岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

霧が丘短歌会2016年4月

2016年06月21日 00時30分20秒 | 霧が丘短歌会
霧が丘短歌会 2016年4月 4月25日


 霧が丘短歌会4月講座は4月25日に開催。新年度ゆえ欠席者が何人かいた。しかし熱意にあふれた作品が並んだ。

 春の喜びを歌った作品。桜の季節を歌った作品。熊本の震災を歌った作品。それぞれの特徴があった。

 とらえどころがよく、表現したい抒情が明確だ。しかし五句三十一音のうちどこか一か所に工夫の余地があるものが多い。逆を言えば、作品が形になってきた。熱心に続けてきた成果が現れている。


 「星座」「運河」に出詠しても添削を受ければ十分に遜色ない作品になってきた。だがここから添削が不要になるまでの時間がかかるものだ。しかし全員が進境著しい。

 だが熊本の震災を詠んだ作品は、事実報告的で、新聞の見出しの域をでていない。僕の歌集『聲の力』から社会詠を選んで紹介し、事実報告にならないようにはどうするか。他人事でなくすにはどうするか。僕の発言に質問が多く寄せられ有意義な議論となった。

 この講座の特徴は「先生に直してもらう」のでなくて、どうしてそうなのかを考える場になっていることだろう。出詠された作品が材料。僕の発言が助言という趣だ。


 人に直してもらうのが目的になった歌会(作品批評会)では意味がない。


 毎回だが短歌上達4原則を確認した。


 1、短歌を多く詠む。(作る) 2、短歌を多く読む。
    3、自分の作品を聲に出す。 4、「詩人の聲」を聴く。(詩集を読む)


 引き続き会員を募集する。

 霧が丘短歌会別例会は毎月第四月曜日、10時から12時まで。霧が丘グリーンタウン第一住宅集会所。

 申し込み、問い合わせは問い合わせは、044(922)5542(岩田自宅まで)

 受講料1回1500円。



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