横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「数」の感覚を育てる

2016-04-26 19:53:04 | 発達や学習が心配
今週で4月も終わります。

あっという間の1か月だったのでは

ないでしょうか。

子どもも大人も環境の変化があった方が

多いのではなかったでしょうか。

とってもとっても疲れでいる方があるとしても、

あと少しで「連休」です!

そこまでの辛抱です。



今日は、「数感覚」のお話。

1kg=1000g

は、3年生の算数の内容です。

暗記してしまえば、そこですみますが、

あえて1円玉(1つぴったり1g)をたくさん用意し、

1000個をデジタルばかりにのせる授業をしたことが

あります。

4人グループで1000をを数えるとしても

「10個ずつの固まり」がなぜか、

「9個」や「11個」になり、なかなか1000個

数えられない・・・(100固まりを作る途中で

手でさわってしまい、崩れ落ちてしまうことも・・・)

集中が続かなかったり、正確に数えることが難しかったり、と

けっこう大変でした。

でも、ぴったり1000個数えて、1000gぴったりになったときの

感動!

みんな、ノートに1kg=1000gと喜々として

書きました。

1000個のものを実際に数える経験、もしかすると

「一生にそう何回もあるものではないのかも」

しれません。

だからこそ、とあえての「体験」でした。


いろいろな「かたち」で数を表したカードです。

小さいお子さんでも、1から100まで数えられることが

あります。

1~10ぐらいまでは、「実際のもの」を数えて

「感覚的」に理解するのかもしれないし、また、

「単に順序」として「いち・に・さん・し~」と

音とマッチングさせているのかもしれません。

「順序」としての数は、「十進法」の「きまり」が

分かれば、理解していきます。

ただ、「量」としての「数」は「手でさわったり」

「実物をみたり」することで「感覚として」身について

いくものなのかな、と思います。

「1万」がでてくる3年生あたりからは、実際に

「手にすることが難しくて」抽象的な「数」としての

感覚になっていくようにも思います。

でも、ときどき、「重さ」を秤で量ったり、

長い巻き尺で廊下や校庭の「長さ」を測ったり

することは「数を実感できる機会」として

大切なことだと思います。

野球やサッカーのスタジアムに何万人もの人が

座っている光景は圧倒されます。

教科書に「2万人」と書かれている人数を実際に

「目にして」やっと、「こんなに大勢なんだ」と

分かるのだと思います。

少し面倒でも低学年のうちにブロックなどで

数を「量」として感じたり、「水などの液体」を

ますで量ったりする経験を大切にできると

いいなあと思います。


「目で見て・もってみて」大小が比べられることも

生活に生きる「算数の力」になると思います。


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コメント
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