urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

小林賢太郎+升野英知『大喜利猿』河出書房新社

2006年10月06日 | laughing
ラーメンズ小林と、バカリズム升野の大喜利ライヴの書籍化作品。
小林に対してはもはやなんの説明も要らないと思いますが、バカリズムも好きなコンビです。「森進一の物真似が止まらない」という設定のコント、多分人生で一番笑ったと思う。死の危険を感じた。
内容に関しては、二人とも芸人にしては無駄に絵心があるので(小林なんて商業漫画誌に連載持ってたし)、フリップそのまま収録で、絵ネタが多いのが新しいと思う。《"鳴かぬなら"を強調する》とか《二泊》とか、升野のネタにお気に入りが多かったかも。
大喜利について「フリですべてが決まる」ってのはよく云われることですが、《白樺学園に伝わる「微妙に怖い七不思議」。代表的なものには、夜の体育館から聞こえるテクノや、トイレの鏡に映りこむ熊のプーさんなどがありますが、その他の「微妙に怖い七不思議」を教えてください。》ってのはまさにそれを体現していたなあ、と。

大喜利猿----小林賢太郎×升野英知大喜利猿----小林賢太郎×升野英知
小林 賢太郎 升野 英知

河出書房新社 2006-02-16
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