ピープル PEOPLE/JET-SET2 (2004年 ベルギー 85分)
原題にあるとおり“ジェット・セット”という映画の続編らしいのだが、
単独でもわけがわからないことはない。ほとんど支障ない。
このファビエン・オンテニエンテ監督作品には2008年のフランス映画“DISCO ディスコ”ってのがあって、
主役(コメディアン)の脇をエマニュエル・べアールやジェラール・ドパルデューら名優が固めてる「おじさんダンス映画」らしいが未見。
パッケージ画像とルパート・エヴァレット主演コメディということ以外の情報はなかったが、
どうもアヤシイので借りてみた(笑)。ルパート好きだし♪
案の定、主人公以外のほとんどの登場人物がゲイ、もしくはバイ。
カミングアウトしているルパート本人の役柄はゲイともストレートともつかないのがミソ?
英国貴族の称号を武器にセレブ達のパーティ企画を請け負っているイベントプランナー(ルパート)。
同業者のワナにより仕事を干されるが、
ジェット族(専用ジェット機でパーティを渡り歩くセレブたち)が集まるイビサ島で起死回生の策を打つ。
パッケージ画像中央のが、大物セレブ。
フレディ・マーキュリーっぽい服装センスが、フレディ・ファンとしてはビミョ~~(笑)。
大金持ちということで、ロバート・ダウニー・Jrの映画“アイアンマン”っぽいところもあるが、こちらの製作が4年も早いね。
ルパートをはじめ、ロッシ・デ・パルマ/オルネラ・ムーティ/ジャン=クロード・ブリアリ/
ランベール・ウィルソンなどそうそうたる欧州俳優が出演しているが、
少なくとも日本語で検索する限り彼らのキャリアにこの映画は記載されてないねぇ(笑)。
オルネラ・ムーティは「私、生まれ変わったのよ!!」と登場する。
彼女、私よりも3つ年上だぜ・・・バケモノか?
映画“町でいちばんの美女/ありきたりな狂気の物語”は、30年も前じゃないか・・・
ホントに「全身の生まれ変わり」をやったらしき、変わらぬ美貌と体形である(笑)。
リゾート地のぶっ飛んだセレブたち、取り巻き、コケにされるロシアン・マフィアなどなど、
どうでもいいっちゃどうでもいい話のコメディだが、現実逃避には最適かと。