横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「ワンパターン」で落ち着く子ども

2015-11-03 22:02:08 | 発達や学習が心配
ハロウィンも終わり、11月。

今日は飛び石連休の月曜日。

運動会の代休などで休みだった学校もあるようです。



写真の花は「オオニソガラム」という名前で、下から順に

白い花が咲いていくそうです。生花店の方が丁寧に説明

してくれました。

おっと、今回の「お題」です。

教員をしていたとき、国語の研究をしていたことが

あります。学年の教員で物語読解用のプリントを

全時間同じパターンで作りました。

授業もそのプリントに沿って行います。



毎回この繰り返し。

ワンパターン。

毎回同じことの繰り返しなので

子どもは飽きてしまうのでは?

いいえ。そうではなく、それまで国語の時間

落着きのなかった子どもだちが回を重ねるごとに

授業に前向きに取り組むようになり、

3回目ぐらいには、ほとんどの子どもが指示なしで

自分から取り組めるようになったのです。




別の場で個人指導をしたときに、着席が難しかった

子どもがいて、毎時間同じようなパターンですごす

ようにメモを掲示し、終わったところを線で

消していくように毎日繰り返してみました。

すると1か月ぐらいして自分から着席する時間が

長くなっていきました。

数か月後には、支援者がいなくても座って「自習」が

できるように。

「ワンパターン」は、よくないことと

思われがちですが、実は「見通しが立ちにくい」子どもにとって

「楽」で「すっきり」する方法。

このシリーズ、ことばをそだてるのにすごくいいです・・・



学習だけでなく、生活面でも。

いっぺんにあれもこれもと詰め込みすぎず、

1~4ぐらいまでの手順の量から始めるとよいと思います。

朝、支度がばたばたしてしまう子どもなら、

1 顔あらい

2 服を着る

3 朝ごはん

4 はみがき

あとは、少し手伝って。

リズムを「からだ」で覚えるまで1か月同じパターンで

繰り返す。

できる日もできない日もあって当然。

できた日はカレンダーに💮で、

50%を超えたら、

できたら、1~4を絵に描いてはっておくと

いいかもしれません。

最初は服のボタンがずれていようが

歯磨きが雑だろうが、

とにかく「自分でやる」ことを

ほめてほめてほめて・・・。

「ワンパターン」が定着してから

いろんな「バリエーション」を

考えていくのもいいと思います。

レベルも少しずつUP

でも、最初は「なにしろ、「ワンパターン」が

基盤です。


あ、私のブログは(できるだけ)ワンパターンにならないように

努力します

個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)






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