横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

中学校への引継ぎ

2022-02-10 17:37:45 | 発達や学習が心配
横浜もうっすら積もり始めました!



これから大雪になるそうです。(と言っても10cmぐらいだそうです

今日は、念のため、生徒さんもおうちで待機していただきました。



2月・・・・。

6年生にとっては、卒業と入学と両方の準備が始まります。

小学校卒業中学校入学

とはっきり区切りがあるようで、実際「心」は連続しているものだと思います。

入学に際して少し心配がある場合、保護者が中学校に「配慮のお願い」に行くのも

この2か月中。

どんなふうに伝えたらよいのか?

私も卒業前の最後の面談で一緒に考えています。

必要な支援は何なのか

中学校では実際にその支援がもらえそうなのか

そして、何より大事なのが、本人がその支援を求めることで

自分が楽しく、ストレスなく学習・生活できるか


ということだと思います。

中学校でもパソコンが全員に配られていて、

授業や休暇中に使われているようです。

でも、なかなか「筆記具」としては、活用までいっていない実態もあるようです。

文字が書ければ、「書ける」とみられて、スピードがゆっくりでも、

手書きがストレスでも

パソコン使用が難しい。

そんな話を聞いたこともあります。

おとなしくて、真面目で友達とも上手に過ごせるタイプのお子さんへの支援を求めると

なかなか伝わりにくいこともあります。

小学校では、担任の先生が自然に「配慮」していたことも

中学校では、「改めて求める」ことが必要になってくる場合も多いと思います。



そして、書くことだけでなく、「聞くこと」「読むこと」への配慮が必要な子どももいます。

口頭で指示されると、「聞き落とし」があったり、「記憶が不確か」になったり。

中学校の教科書は、細かい文字で読むと疲れてしまったり、

情報が多すぎて混乱したり。

また、口頭で「提出期限」を伝えられることが続くと、忘れてしまったり。

小学校でそんな実態があっても、

なかなか中学校には「配慮」を求めにくいと思います。

以前に、学校として「似たような」お子さんがいて、配慮の実績があると

スムーズにいきやすいのでしょう。

今までなかなか気づかなかったようなお子さんだと

中学校も「どこから始めるか」検討するところからかもしれません。

ただ、本当は中学校の先生方も、入学するお子さんのことを前もって知りたいと思っていると思います。

保護者が中学校に配慮を求める際に、どうしようか、様子をみてからにしようか・・・・。

というより「念のため」と事前にお話しに行くことで

子どもが楽になる環境ができるかもしれないです。

でも、思春期の子どもって、「友達と違うことをすること」にかなり抵抗があると思います。

自分だけ、パソコンを使ったり、自分だけ先生に多く声かけしてもらったり

そんな「目立つこと」はしたくないのです。

だから4月当初から「必要な人は言いに来て」のような雰囲気が最初にあると本当に「楽」になりますね。

そして、伝えたことが受け入れられたのを感じたり、見たりすれば、

他の子も言いやすくなります。

ぜひ、4月の初めからそんな雰囲気でスタートできますように。



国語の拡大教科書です。

申請してもらえるようです。ただ、何分冊かになるようです。

デジタル教科書だと拡大や、背景色を変えたりが楽になるのに・・・・

研究校だけでなく、全国一律に変化がおきますように。

だんだん保護者の「出番」が減る中学校。

はじめは、保護者が学校に「配慮」をお願いするにしても

だんだん子どもが「自分自身」で先生に伝えられるようになるといいな。

場合によっては、そっと先生に伝えて、「さりげない支援」をもらったり

みんなの前で伝えて(ちょっと勇気がいりますが)「必要な人はだれでも申し出ればもらえる支援」になったり。

子ども自身と学校の関係の中でうまく回っていくとよいな~と心から思います。

大人も職場やグループの中で

「私は~なのでよろしくお願いします。」のようにさらっと言えると

ずいぶん楽になるのでは。


もらえる「支援」だけでなく、自分が自分にする「支援」についても

子どもと一緒に考えています。

それはいずれまた。


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のあるところをクリックしてください)









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