ロンドの日記

チェンバロとオルガンと16歳のにゃんこ。
音楽と美味しい毎日です。

薬種商 金岡本店  -富山ー

2012-09-18 11:59:01 | 旅行
富山の薬。
子供のころ、一年に一回だったのか二回だったのか、「富山の薬売りのおじさん」は自転車でまわって来ていましたね。大きな風呂敷で包まれた荷物をドサッと置いたら、それが入れ子になっている行李でそこからどんどん籠が出てきます。家庭用の引き出し付きの薬箱の中を調べて、帳面を出して何か書いていきます。行李から手際よく薬を出して、ぴったりと箱に詰めていきます。鮮やかな手さばきは子供の目には手品のようでした。


金岡家は薬商として第6代目と大変な歴史のある家系です。



実業家として繁栄し、教育、銀行などにも力のあるお家柄です。
立派な邸宅は今博物館として見学することがですきます。

玄関を入るとすぐに帳場があり、いきなりびっくりさせられます。

ジャコウに始まり、各種漢方の材料が陳列されています。





よく手入れされた庭に囲まれたお座敷は広々と開けていて、2代目の手になるという対の掛け軸がなんともユーモラスで楽しい。




冷たいお茶をいただけるお座敷もあり、ゆっくりできます。

浮世絵の世界でもお灸があったんですね。


ユーモラスな紙袋






前田 正甫公の江戸城腹痛事件。





現在、公開されている各地の日本の豪商の館を拝見すると、私などはすっかり忘れてしまっている大事なことを教えていただいているような気がします。


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2 コメント

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先ずはこのブログにです♪ (シャレード)
2012-09-19 11:35:46
くすり「くそうばい」とも云われましたね。ハナクソ丸めたマンキンタンとか。
「ケロリン」はそのネーミングが、昔銭湯にケロリンの名入りのポリオケが。

救命丸も富山の薬でしたか、ダルマの絵の引き出しを思い出します。
景色と建物を拝見しながら、富山の薬売りさんの紙風船を思い出してます。
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Unknown (ロンド)
2012-09-19 13:25:17
シャレードさん
何もかも懐かしいものがたくさん展示されている博物館でした。大きな紺地の風呂敷に包まれた柳行李があったのはもうびっくり。この後民族村にも行きましたが、どこでも入場券と一緒に紙風船をいただいたんですよ。あとで写真を載せますね。
ケロリン、救命丸、懐かしいですね。
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