向けアニメ。なかなかいいですね。


 その1 おしまい。

北欧映画3本。

2010年01月04日 | 色々、まとめ書き。


『ピンチクリフ グランプリ』に続けて北欧の映画を何本か見ました。
見たくて探したんですけどね、なかなか日本でDVD発売されるものは少なくてね。
昔っから定評がある児童ものはいくつかあるんですが。
北欧でも芸術映画以外の大人向けの娯楽映画も作られているはずでしょうにね。
『ブレイカウェイ』 みたいなのとかさ~~。
色々検索かけてもほんとに出て来ない。。。。。(泣)

閑話休題。


 ヘイフラワーとキルトシュー HEINAHATTU JA VILTTITOSSU (2002年 フィンランド 72分)

妙な邦題ですが、主人公の姉妹の名前の英語翻訳のままです。
実際のフィンランド語では『ヘイナハット』と『ヴィルテトッシュ』と聞きとれますね。
英語に吹替えられているわけじゃなし、『ヘイナハットとヴィルテトッシュ』でもいいじゃないかと思うんですが・・・?
(日本語吹替えは付いてます。)

自宅でジャガイモの研究に没頭するパパ。家事まるでダメなママ。
勝手気ままで手のかかる妹の面倒を見ているのは、お姉ちゃんのヘイナハット。
ところがある事をきっかけに、遂にお姉ちゃんがブチ切れた!!!
奇妙な隣人といい、のんきな警官といい、全体的にはファンタジーです。
なによりの魅力は、夢のように鮮やかなパステルカラーの小物・インテリア・装飾の数々。
ファンシー好きにはそれだけでたまらない映画でしょう。
「反抗期の子育ては悪夢のようだった。」というお母さんでも、これだけ可愛ければ懐かしくなるかも?


 マイ・シスターズ・キッズ MIN SOSTERS BORN (2001年 デンマーク 81分)

妹夫婦が留守の間、児童心理学者だが独身の伯父さんが5人の子供たちの面倒を見ることになった・・・
アメリカ映画なら当然むちゃくちゃなドタバタ大騒ぎになる設定。
デンマーク映画だと、ほのぼの系「ハート・ウォーミング・ストーリー」になる。
もちろんイタズラ等は発生するが、叔父さん本人がまるで子供のようで(笑)。
結局、児童心理学者という設定があまり必要なかったのが残念(?)。


 幸せになるためのイタリア語講座 Italiensk for Begyndere (2000年 デンマーク 112分)

中途半端に古いものばかりで申し訳ない。
マイナー映画はDVD化まで数年かかる上にさらに見逃すものだから・・・。

本作は映画運動ドグマ95のルールによって作られている。
ロケ撮影のみ・効果音なし・回想シーンなし等々重要なルールだけで10個ある。
詳しくは →  wikipedia
だからと言うわけではないが、タイトルで期待するほどお気楽ハッピーな映画ではない。
特に序盤は北欧の個人の孤独&高齢化を反映した登場人物の不幸っぷりが続く。
ガマンしてみていると段々少しずつ幸せになっていく。
それが高齢の身内の死によるものだったりするのが少々身も蓋もないが、
現実は当然そんなもんだし。 人生順繰り順番よ。

ちょっと不器用な普通の男女6人。(しかも1人を除いてあまり若くもない)
職場や近所での顔見知りが、思い切って出席したイタリア語講座での仲間となり、
最後はみんなでイタリア旅行~~!!
地味ながらそれぞれの幸せを得る、大人向けのしみじみとした恋話。

ドグマルールにより効果音楽は付けられないが、
誰かがピアノを弾いていたり歌っていたりでイタリアン・オペラの曲は流れます(笑)。




3行レビュ。

2009年12月03日 | 色々、まとめ書き。
今年見たうちで、私が特にかまえて語る気力がなかった映画たち。超A級ヒット作からBC級まで個人的な言いたい放題。では画像左上から行くかぁ~~


 マーシーX
リサ・クードローとデイモン・ウェイアンズ共演コメディ。2人とも好きな役者。父にかわって仕事を取り仕切ろうとする大金持ちの白人お嬢様と過激な黒人ヒップホップスターという設定だが、なんの新味もないステロタイプなストーリーで没。

 地球が静止する日
1951年の「地球の静止する日」のリメイク。キアヌ・リーブスが宇宙人役のパニックSF。冷戦時代の旧作では地球の危機は核戦争だったが、今回は環境問題。地球の命運にかかわる人間が少ないわ、展開に説得力がないわ、ということで没。

 崖の上のポニョ
これだけのヒット作も没(笑)。だって無茶ですわこの話。高波をナメんなよ!とか、5歳の男児にああ聞けば「うん!」って言うに決まってるとか、なんだか誰も死なない“死後の世界”に閉じ込められてるみたいだとか、 etc.

 ウォーリー
これもヒットしましたねぇ。前半、ロボットだけの話はよく出来てたんですけどね。後半、地球がゴミためと化した真相とか、目覚めた人間の行動とか、なんかあまりに浅すぎて「やっぱりアメリカの環境意識なんてこの程度か。」と(^^A;

 寝ずの番
 次郎長三国志
ともにマキノ雅彦(津川雅彦)監督作品。「寝ずの番」は原作が故・中島らも氏の短編集。監督は古き良き粋な世界を描いたつもりだろうが、いまどきのコメディ映画としてはさすがにセンスが昭和っぽいですな。貴一っあん、いい声ですが。「次郎長三国志」は・・・イマイチでしたね。

 トロピック・サンダー 史上最低の作戦
「ナイト・ミュージアム」の喜劇スター役者ベン・スティラーの脚本・製作・監督。超有名スター多数を集めて徹底的なパロディ&悪ふざけ映画を真剣に作った。面白いけれど、時々、この人のセンスにはついていけない私・・・・・・・。

 永遠のこどもたち
大好きなギレルモ・デル・トロ監督がプロデュースということで見る。自分が育った元孤児院の館を買い取り、再び孤児院を始めようとする女性。しかし養子である息子が失踪・・・母と子の切ない哀しいホラー・ファンタジー。

 路上のソリスト
実話ベースの「感動もの」。精神を病んでホームレスになったチェロ奏者と有名コラムニストの交流。精神疾患患者に軽い気持ちで「助けてやろう。」なんてお節介やいても思うようにはならないのを知っているので感動せず・・・。

 D・WARS ディー・ウォーズ
世界公開をもくろんでアメリカでアメリカを舞台に作られた韓国映画。スカスカのストーリー、へたな役者、オマージュというよりパクリだらけのドラゴンパニック。“GODZILLA”の市街戦、“スターウォーズ”の軍団・・・。CGはよく出来てますがね。

 アンダーワールド ビギンズ
ヴァンパイア族と狼男族の対立を描いたアクションシリーズ第3作め。“ビギンズ”っていうだけあって大昔に立ち返ってのお話なので、「ああ、そういうことだったのね。」って感じ。前2作の主演ケイト・ベッキンセールはちょっとだけ出演。ビル・ナイ好き♪

 ザ・クリーナー 消された殺人
犯罪現場などの特殊清掃人が主人公というインパクトある設定を生かせなかったミステリーサスペンス。サミュエル・L・ジャクソン主演。エド・ハリスほか。あやしい登場人物が少ないから犯人はコイツだろうって判っちゃうし、動機もなんかねぇ・・・・・

追いついたっ。

2008年11月08日 | 色々、まとめ書き。
7月~9月に見たうちで、あまり語ることのない4本、まとめ書き。

◆ゼロ時間の謎 (2007年 フランス )
アガサ・クリスティー原作そのまんまのミステリー・・・らしい。
すいません。ほとんど覚えていません。

◆アブソロン ABSOLON (2002年 カナダ・イギリス )
クリストファー・ランバートがクリストフ・ランベールという表記だった頃からのファンなのよね。
「サブウェイ」、「ハイランダー」シリーズ、「ガンメン」なんかが好きでした。
久々にあの、歯を見せずに笑うご尊顔を拝しようかと思ってさ。
本作は近未来サスペンスですが・・・なんか色々とイマイチ・イマニでしたね。

◆カフカ 田舎医者 (2007年 日本 )
「頭山」でアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた山村浩二監督の短編作品(20分)。
今レンタルで見られるのはこれだけなので。
カフカは好きだったけど、絵が思ってたより不気味で・・・(笑)
声を狂言師の茂山一家があててます。これは存在感ありっ!!!

◆ブレイド ブラッド・オブ・カソン 0<ゼロ> (2006年 アメリカ )
あの傑作ヴァンパイア・アクション「ブレイド」のTVシリーズ化です。
一応借りてみたけど、やっぱり映画版のウェズリー・スナイプスと比べちゃうとねぇ・・・




ああああああっ やっと現在に追いついたっ。
でも忙しくてコピーだけしてある映画が7~8本もあるのよねぇ(泣)。
ま、これからはボチボチと、ね♪


2006年12月末~2007年3月に見たその他の映画

2007年04月01日 | 色々、まとめ書き。




2006年12月末~2007年3月に見たその他の映画 

■ UDON (日本)■ 「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督。 前半は狂乱の「讃岐うどんブーム」騒動(実話に近いらしい)を描き、後半は親と子の話となる。 映画としては冗長だ。 とにかく「讃岐うどん」が美味しそうなので、お腹いっぱいの状態で見るか、あらかじめ讃岐うどんを用意するのがオススメ。

■ ハチミツとクローバー (日本)■ 人気少女コミックの実写映画化。美大に通う男女5人の若者の甘酸っぱい青春群像。 私の年齢で見るもんじゃなかったですね。完全にファンタジーにしか見えない(笑)。 まだお若い方にはよろしいでしょう。 原作のネームがかなり洒落ているんでしょうね。印象的なセリフが多かった。一番気に入ったのは「この巨大な奈良漬、なんとかしてくれ。」。 主役に近い竹本クン(櫻井 翔)のうれしそうな顔が実にいいんですが・・・え?ジャニーズの嵐のメンバーですか。へぇ~~(無知)。

■ ウォレスとグルミットのおすすめ生活 (イギリス)■ 劇場用作品「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」より前に作られたクレイアニメ短編集。 やっぱりいいわぁ。グルミット大好き♪

■ デトネーター (アメリカ)■ ウェズリー・スナイプス主演のアクション・サスペンス。 う~~~~ん。誰が主演でも同じな普通のアクション映画でしたね。

■ ヴァンパイア侍 (アメリカ) ■B級C級映画にかなり甘いと自負する私でも、さすがにこれは、どうにも褒めどころがない。 こらーー!!アルバトロス!!!パッケージ写真が中身と全然違うじゃないかっ

■ チーム★アメリカ/ワールドポリス (アメリカ)■ 過激アニメ「サウスパーク」の2人による操り人形のパロディ・コメディ。 残念ながら、私の好きな路線のセンスではない。

■ 胡同(フートン)のひまわり (中国)■ 文革によって断たれた画家の夢を息子に託す父親と、そんな父親に反発しながらも同じ道を歩み始める息子の30年に渡る愛憎の日々を描く感動ドラマ(DISCASより丸写し)。だそうで。 なんかほかの中国映画で見たような設定で新味がなく、あまり、のめり込めず。
このチャン・ヤン 監督の「こころの湯」(1999年)も良い話だったが、前年製作のデンマーク映画「ミフネ」に人間設定が似ていたのは、どういうこっちゃと思った記憶が・・・??

「ツイン・ピークス」に出ていたジョアン・チェンが立派なオッカサンになってました。
経済成長と北京オリンピックの錦の御旗により、古きよき北京の象徴である胡同(四合院)民家が、ガンガン壊されていく現状は哀しいものがあります。

■ 16ブロック (アメリカ)■ ブルース・ウィリスお得意の巻き込まれ型サスペンスアクション。 わずか16ブロック先の裁判所へ証人を送るだけのはずが・・・ まぁ普通に面白いのでは。

■ ドミノ (アメリカ)■ 実在の女賞金稼ぎドミノ・ハーヴェイをモデルにした映画。 名優ローレンス・ハーヴェイの娘にしてトップ・モデルというセレブな身ながら、自分の本当の居場所を求めてバウンティン・ハンターの職を選んだ女。主演はキーラ・ナイトレイ。でっぷりしたミッキー・ロークが味のある存在感。 TOP職人監督トニー・スコットが自分のやりたい事をやる自己レーベルでの製作なので、実験的な映像が多い。 あ、賞金稼ぎってのは保釈中に逃亡した奴等を捕まえたりする仕事です。

■ イーオン・フラックス (アメリカ)■ シャーリーズ・セロン主演のSFアクション。 セロンとかミラ・ジョボビッチとかケイト・ベッキンセールとかハル・ベリーとかナターシャ・ヘンストリッジとか、スタイルが良くて美人な女優がSFやホラーアクション映画に出たがるのは眼の保養だけれども、時々、眼の保養だけになっちゃうのは、いかんともしがたいのか(笑)。

■ セレニティー (アメリカ)■ 打ち切りになった宇宙海賊ものTVシリーズ(日本未公開)の劇場版。シリーズ主役のゴツイ系ハンサム船長の目元が、ハリソン・フォードによく似てる♪ 劇場版ストーリーのメインである少女リバー役のアクションはなかなか大したもんです。ダンス系出身らしい。 宇宙船内のドアに「クマンクマン」とか「セリラセリラ」とか意味不明のカタカナや、デタラメらしき中国簡化字が溢れてた。コラコラ(笑)。

■ サイレントヒル (アメリカ・日本・カナダ・フランス )■ 人気ホラーゲームの映画化。私はこのゲームはやってないが、各所にゲームらしさが出る。アイテムを拾うと話が進むとか・・・(笑)。灰が降りしきる街など、映像的にはよく出来ているかな。 ラストの落ちは想像通り。

■ ウルトラヴァイオレット (アメリカ)■ 「リベリオン」で「ガン=カタ」なるアクションを創り出したカート・ウィマー監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のSFアクション。 ミラの腹筋はバリバリにかっこいいんですがね。う~ん、映画的には予算が少なくて突っ込みどころも満載だった「リベリオン」のほうが良かったねぇ。

■ オーメン666 (アメリカ)■ あの「オーメン」の完全リメイク。やっぱ昔のほうが怖かったかな(笑)。

■ ブロークバック・マウンテン (アメリカ)■ 2005年の映画賞を総なめにした、アン・リー(李安)監督作品。 男同士の愛の話のせいで、アカデミー賞では作品賞は逃すものの監督賞ほか4部門受賞。 1963年、山の中で羊を追うカウボーイ二人。友情が禁断の愛となり、その後20年にわたって秘め続ける関係。 ハタから見ると「ええいっ!もうカミングアウトしちゃえよっ。」とか思うんですが、時代と地域環境が許さないってことなんでしょうねぇ。個人的には、どこかいまいち感情移入できず・・・・う~ん、むにゃむにゃ。

■ 嗤う伊右衛門  (日本)■ ★★★★ 京極夏彦の同名小説を蜷川幸雄が映画化した「愛の四谷怪談」。主演は唐沢寿明&小雪。いいですねこれ。小雪は凛としてるし、私が好きな香川照之もいい。話も怖くないですよ(笑)。 視聴環境によっては画面が暗いかも。

■ マイアミ・バイス (アメリカ)■ 銃撃戦がリアルでどうだの言うドンパチ好きな男性向き。私個人は非常につまらなかった。オリジナルのTVシリーズはもっと洒脱なところがあったよねぇ。よく覚えてないけど。
おそらくスタッフの思い入れが強すぎて、ハタから見ると薄っぺらになってしまった一例かと。

  2007年4月筆

2006年10~12月に見たその他の映画

2006年12月25日 | 色々、まとめ書き。

    


2006年10~12月に見たその他の映画

■立喰師列伝■ 押井守の「趣味」のファン限定(笑)。 戦後の経済・風俗・思想史を文字通り「徹底的に語り倒す」マイナームービー♪♪


■攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX the Laughing Man■ 第一期の総集編。うまくまとめてあって面白い。


■リバティーン■ジョニー・デップのヘヴィな時代劇。破滅型の天才貴族。


■SONG OF THE STORK コウノトリの歌■ ベトナムによるベトナム戦争時もの。声高ではないところが良い。

■トランスポーター2 ■かっこよかった!! 面白かった!!\(^o^)/★★★▲♪

■パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト■ 3作目への中継ぎ。  

■TAKESHIS' ■ 北野武。まあまあかな。不条理。統合失調症ぎみの人は見るべからず。

■ヴェネツィア・コード■「ダヴィンチ・コード」とは別物のB級作ね(笑)。感想は「 あんな娘のせいで人生棒に振るのか?」

■ナショナル・トレジャー■ お金かかってますね~~~。

■プロデューサーズ ■映画としてはテンポが悪すぎる。ユマ・サーマンの足だけがみもの。

■1.0 【ワン・ポイント・オー】 ■ 思いつきだけでは映画にならない。という失敗見本。

■シカゴ / ガリシアの獣 / ジャケット■・・・・どれもノーコメント(笑)。理由は様々。

(2006年12月25日)

2006年7~9月に見たその他の映画

2006年10月04日 | 色々、まとめ書き。





2006年7~9月に見たその他の映画。

■V フォー・ヴェンデッタ■ 「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟がコミックを脚本化した近未来サスペンス・アクション・・・かな?  悪くない。独裁圧制体制への復讐テロ劇。イギリス英語の長台詞が印象的。出演:ナタリー・ポートマン ほか。

■アンダーワールド2■ エボリューション 吸血族vs狼人族のホラー・アクション続編(第1作はこちら)。ケイト・ベッキンセールの黒ボンデージスーツが目の保養。 同ジャンルでケイトも出演している「ヴァン・ヘルシング」の記憶とゴッチャになってて、あれ?あれ?状態(苦笑)。1作目と2作目続けて見れば、少しはマシかも??

■キャプテン・ウルフ■ アクションスターのヴィン・ディーゼル。今回も職業は特殊部隊の大尉だけど、任務は子供5人の護衛兼ハウスキーパー。 シュワちゃんの「キンダガートン・コップ」を連想してもらえばOK。いつものコワモテが、どこか人の良さそうな顔になって、楽しそうに演じてるファミリー・コメディ。悪役がセコイ(笑)。

■銀河ヒッチハイク・ガイド■ ★★★★ 原作小説は元は英国BBSのラジオドラマだった。 お気楽・脱力・不条理・宇宙的お馬鹿ひねくれコメディ。鬱病のロボットの声はアラン・リックマン。このジャンルは大好きなはずなんだが、全体にもうひとつまとまりが、というか盛り上がりがというか・・・なんだろな。消化不良? 
※ 後に原作本をうちの本棚から発見。やっぱり持ってたか。私がこんな題名の本を買わないわけがないのよね。
あ、映画のほうが面白いや(笑)。もういっかい見てもいいな。

■0:34(レイジ 34 フン) ■ヒロインが、やけにごついネエちゃんだなぁ・・と思ったら、「ラン、ローラ、ラン」で赤毛を振り乱して、たくましく疾走していたドイツ娘フランカ・ポテンテだった。 舞台は真夜中のロンドンの地下鉄。オカルトか化け物かと思って見てたら、基地外のスプラッタだったのよ・・・・・・・_| ̄|○

■PROMISE <無極>■ 巨匠チェン・カイコー監督。真田広之、チャン・ドンゴン、ニコラス・ツェー、セシリア・チャン(誰?)というアジア・トップスター出演。 運命の女神に「最強の男からの寵愛と何不自由ない暮らし」を約束された女に、強い男たちがトチ狂う傾城の歴史劇。(ああ、身もふたもない解説・・・)
これはアクションコメディなのか、失笑してしまうアクションファンタジーなのか、どっちなんだ? もう、王子様ニコラス・ツェーの悪役っぷりだけが見所です、ハイ。

■コーラス■ 第二次大戦直後のフランスの片田舎。身寄りがなかったり素行が悪かったりする子供たちの寄宿学校に、くたびれた中年の音楽教師が赴任してくる。 子供たちを合唱で立ち直らせようと奮闘する先生。ボーイ・ソプラノが素晴らしい。

■イントゥ・ザ・サン■ 東京を舞台にスティーブン・セガールが怪しい日本語を操るアクション。出来はVシネマ(ビデオ用の安物アクション)レベルのお粗末さ。共演:大沢たかお、寺尾聰ほか。

■亡国のイージス■ おそらくは原作を読んでないと「これ誰?今のナニ?」状態が多々だろう。
原作を読んであると・・・(ノ`´)ノ ┻┻がっちゃ~ん!
「消化不良。」の一言につきる。原作小説は面白いよーー。

■香港国際警察/NEW POLICE STORY■ ジャッキー・チェンの真面目なアクション。ニコラス・ツェーが謎の相棒役。

■チャーリーとチョコレート工場■ リスが生意気娘の頭をコン、コン!とやるシーンは好き。しかしお話自体が好みではなかった。。。。。

  (2006年10月4日)