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「サイドウェイ」の感想(1)

2005-05-07 | 映画の感想
人は寄り道をしたいけれど、なかなかできない
勇気がない、その言い訳に時間や仕事を言ったりする
逆に寄り道ばかりの人生をしていると思っている人もいる

でもよく考えると、寄り道と本道の違いはどこにあるのだろう
生きがいと生業といえば分かりやすいが

自分の本当の道なんてあるのだろうか
人はそれを探して生きていくものなのだろうか
何も考えず、ひたすら思うがままに生きる、それもまた人生だけれども

マイルスは、やりたいことがあるのに、それを生業にできない
でもそれでマイルスは不幸なのだろうか
ベリーハッピーではないが、生きている実感はあるのではないだろうか


杜の都

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オフィシャルサイト http://www.foxjapan.com/movies/sideways/

ジャンル : ヒューマン
製作年 : 2004年
製作国 : アメリカ
配給 : 20世紀フォックス映画

キャスト・スタッフ - サイドウェイ
監督・脚本 : アレクサンダー・ペイン
原作 : レックス・ピケット
脚本 : ジム・テイラー
出演 : ポール・ジアマッティ
     トーマス・ヘイデン・チャーチ
     ヴァージニア・マドセン
     サンドラー・オー


あらすじ・解説の詳細
国語教師のマイルスは、脱稿した小説の出版をめぐり、編集部からの返事を待っている。1週間後に友人のジャックが結婚することもあり、2人は前祝いにワイン旅行へ出かけることに。マイルスは相当のワイン通だが、ジャックの目的は独身最後にハメをはずすこと。前妻との離婚を引きずるマイルスに、ウェイトレスのマヤを誘うようけしかけ、自分はワイナリーで働くステファニーを口説き落とす。マイルスとマヤも惹かれあっていくのだが…。

色、味、香り、その性格は千差万別のワイン。至福の喜びを与えたり、時にはがっかりさせられたり、好みの「彼女」に出会えるかどうかは、恋人探しと同じくらいに難しい。それを人生に反映させた映画が、『サイドウェイ』だ。ワインのテイスティング旅行へ出かける2人の中年独身男の物語。どこにでもいそうなキャラクターたちの何気ないドラマの中に、見るものを熱くさせる、ロマンティックな要素が詰め込まれている。

監督は、『アバウト・シュミット』で絶賛されたアレクサンダー・ペイン。第77回アカデミー賞では、作品賞、監督賞など主要部門でノミネートを受け、ゴールデン・グローブ賞では見事、ミュージカル/コメディ部門作品賞を受賞。1週間のワイン旅行を通じ、人生の楽しみに触れたなら、普段はビール派という人もきっと、グラスに揺れる芳醇な味と香りを楽しみたくなるに違いない。

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