弁護士法人かごしま 上山法律事務所 TOPICS

業務の中から・・報道を見て・・話題を取り上げます。

現場から虐待を訴えることはやりずらい状況

2014-11-28 | 自閉症・発達障害
毎日新聞の記事からです。


<障害者虐待>全国で被害者2659人 福祉施設で増加傾向

 厚生労働省は25日、2013年度の障害者に対する虐待事例の調査結果を公表した。全国の自治体に寄せられた相談や通報は7123件で、虐待と認定されたのは2280件、被害者は2659人だった。2012年度下半期の状況をまとめた前回調査と比較し、福祉施設での虐待に増加傾向がみられた。同省は、自治体職員に対する研修の効果で、虐待として認定されるケースが増えたことも増加の背景にあるとみている。

 調査結果によると、13年度に福祉施設で起きた虐待は263件で全体の11.5%を占めた。12年度下半期の半年間は80件だったことから、増加傾向がうかがえる。虐待の態様は、身体的虐待56.3%▽暴言など心理的虐待45.6%▽性的虐待11.4%▽賃金搾取など経済的虐待6.8%▽放棄・放置4.6%--だった。また福祉施設で虐待された被害者の数は455人だった。

 一方、家族などの「養護者」による虐待は1764件で、全体の77.4%を占めた。内訳は、身体的虐待63.3%▽心理的虐待31.6%▽経済的虐待25.5%▽放棄・放置18.9%。

 福祉施設での虐待について、加害者は直接介助にあたる生活支援員が43.7%を占め、最も多かった。被害者は、6段階の障害程度区分で5と6が4割を占めるなど、重度になるほど比率が高くなる傾向がみられた。

 障害者虐待防止法は、虐待が発生している施設の職員らに対し、発見次第通報することを義務付けているが、該当施設の職員からの通報は11.7%にとどまった。厚労省の担当者は「(虐待を認定する)自治体職員の研修が本格化しており、その影響で虐待の認定数が増えた可能性がある。その一方で、現場から虐待を訴えることはやりづらい状況が続いているようだ」と話している。




関連 厚労省 HP http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000065128.html

自閉症啓発

2012-04-03 | 自閉症・発達障害
青い光で自閉症啓発 全国各地のタワーや橋がライトアップ(産経新聞) - goo ニュース

※引用

青い光で自閉症啓発 全国各地のタワーや橋がライトアップ

 国連が定めた世界自閉症啓発デーの2日夜、全国各地のタワーや橋が青くライトアップされた。自閉症への理解を深めてもらおうと、兵庫県内の母親グループの呼びかけで実現。東京都港区の東京タワーでも落ち着きのあるブルーにライトアップされた。


他にも通天閣とかがライトアップされたようです。

ほどがある。

2012-01-17 | 自閉症・発達障害
発達障害の長男殺害、母親に懲役5年判決(読売新聞) - goo ニュース

※引用


発達障害の長男殺害、母親に懲役5年判決

 発達障害のある長男(当時4歳)を殺害し、長女(7歳)も首を絞めて殺そうとしたとして、殺人と殺人未遂の罪に問われた東京都内の無職女性被告(36)の裁判員裁判の判決が17日、東京地裁立川支部であった。

 毛利晴光裁判長は「執拗で強い殺意があった」と述べ、懲役5年(求刑・懲役7年)の実刑判決を言い渡した。

 判決で、毛利裁判長は「同情の余地はなくはないが、発達障害の程度や家庭環境をみると、自殺や心中をしなければならないほどではなく、考えや動機があまりにも身勝手。人命を軽く見るにもほどがある」とした。

 判決によると、被告は、昨年1月12日午後1時頃、自宅で長男の首をひも状の布で絞めて殺害し、同日午前7時頃と午後2時頃に、当時6歳の長女の首も絞め、1か月のけがを負わせた。

 公判は、被害者である長女への影響に配慮し、被告の実名は伏せて進められた。


・・・ほどがある。ですか。



日本弁護士連合会の決議  

2011-10-12 | 自閉症・発達障害
日弁連の決議を紹介します。

障害者自立支援法を確実に廃止し、障がいのある当事者の意見を最大限尊重し、その権利を保障する総合的な福祉法の制定を求める決議


「・・・

そのため、当連合会は国に対して、次の事項を強く求めるものである。

1 障害者自立支援法の2013年8月までの確実な廃止

2 同法廃止後に向け、次の(1)から(6)までの事項を満たす、障がいのある人の権利を保障する総合福祉法(新法)の制定・施行

障がいのある人の「完全参加と平等」の理念の下、障がいのある当事者が多数構成員となっている推進会議及び総合福祉部会が、新しい法律の骨格について提言している意見を、最大限尊重すること。
権利条約、憲法に基づく障がいのある人の基本的人権を具体的に保障する規定を明確に設けること。
発達障がい・難病等が法の対象となるよう障がいの範囲を広げることなど制度の谷間を作らないこと。
障がいのある人の地域での自立生活を実現可能とするための支援を量的にも質的にも保障すること。
応益負担を撤廃し、障がいゆえの特別な負担を障がいのある当事者に強いないこと。
「支援のない状態」を「自立」と理解する現行の介護保険制度と障がいのある人の権利保障制度とを統合せず、現行の「介護保険優先原則」を廃止すること。

以上、当連合会は、障害者自立支援法を確実に廃止し、障がいのある当事者の意見を最大限尊重し、当連合会の本提言に沿った、障がいのある人の権利を保障する新たな総合福祉法の制定を強く国に対して求め、自らも積極的な役割を果たしていくことをここに決意する。」


実現への道のりは遠いですが、これをやらないと意味がないですね。

災害時の発達障害児・者支援の対応について

2011-03-26 | 自閉症・発達障害
厚生労働省のHPから発達障害情報センターへ行くと

被災地で、発達障害児・者に対応することが必要な方々(今回は、避難所での支援に携わる方、家庭で一緒に過ごすご家族)に理解しておいていただきたいこと、ご協力いただきたいこと

がまとめてあります。

被災地で、発達障害児・者に対応されるみなさんへ(その1)

発達障害のある子どもやその家族からは、下記にまとめたようなお願いをされることがあります。発達障害のある人は、見た目では障害があるようには見えないことがありますが、みなさんの理解と支援を必要としています。

発達障害のある人への対応には、コツが必要です。だから、ご家族など本人の状態をよくわかっている人が近くにいる場合は、必ずかかわり方を確認してほしい。
(対応例1)「必要な物品(薬、食品、筆記用具、玩具など)はありますか?」
(対応例2)「特に配慮すること(落ちつける場所、話しかけ方など)はありますか?」

発達障害のある人は、日常生活の変化が想像以上に苦手な場合が多いので、不安になって奇妙な行動をしたり、働きかけに強い抵抗を示すこともあります。だから、行動してほしいことの具体的な指示、時間を過ごせるものの提供、スケジュールや場所の変更等を具体的に伝えてほしい。
(対応例3)「このシート(場所)に座ってください。」 (×:「そっちへ行っては駄目」)
(対応例4)筆記具と紙、パズル、図鑑、ゲーム等の提供。 (×:何もしないで待たせる)
(対応例5)「○○(予定)はありません。□□をします。」 (×:黙って強引に手を引く)
(対応例6)「○○は□□(場所)にあります。」 (×:「ここにはない」とだけ言う)

被災地で、発達障害児・者に対応されるみなさんへ(その2)

発達障害について知識があり、「どんなふうに情報を伝えたらよいのか」「どんなふうに対応したらいいのか」「発達障害について詳しくない人に、どんなふうに説明したらよいのか」アドバイスや判断ができる人が必要です。このような人がいるかどうか、まずは避難所の中で確認しましょう。

地盤のゆるいところなど危険なところに行ってしまったり、病人の医療機器を触ってしまう子どもがいた場合。
(対応例1)ほかに注意や関心が向く興味のある遊びや手伝いに誘う、行ってはいけないところや触ってはいけない物がはっきりとわかるように「×」などの印をあらかじめ付ける、などの工夫を実際に提案してくれる人がいると、大きな騒ぎになりません。

水や食料、毛布などの配給時にずっと待っていられないで、騒いでしまう子どもがいた場合。
(対応例2)家族の代わりに子どもの相手をしたり、発達障害の特性を家族と一緒に周囲の人たちに説明していただくと、家族はたいへん助かります。


心得ておくべきこと
発達障害のある人の特性は一人ひとり異なります。普段の支援方法と大きく異なると、関わったことがかえって混乱を招くことがあります。本人や家族、本人の様子をよく知る人にできるだけ確認しましょう。

実際に関わって、気になった点や気づいた点については、避難所や訪問の際の担当者に必ず情報を伝え、申し送りをしましょう。一貫したサポートを受けられることで、発達障害のある人やその家族も安心できますし、災害時のような支援が必要でなくなった後の生活の安定にもつながります。


家族、本人の様子をよく知る人がいなくてもある程度のサポートができる体制は公立の組織でないと無理だということを強く感じています。

発達障害者 と 犯罪 について

2011-03-25 | 自閉症・発達障害
※ 長崎新聞 の 記事 から引用します。

「累犯障害者」一審破棄、刑猶予 福岡高裁判決「福祉施設で更生」

 別の窃盗罪の刑の執行猶予期間中に万引をして捕まり、窃盗罪に問われた県内の発達障害がある男性被告(32)の控訴審判決が23日、福岡高裁であった。川口宰護裁判長は、被告が福祉施設で更生を図っていることを理由に、懲役6月の一審長崎地裁判決を破棄し、懲役10月、保護観察付き執行猶予4年を言い渡した。

 この裁判は、知的・精神障害がある「累犯障害者」の再犯防止を目的にした国の研究事業の対象事件。雲仙市の社会福祉法人南高愛隣会や県内の弁護士らでつくる「判定委員会」が対象事件に認定し、一審から執行猶予付き判決を求めて支援してきた。

 被告は昨年2月、諫早市内の量販店で食料品など5点(計約900円相当)を盗んだ。

 一審長崎地裁は昨年10月、執行猶予中の再犯で、常習性が認められるとして懲役6月(求刑懲役10月)の実刑判決を下したが、弁護側が「刑務所ではなく、福祉施設での更生が適当」として控訴していた。

 判決理由で川口裁判長は「一審判決は現時点では重過ぎる。執行猶予を付けないのは正義に反する」と述べた。

 判決などによると、被告は発達障害があるのに、裁判の過程で医師の診断を受けるまで福祉的な支援を受けたことはなかった。障害の影響で対人関係が苦手なため就労も長続きせず、食事代に窮してパンや総菜などの万引を繰り返した。一審判決後は、愛隣会が運営母体の更生保護施設に入所。贖罪(しょくざい)教育や就労訓練などを受けている。

 判定委員の一人でNPO法人、県地域生活定着支援センターの酒井龍彦所長は「本人の障害の特性を考慮した判決だと思う。福祉の支援で更生は可能。国は累犯障害者の受け皿整備を急いでほしい」と話した。


累犯障害者・判定委員会など耳慣れない言葉もたくさん出ています。厚生労働省の事業があるのですね。

発達障害や自閉症の子を持つ親にとっては、気になる判例です。

執行猶予の結論自体には異を唱えるつもりはありません。

刑事事件になっていること自体の問題も考えなくてはならないと思います。

また、別の報道ででている。

「1審判決時点では実刑判決が重すぎたとは言えないが、控訴審時点では重きに失する」との理由

とか

「施設の更生計画に基づき、他人との接し方について訓練をしっかり受けて二度と犯罪を犯さないようにしてください」との説諭

だけを読むと

発達障害や自閉症の方への理解はまだまだだなあと思ってしまいます。

避難所生活について

2011-03-20 | 自閉症・発達障害
今日の新聞に、避難所生活で子どもが騒ぐことへの対処についての相談がありました。

万が一、我が家が避難所生活をするとしたら、自閉症の坊ちゃんの対応が問題になります。

奇声はハッスルし、パニックは起こすし、ただでさえ、緊張状態の閉鎖的空間には彼は、1時間と耐えられないだろうと思います。

なんとか、一緒に命があれば、対応を考えることになりますが、坊ちゃんが一人で対応することはほとんど不可能です。坊ちゃんの状態を理解している人がそばにいない場合、周囲の方も坊ちゃんのことを理解出来ないことは容易に予測できます。

今回の震災でも、実際にそういう状態の子供たちも多くいるはずで、胸が痛みます。


日本自閉症協会が発行しているパンフレットもあるようです。

アセチルコリン

2011-03-08 | 自閉症・発達障害
自閉症、アセチルコリン影響 浜松医科大など研究チーム発表(産経新聞) - goo ニュース

※引用

自閉症、アセチルコリン影響 浜松医科大など研究チーム発表

 自閉症患者は健常者に比べ、相手の表情を認識する脳の部位で、アセチルコリンと呼ばれる物質の働きが弱いことを浜松医科大と中京大、特定非営利活動法人(NPO法人)「アスペ・エルデの会」が共同で明らかにした。症状の悪化を防ぐことにつながるといい、日本時間8日、米医学誌で発表した。

 研究チームは、自閉症患者が相手と視線を合わせない傾向を持つことに注目。脳の下部にあって他人の顔を認識するときに使う「紡錘状回(ぼうすいじょうかい)」で、活動に影響するアセチルコリンの働きを調べた。

 18歳から33歳までの自閉症患者と健常者各20人を対象に、アセチルコリンの働きで生じるタンパク質の量を陽電子放射断層撮影装置(PET)で比較。

 その結果、自閉症患者は健常者に比べ、アセチルコリンの働きが20~40%程度弱かった。また、弱いほど視線を合わせない傾向も判明。アセチルコリンの働きの弱さが、症状の原因となっている可能性が示唆された。

 鈴木勝昭・浜松医科大准教授(精神医学)は「自閉症の原因物質の一つが明らかになったことで、症状の悪化を未然に防ぐことにも役立つだろう」と話している。


坊ちゃんのために、良い結果が報告されることを期待します。


早期支援 ~ 発達障害

2011-02-22 | 自閉症・発達障害
発達障害を早期支援 来年度 板橋区が相談窓口開設(産経新聞) - goo ニュース

※引用

発達障害を早期支援 来年度 板橋区が相談窓口開設

 板橋区は平成23年度事業で、発達障害について療育に至るまでの支援を行う中核的施設「子ども発達支援センター」を開設する。乳幼児や児童の発達障害に特化した専門相談窓口を設置するとともに、本人や保護者への早期支援体制を確立し、支援が適切かつスムーズに教育機関へ移行されるようにするのが狙いだ。

                   ◇

 発達障害には、学習障害、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD)などがある。周囲の人に理解されにくいため叱責されることが多く、子供がやる気や自信を失い、不登校などを引き起こすケースもある。

 いまのところ根本的な治療法はないが、適切に対応することで社会生活上の困難を軽減できるといわれている。発生頻度は6~9%で、板橋区内では子供の数から、各年齢に200人から300人程度いるのではないかと推測している。

 同センターでは、「言葉が遅れている」「コミュニケーションがとれない」「問題行動がある」など、保護者らが子供のことで抱えている悩みについて、臨床心理士をはじめとする発達支援コーディネーターが相談を受ける。

 また、親が発達障害に関する理解を深め、子供の心理や問題行動に適切に対処できる接し方などを学ぶペアレントトレーニングも行う。既に支援しているか、支援が必要と思われる事例については個別に支援計画を作成する。

 一方、発達障害に関する人材育成のため、保育士や保健師、教師らを対象とする研修会を開く。専門医療機関や療育機関、福祉事務所、幼稚園、保育園、小・中学校、教育相談所などの間で情報の共有化も図り、総合的な支援体制を築く。

 寺西幸雄区健康推進課長は「情報を共有化することで、個々の発達障害に対する理解も進むし、対応の仕方も変わってくる」と語る。

 同センターは、区内の心身障害児療育機関の運営法人に置く方向で調整中。5月に委託契約を結び、7月に事業をスタートさせる方向だ。

 発達障害に特化した施設の設置は、23区内では世田谷区に次いで2番目。ただ、世田谷の施設が療育も実施しているのに対し、板橋の方は相談や各機関の連携に力点が置かれている。


鹿児島市でもこういう取り組みが本格的になされるよう強く望みます。

情報を共有化することで、個々の発達障害に対する理解も進むし、対応の仕方も変わってくる

というのは、そのとおりだと思います。

これまで、専門家がいなかった鹿児島市でどのようにするのがシステムづくりに結びつくのか、いろいろ考えなければなりません。

福岡へ

2011-01-19 | 自閉症・発達障害
自閉症の坊ちゃんの虫歯の治療で福岡へ行ってきました。

まる1日以上かかりましたが、無事終了。

福岡との人口比を考えても、治療体制や自閉症や障害者への医療の考え方が格段に進んでいる現実を目の当たりにしました。
やはり、自閉症や発達障害の専門家を養成してこなかったツケはこの上もなく大きく、しかも今後長い間足を引っ張り続けるような気がします。

また、歯科診療って本当は1回で終わる治療がほとんどではないか、多数回通ってもらい、保険点数を稼ぐ発想は少なくとも患者の支店ではないのではないかと帰りの道中で考えたことでした。

まあ、同じような理屈が法律事務所にも当てはまったりするのですが・・・。

痛々しい事件

2010-11-15 | 自閉症・発達障害
写真に「死」の文字、脅迫容疑で施設幼児の母親逮捕(朝日新聞) - goo ニュース

※引用

写真に「死」の文字、脅迫容疑で施設幼児の母親逮捕

 大阪府池田市の障害児施設に通う複数の幼児の写真がばらまかれ、顔の部分に「死」の文字が書かれていた事件で、大阪府警は14日、この障害児施設に通う幼児の母親(25)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。池田署によると、母親は「子どもの顔に死と書いてあれば、親はとても恐怖を感じるだろうと思った」と供述し、容疑を認めているという。

 同署によると、母親は11日午後、この施設に通う池田市内の男児宅の敷地に、男児を含む20人の幼児の顔の部分にペンで「死」と書いた写真26枚を投げ入れ、男児と両親を脅迫した疑いがもたれている。

 池田市内では今月3~12日、路上などに22回にわたって計360枚の写真がばらまかれているのが見つかっていた。うち9日以降に見つかった204枚の幼児の顔の部分に「死」の文字が書かれていたという。

 施設では10月に備品のデジタルカメラ1台がなくなっていたが、14日の家宅捜索で母親宅から見つかった。幼児の写真の画像データはこのカメラに保存されていたとみられる。


ほかの報道では、この母親の気持として
「(この男児と比べて)自分の子どもが発育で差をつけられ、悔しかった。『死』と書いたら(男児の)親が恐怖を感じると思った」との記載があります。池田市などは、公的なサービスが充実していると思われる中でも、個別の家庭では、どうしてもこういう考え方から逃れられない人もいると思います。

この母親がやったことが許されるわけではありませんが、この母親の気持が痛いほど分かる人もたくさんいると思います。
障害児とその家族とそれを取り巻く社会環境へより丁寧なの啓発活動が必須だと思いました。

車のCD挿入口はお金を入れるところではありません。

2010-11-05 | 自閉症・発達障害
管財事件の処理でウンウン唸っていたところに、家人からの電話。

坊ちゃんがフィットのCD挿入口に車に積んでいた小銭をチャリンチャリンと入れたらしい。

まあ、彼の興味を引きそうな対象であることは間違いない。

小銭を食べなかっただけでも「よし」としよう。

しばらくフィットは走るたびに自動販売機みたいな音を奏でるかもしれません。

思わず、笑ってしまいましたが、こういう話、笑えるようになるまでに4、5年かかっちゃうんですよね。

鹿児島市に公立の子育て・発達支援センターをつくる市民の会  勉強会

2010-10-19 | 自閉症・発達障害
昨夜は、鹿児島市に公立の子育て・発達支援センターをつくる市民の会の勉強会。

会場を間違えて遅れて到着。

県議さん、市議さんも参加。

土岐先生の話は、説得力があって見事に整理された報告でした。

娘の迎えがあって途中退席。

もう少し、話したかったですねえ。

行政がいう県のセンターとの「連携」は中身を説明させる必要がありそうです。

県のセンターが診断のみでも滞留傾向が強まるのは必至。

そことどう連携するのか。

連携したら余計県のセンターは機能不全に陥ってしまうではないか。

連携するとして市は、どこの誰が窓口になるつもりなのか。

結局、「連携」を逃げ道にさせてはならない。と考えておくほうが良い。

アニマルセラピー と 霧島アートの森

2010-09-12 | 自閉症・発達障害
午前中は、アニマルセラピー。

原田学園のかたがたに、お世話になりました。ありがとうございました。

坊ちゃんは、興味はあるものの触ることができず、見晴らしのいい部屋の柱が気に入ったらしく、ずっと蝉? クワガタ虫? になっていました。

その後、霧島アートの森へドライブ。

三沢厚彦展を見ました。

坊ちゃんが作品に手を出さないように抱っこだったので、体力的にきつかったです。

彫刻品を加工して触れるようにしてもらうといいなあと思ったことでした。