書の至宝展<高閑筆の草書千字文> 2006-02-08 22:29:15 | 文学・文芸・芸術 <懐素(かいそ・唐時代の僧)の「苦筍帖(くじゅんじょう)」> 下の書は、懐素の「苦筍帖」である。懐素(725?‐785?年)は唐時代の 僧で、「狂草(きょうそう)」という革新的な書風を得意とした。 「狂草」というのは、王羲之の書風を形だけ真似る堅苦しい風潮を打破し ようとして生まれたもので、筆致は自由奔放であるが、二王(王羲之、王 献之)以来の草書を充分に学んだ上のことである。 . . . 本文を読む