KAGOSHIMA SALT FAMILY soul diary
我等海一族、狙うはショアからの巨魚。 CONTACT : unkoking@goo.jp




2006年05月





12:00  起床。 寝てても腹は減る・・・昼飯(^-^;

13:00  満腹になると眠くなる・・・ ○Oo。.(T¬T)/~~~オヤスミナサイ

16:00  起床。 寝てばかりもダルいんで、夜に備えて散歩する。

 向こうに海が見えて、気持ちいいですよヽ(*^^*)ノ

しばらく歩いて行くと学校発見!!

 何故か校舎の横に巨大落としダモが・・・違和感無いのが不思議(^。^;)

ちょっと校庭をぶらぶらして帰路に着く。


宿に帰ると晩御飯。。。

 相変わらずボリューム満点!! 味も最高(^▽^)/

そして例の如く、「ご飯2膳食べるんだよ!!」っとおばちゃんの激が飛ぶ・・・(^-^;

そしてこれも例に漏れず・・・完食!!!  満腹で動けん・・・ヤベ( ̄Д ̄;;





19:30  タックルを軽バンに積み込み出撃。


20:00  ランタンに灯を燈し海の様子を伺う。

明らかに昨日よりはトビウオが入っているようだ。
その証拠に早くも堤防の根元ではトビウオ掬いが始まっている。


堤防には自分独りである。
魚がヒットしても誰もサポートはしてくれない。
宿のおっちゃんは「デカイのがきたら何時でも電話しろ、助けに行くぞ!」と心強いことを言ってくれた。

念の為に、堤防の角にある直径10㎝位の穴に、ぴったりサイズの鉄パイプを刺し、
そこにタモのロープをくくり付けて、タモを水面付近に固定しておく。
最悪の場合、コレで何とかタモ入れまでは独りでできる・・・はず(ーー;)


初めはセオリーどおりポッパーで攻める。
フルキャストしてポッピングを繰り返す。

堤防の先端から放射状にくまなく攻めること約1時間・・・反応は無い。

海面をライトで照らすとトビウオが寄って来る。その数は時間が過ぎるに連れて増えているようだ。

島の漁師が船を出してトビウオ漁を始めた。
よく見ると宿のおっちゃんの船である・・・w( ▼o▼ )w オオォォ!!
水中ライトを沈めた船の周りはトビウオで湧き上がっている!

相当数のトビウオが入っているのを確信すると自然とテンションが上がってくる!!

フルキャストしてポッピングすること1時間以上・・・反応無し(w_-;
トビウオが追われている様子さえ無い。



22:30  相変わらず船はトビウオを獲りまくっている。

こんだけトビウオが入っていてデカイのが付いていない訳が無い!!
自分がフィッシュイーターなら、必ずこの「トビウオ食い放題食堂」に来店している!!
ちょっと恥ずかしがり屋さんが多くてカウンター席じゃなくて、奥の座敷に居やがるな~Ψ(*`Д´*)Ψ

っと勝手な想像をして、ポッパーをペンシルに変更した。


選んだのは深いトコロを直撃してやろうと、トビペン18㎝シンキング


フルキャストしてカウントダウン20。
スローで足元まで引いてくる。

コレを堤防先端の港入り口側から沖側に向けて繰り返していく。


23:00  沖側にフルキャストしてカウントダウン30。


スローで引いていると、ゴゴン!!
明らかなバイトがあったがのらない。

しかしその時、根拠は無いが絶対的な確信があった。
必ず追い喰いしてくる!!

と次の瞬間、ゴゴンッ!!!

キターーーーw( ̄△ ̄;)wーーーーッ!!

誰もいない堤防で独り雄叫びを上げて、アワセを3発ほど叩き込む。


手元で10.5㎏に設定しているドラグの悲鳴を聞きながら、グリップエンドをロッドベルトに刺しロッドを引き起こす!
ヘッドライトを点けてリールを見るとスプールが物凄い勢いで逆回転している。

魚はリーフに向かって一直線に走っていく。
ヒットラインが約30mで、既に40mくらい走られている。
リーフにはまだ到達しないが、そろそろ止めないと回収が大変になる。

ロッドを更に立て、逆回転を続けているスプールを掴みハンドドラグでプレッシャーを掛けるとようやく魚が止まった・・・ε~( ̄、 ̄;)ゞフー


ココからラインを回収すべく、ポンピングを開始する。
4回ほどポンピングをした時、止まっていた魚が再びラインを引きずり出して走り出した。
向かっているのは間違いなくリーフ。
さすがに焦った(O.O;)
再びハンドドラグでプレッシャーを掛ける。

この時、こいつはデカイ!!と確信した。

20m以上走られてようやく魚を止めることができた。
これ以上走られると正直ヤバかった、リーフに到達してしまう。。。


そしてポンピングで30mほどラインを回収したとき、またもや魚は走り出した。
今度はリーフではなく沖に向かっている。。。
沖に向かっているなら大丈夫、ここでチャンスとばかりに携帯を取り出しておっちゃんに助けを求める・・・

・・・が、でない( ̄Д ̄;;
そうだ! トビウオ漁やってんだった!!w( ̄Д ̄;)w!!

あきらめて携帯をポケットにしまい、ポンピングを開始する。
電話してる間に恐らく15mはラインを引き出されてしまった。。。



引き起こすロッドが魚の重さを物語っている・・・ハンパ無し重い(゜o゜;;



あと30m位というところまで寄せた時、ダメ元でもう一度おっちゃんに電話してみる・・・が、やっぱり出ない(〒_〒)


完全に腹は決まった!
「ヨッシャー! 来い(`□´)コラーーッ!! 独りでヤッたる!!!」
思わず叫んでいました。


抵抗を繰り返す魚を強引に捻じ伏せ、ポンピングで魚を寄せてくる。
少しでもポンピングを休もうものなら、すぐにラインを引きずり出していく。

堤防際に寄せてからもヒラを打って抵抗を続ける。
魚は堤防の沖側の角に向かって走っていく、角でラインを擦られないように魚より先に自分が角を回る。

魚は反転し今度は港側の角に向かって行く、自分も付いて行くがその時ヤバイことに気が付いた・・・

魚が向かっている港側の堤防の角には、タモがブラ下がっているw(゜ロ゜)w!!
このまま角に行かせてしまうとタモにラインが絡んでしまう!

ココが勝負処だ!!と直感した。

かなり疲労していたが、最後の力を振り絞り体全体を使って全力で魚を浮かせにかかる。
あと3mで角に到達するというトコロで、何とか魚を浮かせるコトに成功した。

浮かした魚をタモまで誘導し、
片手でロッド、もう片方の手でタモのロープを操作するという
今まで経験したことの無い地獄のタモ入れ作業を10分程かかってやり遂げた・・・( ̄‥ ̄) = =3

 直径120㎝のタモ枠に入りきらない・・・( ̄□ ̄;)!!

後はコイツを引き上げるだけ・・・(ーー;)

鉄パイプにくくり付けてあるロープを解き、自分の体に巻きつける。
乳酸の備蓄基地と化した体に鞭を打ちタモを引き上げる。
水面から1mくらい引き上げたところで力尽きてしまう。
何度繰り返しても1m以上引き上げることはできない・・・ε-(。_。;)ノ

ここまでか・・・と諦めかけた時、ふと港の奥を見ると
漁船が全て漁をやめて港の奥に入っている!

とっさにロープを再び鉄パイプにくくり付け、軽バンに飛び乗り港に向かう。

思ったとおり港には人がたくさんいた。
その中から知らないおっちゃん2人に声を掛けて、救助を求めると快く引き受けてくれた!


知らないおっちゃん2人と自分の3人がかりで引き上げてみると。

 GT48㎏(実測)!!
クリックするとデカくなるよ(o^∇^o)ノ

48㎏!・・・疲れるはずだ。。。

 見てくださいよ! このGTの腹とオレの血走った目!!
クリックするとデカくなるよ(o^∇^o)ノ


見事、48㎏のGTに喰われ、最後まで闘い抜いた勇者トビペン18㎝シンキングは・・・殉職しました。

 折れてL字型に曲がってしまった。 しかし貫通ワイヤーは強い!!



 やっとの思いでブツ持ち写真・・・重てぇ(^。^;)フウ



このあと、疲労でしばらく天を仰いだまま動くことができなかった。

助けてくれたおっちゃん達は帰り、再び堤防に独りになった。
目を閉じるとヒットしてからタモ入れまでのファイトが思い出される。
孤独な闘いだったが、独りで完遂したことで喜びも充実感も今までに無いもがあった。


30分ほどして、再びロッドを振ろうかと考えたが
疲労が溜まったこの体で、再び全てを独りでやり切る自身が無かったので今夜は終了とした。



ROD : ZENAQ JIGGER TRUST FOKEETO FC83-7 Trevally
REEL : DAIWA SALTIGA-Z 6000GT
LINE : YGK YOZ-AMI GALIS ULTRACASTMAN X8 #8 113Lbs
SPACER : SUNLINE DEEP ONE #30 220Lbs
LEADER : Momoi's Hi-Catch NYLON LEADER #94 250Lbs
FIGHTING LEADER : YGK YOZ-AMI SEAHUNTER #80 330Lbs
LURE : SAURUS Tobi-Pencil 18cm
HOOK : OWNER STINGER-66 TREBLES 5/0






            


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