uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


「生活保護で子だくさん」は罪なのか?

2015-10-25 18:16:29 | 日記
~「生活保護で子だくさん」は罪なのか?体験者だから語れる本音の解決法~

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151023-00080434-diamond-soci&p=1


この国の福祉政策は、

決してうまくいっているとは言えない。

手厚い福祉政策は、創意工夫による経済の発展と、

個々人の努力によってもたらされる富の原則とは

相反する政策という考えによるものだろう。



でも仮に貧困がその人の努力不足と工夫不足が原因であり、

富を得た成功者が助ける筋合いではないと考える人が多数だったとしても、

私はその考えには賛同できない。



資本主義の欠点は今更私が指摘するまでもないが、

社会主義や社民主義が資本主義より進んだ形態だとも云うつもりもない。


ただこの世の中の経済や人の暮らしは、

主義や主張だけがすべての正しい方向性を示し

実現する手段ではないと思っている。





日本人の成功美談はたいていの場合、

個人のたゆまぬ努力が実を結んだ結果だ。


個人戦だけではなく、団体戦においても同様、

努力と創意工夫がこの国の発展に寄与し

現在の地位を築いてきたといえる。




これからの国際競争に打ち勝つためにも

今の仕組みを維持し、競争力の面で

国力の根幹をなす人材力強化を図るべきだ。



そういう意味において、

手厚い福祉行政は重い税負担を招き

国際競争力低下を招く元凶となりかねない。







今の日本の消費税を25%に上げ

高福祉社会の実現を図ろとしても、

逆に競争力低下、国力低下を招き

行政の破たんを招くだろう。

だから北欧型政治を目指す必要性はないと思う。



ただし、物事には適切な状況判断と、

現実に即した行政能力が必要ではないだろうか?




この国に貧困は確かに存在する。


でも貧困をその人のせいにし、

救済を拒むのは間違っている。





貧困はその状態にいる人すべてにその責任を負わすことはできないからだ。




特に現在の社会状況は複雑で、

様々な要因で貧困に陥る人が多い。



その人には何の責任もないのに

社会の構造上の欠陥により、貧困に陥る人、

親が貧困だったためその連鎖に引き込まれた人など。



そういう社会の構造上の欠陥による貧困の被害者救済が

行政の責務ではないだろうか?




社会保障のセーフティネット3層構造

(雇用のネット・保険のネット・扶助(生活保護)のネット)

はまさに貧困に至る社会の構造欠陥を

行政上が至らなかった責任ととらえ、

積極的に完成形を目指すべき政策と考え、実践するべきである。



今成功を収めている人は

本当に自分の努力だけで成功を収めることができたのか?


今の社会構造の中で

たまたまうまく生きてこられたからだとは云えないか?



この世の中は自分のみの力で生きてゆくものに非ず。


調和のとれたチームワークこそがこの国の持ち味なのだから、

『理不尽』や『不合理』の社会システムを改善する努力を

意識として国や個人は持つべきだ。



『生活保護』を不正に利用し、労働の責務を不当に逃れる輩は

厳しく罰せられる必要はあるが、

ケースワーカーの仕組みを強化し、適正な受給者保護の責任を

行政は果たさなければならない。



個人の生活を守るシステムが、国を富ます道へと通じるステップだと

国も個人も自覚してほしいと思う。




退職し、失業給付の『自己都合退職なら3ヵ月待機』。

雇用保険の穴が、生活保護に押し付けられている人を増やしている現状の中、

まさにそんな状況に陥るかもしれないオヤジが一句。




貧困は お金に負けた 心だよ

お隣の 困った人見て 知らぬ顔

 (貧困脱出委員会)




お粗末。