横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

その子にとっての「手本」

2015-03-03 18:52:56 | 発達や学習が心配
卒業式は「高校」から始まるのですね。
先週末から今週にかけてあちこちの高校で卒業式があるようです。
その後が「中学校」そして「幼稚園」「小学校」と続きます。

卒業式で「涙が出ない」話はずいぶん前に書いた気がしますが、

保護者にとっては胸いっぱい、ハンカチがぐちょぐちょになって

しまうことも。

~年間の「いろんな思い」がぐぐっときて涙が止まらない・・・。

保護者一人ひとり「涙」の意味が違うのだろうと思います。

今日は、「手本」の話。



この写真のように、マスの中に「始まりの点」「書き順」などが

あるのも「位置関係」をとらえるのに苦手感がある子どもにはよいようです。

次は手本を置く位置です。

新しい文字を覚えるときの手本はどこに置きますか?

右・左・上・下・紙の下(写す)など

その子どもにとって見やすい場所があります。

また、同じ字の手本が何回か出てくると安心。

漢字の場合、上の方に手本があることが多いですよね。

それを見ながら下に自分で書いていくとなると

どんどん違う字になってしまうことがあります。

たくさん書けば書くほど意味がなくなってしまいます。

こんなふうに行の途中に「手本」があるとまた形を意識して書けます。



また高学年になり、複雑な漢字になったときは、教科書の漢字では、見えにく子どもも

います。拡大できると見やすく、正しい形がとらえやすくなります。



次は「行動面」での「手本」。

教室の手本はなんといっても「先生」。

先生の行動は子どもにとって「基準」になります。

「場」の雰囲気がつかみにくい子は先生が見えやすい位置の席も

よいですし、また「手本」になる行動をする子どもが「視界」に入る席

もよいです。行動は一歩遅れるかもしれませんが、「耳で聞く説明」より

「実際の行動」が手本として入りやすいこともあります。

「そうじ」などいくつかの「手順」がある場合は、「手順書」が図解つきで

あると行動の「てがかり」になります。

ただ、「~回かきなさい」「きちんとそうじをしなさい」という指示より

「自分で」行動を起こしやすくなると思います。

うまく学習・生活がいっていないときには、「その子にどんな手立てが必要なのか」

考えて「分かりやすい」「手本(てがかり)」が用意できるとよいですね。



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