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映画「千年の祈り」の感想

2010-02-21 | 映画の感想



◆№12 02月20日 「千年の祈り」(★★★★☆)
(感想) 
▼このような日常を描いて、平坦なストーリーは難しい。唯一のインパクトは父と娘の感情のもつれだけという地味なもの。アップダウンのない構成で観客をつなぎとめるのは難しい。
▼開き直りとも言え無くないが、すべての人を対象と考えず、分かる人だけ良さを感じて方式作品。▼でも、こういう作品は貴重。密度の濃い深く掘り下げた描き方をしている場合が多い。自分を見ているようで、はまる人には、はまるんだ。
▼人間て、ちょっとしたすれ違いが溝を深くしてしまい、渡りにくい川になる。すきま風が吹くと、寄り添っていた心が離れ、相手を見失い、一度見失うと見つけにくくなるんだよね。心の拠り所というのは難しい。心が離れたり、居場所を見失うと、頭(理屈)でしか寄り添えなくなる。人の心に壁が立つと、なかなか崩せないよね。タイガー・ウッズ頑張って。違うか、これは。
(データ)

総合 4 父娘の難しさ、中国も同じなのかな
監督 4 温もりのような感動を丹念に描いている
脚本 4 会話の工夫が苦心を感じさせる
演技 4 普段着を演じることの難しさ。こういう映画に有名俳優は無用だ
音楽 3 エンディングテーマは良かった
映像 3 車はTOYOTAでしたよ、アメリカの常識


杜人


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千年の祈り(2007)
A THOUSAND YEARS OF GOOD PRAYERS

メディア 映画
上映時間 83分
製作国 アメリカ/日本
公開情報 劇場公開(東京テアトル)
初公開年月 2009/11/14
ジャンル ドラマ



【クレジット】
監督: ウェイン・ワン
製作: 木藤幸江 リッチ・コーワン
製作総指揮: 小谷靖 孫泰蔵
原作: イーユン・リー 『千年の祈り』(新潮社刊)
脚本: イーユン・リー
撮影: パトリック・リンデンマイヤー
編集: ディアドレ・スレヴィン
音楽: レスリー・バーバー
出演:
ヘンリー・オー /シー氏
フェイ・ユー /イーラン
ヴィダ・ガレマニ /マダム
パシャ・リチニコフ /ボリス








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