ネタバレ注意。
解説の千街晶之は、いつもより洗練されている旨述べていますが、僕にはいつも通りの霞バカミスにしか見えませんでした。いや、いい意味で。切り取った舌をドアストッパにしてみたり、老婆の死体を大鍋で煮てみたり、犯行現場がかつてドリフの収録に使われていたことを伏線に使ってみたりとやりたい放題トゥーマッチ。
しかし言い方を変えれば、非常にサービス精神旺盛で贅沢な作品であると思います。六本の連作短編はそれぞれ趣向が凝らされ、本筋のトリック・推理のほかにも捨て推理、捨てバカトリック、ドンデン返しもテンコ盛り。さらにはラストの一編でそれらをすべてひっくり返すという。この人のギャグと、ユーモア志向に合わない妙に硬い文章はいまいち好きになれないのですが、まあそれもサービス精神の発露の一環と考えれば贅沢すぎるぐらいの…いや、褒めすぎだな。やっぱりトゥーマッチです(笑)。
あと装丁はもっとキュートなかんじがいいと思うけどなあ。
作品の評価はB。
解説の千街晶之は、いつもより洗練されている旨述べていますが、僕にはいつも通りの霞バカミスにしか見えませんでした。いや、いい意味で。切り取った舌をドアストッパにしてみたり、老婆の死体を大鍋で煮てみたり、犯行現場がかつてドリフの収録に使われていたことを伏線に使ってみたりとやりたい放題トゥーマッチ。
しかし言い方を変えれば、非常にサービス精神旺盛で贅沢な作品であると思います。六本の連作短編はそれぞれ趣向が凝らされ、本筋のトリック・推理のほかにも捨て推理、捨てバカトリック、ドンデン返しもテンコ盛り。さらにはラストの一編でそれらをすべてひっくり返すという。この人のギャグと、ユーモア志向に合わない妙に硬い文章はいまいち好きになれないのですが、まあそれもサービス精神の発露の一環と考えれば贅沢すぎるぐらいの…いや、褒めすぎだな。やっぱりトゥーマッチです(笑)。
あと装丁はもっとキュートなかんじがいいと思うけどなあ。
作品の評価はB。
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