◆№45 08月19日 「サガン -悲しみよ こんにちは-」(★★★★☆)
(感想)伝記的でも逸話的でもなく、サガンという人間にこだわった作品。名声、お金、借金、自由、孤独、友人、取り巻き、家族、麻薬、病気。奔放に生きたかに見えるサガンをとおして、監督は、人生で得ることと、失うことを客観的に見据えている。▼人間の人生は、同じ量のプラスとマイナスがある。だが、人間はどちらかだけに目を向けて生きることができる。▼しかし、あるときまで、そのことに気づかない人もいる。プラスだけの人生で、マイナスがあることに気付いた時、気づいてから人はどのように生きるのだろうか。不幸だと思って生きるのだろうか、当たり前だと思って生きるのだろうか。▼ほんとうの人生は、悲しみを知った時から始まるのかもしれない。(データ)
総合 4 フランソワーズ・サガンを客観的に描いている
監督 4 サガンという人間にこだわった
脚本 5 サガンに寄り添ったり、客観的にみたりと
演技 5 シルヴィー・テステューはサガンになりきっている
音楽 4
映像 4
杜人
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サガン -悲しみよ こんにちは-(2008)SAGAN
メディア 映画
上映時間 122分
製作国 フランス
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2009/06/06
ジャンル ドラマ/伝記
映倫 PG-12
【クレジット】
監督: ディアーヌ・キュリス
脚本: ディアーヌ・キュリス
マルティーヌ・モリコーニ
クレール・ルマレシャル
撮影: ミシェル・アブラモヴィッチ
衣装デザイン: ナタリー・デュ・ロスコア
音楽: アルマン・アマール
出演:
シルヴィー・テステュー /フランソワーズ・サガン
ピエール・パルマード /ジャック・シャゾ
ジャンヌ・バリバール /ペギー・ロッシュ
アリエル・ドンバール /アストリッド
リオネル・アベランスキ /ベルナール・フランク
ギョーム・ガリエンヌ /ジャック・コワレ
ドゥニ・ポダリデス /ギイ・シェレール
マルゴ・アバスカル /フロランス・マルロー
シルヴィー・ラグナ
グウェンドリーヌ・アモン
シャンタル・ヌーヴィル
サミュエル・ラバルト