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映画「ディパーテッド」の感想

2007-03-27 | 映画の感想
◆№09 03月04日 「ディパーテッド」(★★★★☆)
(感想)良くできてはいるけれど、これが傑作か?、という気持ちは私だけだろうか。「ボビー」のあとだけに、多少薄ぺらに感じる。きついことを言えば、スリル以外に何かあるのか。主演のレオナルド・デカプリオは、表情が険しいだけで、重量感のない、薄っぺらな演技が目立つ。また、仮説だけれど、マーティン・スコッセシ監督は、女性を使わないほうがいい。精神科医の女性が出てくるシーンをすべてカットしたら、もう一味いい映画になるように感じてならない。この感じは「ギャング・オブ・ニューヨーク」でも同じだった。はっきり言って、スコッセシ監督は女性の使い方が極めて下手だ。女医が主役二人に絡むので、重要人物かと思いきや、単なる恋愛対象で終わり?なのか。手紙を託されるけど、マットから去っていくだけでは役柄として、見せ場がなさ過ぎる。かえって、それぞれに別の恋人を使ったほうが人間関係が複雑でよかったような気がする。二人の男が同じ女性を好きになるという、女性をとおしてお互い潜入している姿を対比させようとしたのかも知れないが、そんなに効果は感じられなかった。最期に人が次々死んでいくのも単調でつまらなかった。悪いことをしている人間が殺されれば、それでいいのか。スコッセシ監督、あなたはこれで満足なのか。


杜の都

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