urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

DVD『FIFAワールドカップ1986 フランスvsブラジル』

2006年03月28日 | soccer
四本借りて、年代順に見てきてラストです。1986年メキシコ大会。やっと生後の大会になったわ。
1-1でのPK戦でフランスが勝利を収めるこの試合は、満身創痍のブラジル対成熟のフランス、といった様相。前半はつつきあいの展開も、後半から真正面から打ち合うチャンスの多い好ゲームとなります。

ブラジルは前回大会の黄金の四人に怪我が相次ぎ、スタメンをはったのはソクラテスのみ。しかし精彩を欠いていましたね。代わりに目立ったのがカレカ、ミューレルの若いツートップ。速く、呼吸も合い、中盤の意図も読める殺傷能力の高いFWが二枚、これが前回のブラジルにいれば…とは今日髪を切ってもらいながら話したところでもありますが。一点目、高い位置での速いワンツーでDFをかき回し、抜け目なく左でドフリーになっていたカレカがゴールを奪ったシーンは実に美しかったです。また途中出場のジーコの輝きも、その時間は短いものになってこそいましたが目を奪われるもので。そりゃあれだけのジーココールも起きますわな。あとシーラスとか懐かしかった。
フランスに関しては②アモロが獅子奮迅。ディフェンスも攻め上がりも、両足での強シュート、クロス、ほぼ完璧なサイドバックの仕事。あとはティガナの精力的な仕事が印象的で、ロシュトーなんかも良かったけど、ジレス、プラティニは運動量少なかった…特に後者は将軍てか王様って感じだった。しかしごっつぁんで一点持ってくあたりがスターでしょうか。ユベントスの試合見た方がいいのかな…。あとはパパンが見たかったけど果たせず。

派手に目を奪われるスーパーなプレイはありませんが、拮抗したいい試合だったと思います。ただ両チームの司令塔(プラティニとソクラテス)が働けば、より輝かしい記憶にはなったでしょうね。

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