uparupapapa 日記

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だからblogで訴えます。


新三大夜景と冬景色

2015-10-14 08:07:48 | 日記
<新・三大夜景>長崎、札幌、神戸…鑑賞士4500人が投票


夜景を生かした観光促進策を探る「夜景サミット」

(夜景観光コンベンション・ビューローなど主催)が9日、

神戸市中央区であり、長崎と札幌、神戸の3市が「日本新三大夜景」の都市と認定された。


一般的に函館と神戸、長崎の3市が三大夜景都市とされるが、

ビューローは夜景鑑賞士検定に合格した4500人に投票で決めてもらった。

票は長崎、札幌、神戸の順で多かった。

市内の夜景名所の多さなどが影響したらしい。

展望場所の整備状況は年々変わるため、3年後にまた投票する。

サミットには自治体や観光の関係者ら約650人が参加した。【久野洋】


-毎日新聞 10月9日(金)21時10分配信 -



つい最近まで札幌市民だった私。

今は東京都在住だが、今日まで所要で一時帰郷している。


ニュースを見て同郷が選ばれた事の嬉しさより

意外に思う感覚の方が大きかった。


私は今まで世界三大夜景のひとつとして

函館が挙げられていたのに、

今回国内4位だと云うのが不思議に思えた。


もちろん私は札幌在住だったので、

札幌の夜景は知っている。

そんな私でも、函館の夜景が好きで何度も足を運んでいた。



ふと、どっちが美しいのだろう?

との疑問が湧いた。



でもそんな事私にとってどうでも良い事に気づき、自嘲した。



美しさに順位をつけるなど、私には無意味なのだ。


私は函館の夜景が大好きだ。


私の住んでいた札幌の家からは、夜景が見えていた。

あまりに見慣れていて、その有難さが薄れていたのかもしれない。



今回のニュースをきっかけに、

美しさとは何だろう?という疑問が湧いた。


夜景に限らず、美しいモノや景色はたくさんある。


桜や紅葉を見て美しい風景だと思う人はたくさんいる。

人ん家の丹精込めた庭を見て、美しいと思う心。

美人を見て、その美しさに奪われる心。





美しさは身の回りの様々な所に存在する。



そう云えば気づいたことがひとつある。


私の住んでいた札幌は、雪が降る。

札幌など比較にならない程の豪雪地帯はたくさんあるので、

そう云う所に住む人たちには申し訳ないが、

私は札幌の冬も雪も大嫌いだ。


でも南の国からやってくる観光客は、

雪景色を美しいと云う。


人によって、住む環境やその時の気持ちの持ちようによって、

美しさの基準は変わってくるのだ。



考えてみたら、四季折々の変化に美しさと感動を見つけるのは

日本人の特徴だった。


蝉の鳴き声や、風鈴に夏の風情を感じるのも、

十五夜に月見ダンゴをお供えするのも、

日本人ならではの風習だ。




美しさっていったい何だろう?


昨日凱旋したラグビーの日本代表選手のプレーを見た時の

そのひたむきさも美しいと思った。


一生懸命頑張る姿。

我が子など家族に注ぐ無償の愛。

過去の苦しいけど楽しかった思い出。

災害などで見せた、人々の立ち向かう姿。



それらに感動した時も美しいと思った。




まだ少し早いが、もうすぐ来るクリスマス。

サンタの季節がやってくる。



娘がまだ幼い頃、サンタクロースを信じていた。

でも歳と共に、その存在に対し、懐疑的になってくる。

そして私に聞いた。

「サンタさんて本当に居るの?」

私は言った。

「サンタさんは普通にたくさんいるんだよ。

ただ普段は気づかないだけさ。」

その時私は無責任に、そういい加減に答えていたが、

今なら確信をもって同じ答えを言える。



自分の目に見える美しいモノが娘への贈り物であり、

サンタさんのプレゼントだと。


でも、そのプレゼントを貰うには資格がいる。



いつも良い子でいる事と、美しいと感じられる感受性を磨くこと。


身の回りの埋もれた美しさを感じ取り、

その美しさに感謝する気持ちを絶えず持ち続ける事。



私は明日東京に帰ります。


もうすぐ来る札幌の冬景色に背を向ける事になるけど

思い出の雪景色に感謝を込め、

やがて東京で作るだろう新たな友に言いたい。

「故郷の雪を見せてあげたい」と。



飲むビール いつも感じる 美しさ


-ビール愛飲家連盟名誉会員-




お粗末。