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映画「ミステリー・トレイン(1989)」の感想

2008-01-17 | 映画の感想
◆番外編 01月09日 「ミステリー・トレイン(1989)」(★★★★☆)
(感想)(図書館のDVDを観る)知らなかったので、ジョー・ストラマーが出演しているのに驚いた。また、トム・ウェイツがラジオのDJで声の出演をしているのでさらに驚き。エルビス・プレーリーのブルー・ムーンがせつない。テネシー州のメンフィスのホテルが舞台となるが、そこはアメリカの普通の街で華やかさや賑わいを感じない。メンフィスはプレスリーが13歳の頃、ミシシッピから引っ越したところだそうだ。3話のオムニバスが微妙に重なり合うストーリーとなっていて、映画のタイトルとマッチしている。映画のタイトルもエルビスの歌からの引用のようだ。最初のメンフィスの駅でマッチを貸してくださいとう会話が、最後にミシシッピのナチェス (Natchez)行きの列車ですかをマッチを貸してくださいと勘違いをする落ちを作っている。映画の一つの王道だ。(データ)

総合 4
監督 4
脚本 4
演技 4
音楽 5
映像 4


杜人

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第一編(ファー・フロム・ヨコハマ): アムトラック(列車)で日本からの観光中のジュン(永瀬正敏)とミツコ(工藤夕貴)は、テネシー州のメンフィス駅で降車、エルビスのグレース邸見物の為、重いスーツケースを引きずりながら歩くのだが、カール・パーキンスが収録したことで有名なサン・スタジオに着いてしまう。夜、二人はアーケード・ホテルという小さなホテルに泊まることにするのだが…。

第二編(ア・ゴースト): メンフィス空港でルイーザ(ニコレッタ・ブラスキ)は、エアチケットの座席予約がうまく行かずに街に出るのだが、さまざまなトラブルに遭ってしまう。アーケード・ホテルのナイトシフトのフロント係(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)から宿泊を断れ困っているディディ(エリザベス・ブラッコ)と出会い、相部屋利用で宿泊することを提案するのだが…。

第三編(ロスト・イン・スペース): ディディの元ボーイフレンドのジョニー(ジョー・ストラマー)は、友人のウィル(リック・アーヴァイルス)とチャーリー(スティーヴ・ブシェミ)と一緒に酒を買うために寄った店で店主(ロケッツ・レッドグレア)を銃で撃ってしまう。3人は、ウィルの義兄が働くアーケード・ホテルに逃げることにするのだが…。

【クレジット】

監督: ジム・ジャームッシュ
製作: ジム・スターク
製作総指揮: 平田国二郎 須田英昭
脚本: ジム・ジャームッシュ
撮影: ロビー・ミューラー
音楽: ジョン・ルーリー

出演:
工藤夕貴
ジョー・ストラマー
永瀬正敏
スクリーミン・ジェイ・ホーキンス
サンク・リー
エリザベス・ブラッコ
サイ・リチャードソン
トム・ヌーナン
スティーヴン・ジョーンズ
スティーヴ・ブシェミ
ニコレッタ・ブラスキ
ルーファス・トーマス

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