悠々time・・・はなしの海     

大学院であまり役に立ちそうもない勉強をしたり、陶芸、歌舞伎・能、カメラ、ときどき八ヶ岳で畑仕事、60代最後半です。

書の至宝展<高閑筆の草書千字文>

2006-02-08 22:29:15 | 文学・文芸・芸術
<懐素(かいそ・唐時代の僧)の「苦筍帖(くじゅんじょう)」> 下の書は、懐素の「苦筍帖」である。懐素(725?‐785?年)は唐時代の 僧で、「狂草(きょうそう)」という革新的な書風を得意とした。 「狂草」というのは、王羲之の書風を形だけ真似る堅苦しい風潮を打破し ようとして生まれたもので、筆致は自由奔放であるが、二王(王羲之、王 献之)以来の草書を充分に学んだ上のことである。        . . . 本文を読む

不可能図形と文明の衝突

2006-02-07 23:39:22 | 独りごと
<不可能図形>・・・カリフォルニア工科大学下條教授 朝日新聞が、毎週日曜日に「be」という8ページ建てくらいの別刷の 日曜版を折り込んでくれるのだが、beという文字の下に、Wonder  in life 不思議いっぱい と書いてある。これがなかなか面白い。 2月5日の7ページに、「目の冒険 知覚を遊ぶ⑤」という記事があっ た。書いているのは、カリフォルニア工科大学の下條信輔教授で、 下の不可 . . . 本文を読む

書の至宝展<智永筆の真草千字文>

2006-02-06 22:00:01 | 文学・文芸・芸術
<「書の至宝ー日本と中国」展> <真草千字文(しんそうせんじもん)>・・・智永(ちえい、陳ー隋時代)筆                    上記の文字は上から下へ、同じ文字を           右側に楷書、左側に草書で書かれてある。           識字、習字の教本と考えられる。           閑 処 沈 黙 寂 寥 求 古 尋 論            散 慮 逍  . . . 本文を読む

書の至宝展<妹至帖>

2006-02-06 00:36:51 | 文学・文芸・芸術
<「書の至宝-日本と中国」展> 東京国立博物館で、1月11日から2月19日までの日程で「書の至宝ー日 本と中国」展が開催されている。初日の1月11日に鑑賞したが、中国の 書聖といわれる「王羲之(おうぎし)」をはじめ、聖徳太子や空海、小野 道風(おののとうふう)など日中の名筆が勢ぞろいする書の展覧会という ことで、初日は中高年の入場者で溢れた。珍しい展示品をじっくり見よう とする入場者で一部の作 . . . 本文を読む