uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


戦争と政治について考える~劇場版『図書館戦争』を観て~

2015-10-18 09:17:37 | 日記
昨日イオンの中の映画館に行き、

数多い映画の中で、少し迷って『図書館戦争』を観た。

先日のテレビ版を観た後なので、

物語の流れには直ぐについていけたが、

やっぱり設定そのものに違和感が残るのは変わらなかった。

フィクションである以上、何でもありなのは分かるが、

国の機関と地方自治体の機関が

銃を持って戦うのはやっぱりどう考えても変だ。


でもそんな超絶した設定を度外視し、

単純に映画その物を楽しむならば、

それなりにスカッとし、私なりには面白いと思った。


この辺は意見の分かれるところであるだろうが。


私が何故今日の日記で図書館戦争の観賞をアップしたのか?

それは、ただ昨日の行動を日記に記したいと思ったからではない。



ある面に於いて私の印象に残り

私なりの意見を述べたいと思ったからだ。


有害図書の烙印を貼り、都合の悪い書籍を次々と焚書とする国家権力。

たとえ自分たちの立場を攻撃する「自分たちにとって都合の悪い書籍」でも

命がけで守ろうとする図書館員達。


図書隊は武力攻撃してくる国家権力に対し、

専守防衛に徹し、重火器を持たずに応戦する。


その姿は、私が度々話題にしてきた厳しい周辺国際情勢の中、

国をを守る日本の防衛組織とオーバーラップした。



違和感の残る設定でも見方を変え、

映画上の国家権力を中国、韓国、北朝鮮、ロシアにみたて、

図書隊を日本の自衛隊、海保にみたてると、

何だかしっくりとくる。





周辺の海域での専守防衛。

厳しく限定される事を強いられてきた行動原則と

規範の中でも頑張ってきた自衛隊や海保の隊員の皆さんが

どんな状況で、どんな気持ちで持ちこたえてきたかを

置き換えて考えさせられる映画だったのだ。



映画は戦闘シーンばかりが続くが、

その場面がそれなりにリアルで、

常に不利な状況での戦いを強いられている隊員たちの様子が痛ましい。

それに何でもない日常を含めた生活感も

私が実際に体験した事がある訳でもないが、

「有る有る」みたいに共感できるのが不思議だ。



映画のテーマは図書を通じて「自由」を守る事の大切さ。


映画の中では出版の自由と図書を守るために武力で対抗し

命がけで戦っているが、そこにも違和感が残る。


「ペンは剣より強し」

武力に対し、武力で対抗したらダメでしょう?


まあ、その辺も置といて・・・。


私が一番問題にしたかったのは映画の中の一般国民の存在。


映画の中での一般国民・大衆は、

そんな危機的状況に対し、無関心で無力な存在として描かれていた。


映画の最後にジャーナリスト達がゴールで待ち構え

スクープする事により

主人公を危機から救うシーンがあったが、

描かれている外部の人間たちの意志と行動があまりに限定的過ぎ、

一般国民の力と存在が気薄だったように思う。



もしかして原作者・映画製作者達が一番云いたかった事はそっち?



今回の安保法制の盛り上がりとその行動は、

賛成派も反対派も目を見張るものがあった。


でもそれは、実際に行動した人たちの話。

まったく動かなかった人たちは?

無関心?

面倒くさい?

分からない?

どうでも良い?




そう云う人たちこそ、面倒くさい、無意味な、

どうでも良い存在に見えるのは私だけ?



そう云う私も、今回は全然動いていないが。


私が動かなかったのは、理由がある。


過去の日記で散々述べてきたので、もしも

継続して読んでくださった人がいたのなら

私の考えを理解してくれるだろう。


賛成も反対もできないでいるからだ。



ただ私は一貫して言っている。


一般の国民は自らの意思で考え、理解し、

自らの責任で行動すべきであると。



ちょっと聞きかじっただけで安易に勉強した気にならず、

日頃からの努力が大切だと思う。


それに一番の大敵は無関心。


私にとって、政治や社会情勢などに無関心な人こそ

どうでも良い無関心な存在だ。



30年以上前だったろうか。


テレビの街頭インタビューで女子大生風の女の子が

太平洋戦争について聞かれ、こう答えていた。

「えー!日本ってアメリカと戦った事があったのぉ?

それでどっちが勝ったの?」


開いた口が塞がらなかった。



こんな人たちが選挙権を持って

一体何を考え、誰に投票するの?


多分間違いなく選挙の投票には行かないのだろう。


そう云う人たちは、自由が奪われ

戦争の最前線に送られても文句は言えないと思う。


迷える子羊たちは、疑うことなく

長いモノに巻かれなさい。


そうすれば、どんな悲惨な状況に遭遇しても

幸せな人生だったと信じて締めくくれるでしょう。



私は絶対にそんな人生を送りたくはないが。


「われ思う、故にわれあり」



まずはそこから始めないとね。





話は変わる。


くどいようだが、南京問題に対し、また目を引くニュースが

アップされていたのでご紹介します。



http://news.yahoo.co.jp/pickup/6177807


ユネスコに対する日本の反応と、

分担金・拠出金支払い停止に対する見解を述べている。


yahoo!アンケートでも対応に関する意見の項目があったが、

参考にしてほしい。




これからは老後問題一直線のオヤジが一句。



言論の 自由はいつも 酒の後

-日本晩酌委員会-



お粗末。