店主のつぶやき

カフェハンナの店主ウジキのつまらない独り言で綴る日記です。

今更日記 ~カフェマスターへの道は遠い~ 前編

2009年07月22日 01時09分03秒 | cafe
書きたいことはたくさんありながらなかなかブログ更新できず過ぎていく日々…。
あれもこれも書きたかったのに書けなかった…と考えているとどんどんイヤになっちゃうんですけど、これはやっぱり書いておきたいなと思う昨年の出来事を書きます。ホント今さらなんですけどね。

私は昨年6月初めで前職の障害者就労支援事業所のサービス管理責任者を辞めました。
精神的にかなりダメージを受けていて、
「もう福祉の仕事はできないかもしれない…」
という気持ちもあり、
では、違う道があるだろうか?と考え始め、“カフェマスターへの転身”なんてとんでもないことを考えたりもしました。
当時のこのブログでは真剣にその話を書いていたので、ブログの読者の皆さんも励まして下さったり、真剣に応援して下さいました。
私自身、本当にその道に進むためにどうしたらよいか模索もしていました。

ちょうどその頃。
昨年の春から夏まで私の妹が、ハーバーランドフットサルスタジアムのオーナーである内藤潤氏が新たに立ち上げた「NPO法人ここからつながるスポーツ地球家族」の事務局スタッフを務めていました。このNPOの活動内容の詳しくはHPを見ていただければよいですが、ただ体を鍛えるだけでなくメンタルの安定、またそのための食事の提案など、幅広い活動を行っています。

実は私が神戸でフットサルを始めたのはハーバーランドフットサルスタジアムで火曜日夜に行われている「エンジョイスクール」というフットサル初心者や女性のための個人参加型のスクールで、その後も時々参加していたのですが、そのことを妹は内藤さんに話したらしく、さらに私がコーヒーに凝っていて、コーヒー会なるものを行っているということも話していたみたいなんです。それで内藤さんが「いつかお兄さんのコーヒーを飲んでみたいなあ」と仕事中に言っていたと妹に聞いたのでした。内藤さんは冗談半分で言ったのかもしれませんが、私としてはぜひ内藤さんに私の淹れるコーヒーを飲んでもらいたいという気持ちもあり、「ご希望ならばいつでもコーヒー淹れに行きますよ」と妹を通じて伝えてもらったのでした。

実は、内藤さんの奥様は以前フットサルコート近く(ダイヤパーキングのビル)でカフェレストランを経営していて、現在はお店は閉めてしまったのですが、その場所は他のテナントは入らずそのまま残っているのです。内藤さんも自分が言った手前コーヒーを淹れてもらわねばと思ったのでしょう。その場所を使ってコーヒーを淹れて下さいという話になり、昨年の6月のとある金曜日の夜にコーヒーを淹れることになりました。

私がいつも取り寄せている東京のカフェバッハからコーヒー豆を取り寄せ、コーヒー道具一式をかついでその場所へ出向きました。私は、内藤さん夫妻やNPOのスタッフやフットサルコートのスタッフにコーヒーをふるまうくらいかなと思っていたのですが、カフェの場所に着くと内藤さんが、「せっかくウジキさんにコーヒー淹れていただくのでお客様をお呼びすることにしました」とおっしゃいます。「お客様?!」正直びっくり。さらにそのお客様というのは、これから内藤さんのNPOを支援しようという支援者の方々で、その支援者の方々との内藤さんとの懇談会の場で私のコーヒーをふるまうということがわかり、ほんのお遊び気分でなく本気モードでコーヒーを淹れなければならなくなったことで緊張感が10倍くらいになったのでした。


 後編につづく