TVドラマ『古畑任三郎FINAL 第三夜 ラスト・ダンス』

いやー。やっと卒論出して肩の荷が降りましたよ、と。
同じ苦しみを味わった人に…お疲れ様でした。まだ解放されていない人に…頑張ってください。

で、帰宅して見た年始の古畑三部作、ラスト。
非常にオーソドックスな双子ネタ。化粧とかの伏線が露骨だったし、妹の方に動機がないなど素直に入れ替わりと見るには完成度が低く、ミステリマニアとしてはさらに捻ったプロットを期待していたのですがそのまんまでした。ミエミエの入れ替わりをぶら下げてミステリファンをヤキモキさせるメタ構造かと穿ってもみましたが、そもそも古畑だからそれでいいのか。対決構図はなかなかだったし。「付き合って欲しいところがある」って台詞で以降の展開がすべて読めてしまいましたが（Shall we dance? も）、キレイな展開ではありますね。で、解決してからのダンスのところ、録画にミスって切れてました…大失敗だ…。
上述のような入れ替わりプロットの不備、犯行の過程が綱渡りに過ぎるなどやや不満もありましたが、それもまた犯人の世間知らずさとか、脳内完結性とかいうものの演出にもなっているのでしょうね。実際滑稽で可哀想になってしまった。
杉浦さんがいい味出してたし、「やるせないです！」とかブルガリ三四郎とか三谷ユーモアも楽しめました。

ファイナルと銘打っていますが、これだけの高視聴率だと、あの利に聡いフジテレビがほっとかないと思いますがね…まあ正直、僕自身がまた見たいです。