わきの下に見つけた、しこりの検査結果を聞いてきた。
5年前に、温存で残した乳房にしこりを発見した時は、
妙な自信があり、検査結果を聞くときも全然ドキドキしなかった。
「大丈夫でしたよ~」と、ドクターは言うに決まってると思ってたので
待合室で待ってる時も、平常心だった。
ところが、蓋をあけたら、マンモもエコーも怪しいとの診断で
部分切除して、組織検査しましょうという、予想外の展開だった。
そして、組織検査でガンと分かり、オペに至ったという経験がある。
だから、今回は、しこりを見つけた時から「またか!!」とドキドキ。
検査の時は、技師さん2人で、かなり時間をかけてじっくり見てくれた。
もちろん、無言で。。。
本当は、「どーですか?」と聞きたかったけど、聞いても教えてくれないのは
百も承知です。検査結果は、1週間後。
名前を呼ばれて、診察室に。
妙に、ナーバスになっているので、前の方が診察室を出てから
自分の名前が呼ばれるまでの時間が気になる。
間があると、ドクターが言葉を選んでるのかな...とか、色々考えてしまう。
エコーを画像を見ながら、先生が「血流があるので、血管の腫れでしょう」と言った。
えっ?血管?
自分で触ってコリコリしてたので、血管だとは思わなかった。
5年前のシコリ発見と、同じような感触だった。
人間の感触は当てにならないのね。
ホッとし、力が抜けた。
「細胞検査しましょう」と言われると思っていたので、仕事が何時休めるか勤務表も持参していた。
シコリ発見から、結果まで約10日。ドキドキの時間を過ごしたのは事実。
でも、やみくもに恐怖や不安を感じていた頃とは、気持ちの持ち方が明らかに違った。
病友には、治療を受けながら、仕事も続け、家族と一緒に過ごし、闘う逞しい女性が沢山いる。
今回は、再発じゃないと分かったから、こんな風に書けるのかもしれないけど
以前は、ただただ、再発とういう事が怖かった。
もちろん今も怖いけど、闇雲に怖がらない。ちゃんと正しい情報を得ようと考えられるようになった。
乳がんという病気、やはり一生お付き合いするのね。。。と、改めて覚悟をした。