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取調べの全面的可視化しないとダメでしょう。

2012-12-16 | 取調可視化
なりすましウイルス 4都府県警が調査結果公表「IPアドレス過大評価」(産経新聞) - goo ニュース

※引用

なりすましウイルス 4都府県警が調査結果公表「IPアドレス過大評価」

 遠隔操作ウイルス事件で、警視庁と神奈川、大阪、三重の4都府県警は14日、4人を誤認逮捕した捜査の問題点などを検証した結果を公表した。神奈川県警は少年=当時(19)=の不安をあおるなど取り調べが不適切だったことを認めたが、4都府県警とも供述の強要や誘導などはなかったと結論付けた。

 4都府県警は、インターネット上の住所に相当する「IPアドレス」を過大評価し、供述を十分に吟味しなかったことが誤認逮捕につながったとした。一方で、証拠隠滅のおそれなどが想定されたため、逮捕が必要との判断は肯定した。

 神奈川県警は少年への取り調べで、少年院に入るのではないかと不安を与えてしまうような刑事手続きの説明をしたり、犯行を具体的に説明するよう求めて困惑させたりした可能性があると指摘した。ただ、山岸直人警務部長は「誘導はなかった」と釈明した。

 また、少年が上申書で襲撃予告に使われたハンドルネームの由来を具体的に説明したことで犯人との心証を強くし、犯行動機などの裏付け捜査を行わなかったほか、襲撃予告の書き込みが2秒で行われていた不自然さを解消せずに捜査を進めたとしている。

 警視庁は、福岡市の男性(28)が同居女性をかばおうとした虚偽の自白を見抜けなかったことを問題視。男性が逮捕前にウイルス感染の可能性を指摘し、認否が二転三転するなどしていたことから、「自白の信用性を疑う余地があった」と分析した。

 三重県警は「動機の有無確認が不十分だった」、大阪府警は「供述に対する掘り下げが十分に行われたとはいえない」とした。

 警察庁は4都府県警の検証結果を受け、再発防止を徹底するよう全国の警察本部に通達を出した。通達でも、今回の事件の反省点の一つとして「動機の解明や容疑者の適格性(犯人性)についての検討が不十分だった」と指摘している。


違法捜査も行為者である捜査官の自白偏重。
やりました と言わない限り、確認できなかった。
虚偽の自白を見抜けなかった  って まだそんなことを・・・。アホか。


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