毎日新聞の記事からです。
<障害者虐待>全国で被害者2659人 福祉施設で増加傾向
厚生労働省は25日、2013年度の障害者に対する虐待事例の調査結果を公表した。全国の自治体に寄せられた相談や通報は7123件で、虐待と認定されたのは2280件、被害者は2659人だった。2012年度下半期の状況をまとめた前回調査と比較し、福祉施設での虐待に増加傾向がみられた。同省は、自治体職員に対する研修の効果で、虐待として認定されるケースが増えたことも増加の背景にあるとみている。
調査結果によると、13年度に福祉施設で起きた虐待は263件で全体の11.5%を占めた。12年度下半期の半年間は80件だったことから、増加傾向がうかがえる。虐待の態様は、身体的虐待56.3%▽暴言など心理的虐待45.6%▽性的虐待11.4%▽賃金搾取など経済的虐待6.8%▽放棄・放置4.6%--だった。また福祉施設で虐待された被害者の数は455人だった。
一方、家族などの「養護者」による虐待は1764件で、全体の77.4%を占めた。内訳は、身体的虐待63.3%▽心理的虐待31.6%▽経済的虐待25.5%▽放棄・放置18.9%。
福祉施設での虐待について、加害者は直接介助にあたる生活支援員が43.7%を占め、最も多かった。被害者は、6段階の障害程度区分で5と6が4割を占めるなど、重度になるほど比率が高くなる傾向がみられた。
障害者虐待防止法は、虐待が発生している施設の職員らに対し、発見次第通報することを義務付けているが、該当施設の職員からの通報は11.7%にとどまった。厚労省の担当者は「(虐待を認定する)自治体職員の研修が本格化しており、その影響で虐待の認定数が増えた可能性がある。その一方で、現場から虐待を訴えることはやりづらい状況が続いているようだ」と話している。
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関連 厚労省 HP http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000065128.html
<障害者虐待>全国で被害者2659人 福祉施設で増加傾向
厚生労働省は25日、2013年度の障害者に対する虐待事例の調査結果を公表した。全国の自治体に寄せられた相談や通報は7123件で、虐待と認定されたのは2280件、被害者は2659人だった。2012年度下半期の状況をまとめた前回調査と比較し、福祉施設での虐待に増加傾向がみられた。同省は、自治体職員に対する研修の効果で、虐待として認定されるケースが増えたことも増加の背景にあるとみている。
調査結果によると、13年度に福祉施設で起きた虐待は263件で全体の11.5%を占めた。12年度下半期の半年間は80件だったことから、増加傾向がうかがえる。虐待の態様は、身体的虐待56.3%▽暴言など心理的虐待45.6%▽性的虐待11.4%▽賃金搾取など経済的虐待6.8%▽放棄・放置4.6%--だった。また福祉施設で虐待された被害者の数は455人だった。
一方、家族などの「養護者」による虐待は1764件で、全体の77.4%を占めた。内訳は、身体的虐待63.3%▽心理的虐待31.6%▽経済的虐待25.5%▽放棄・放置18.9%。
福祉施設での虐待について、加害者は直接介助にあたる生活支援員が43.7%を占め、最も多かった。被害者は、6段階の障害程度区分で5と6が4割を占めるなど、重度になるほど比率が高くなる傾向がみられた。
障害者虐待防止法は、虐待が発生している施設の職員らに対し、発見次第通報することを義務付けているが、該当施設の職員からの通報は11.7%にとどまった。厚労省の担当者は「(虐待を認定する)自治体職員の研修が本格化しており、その影響で虐待の認定数が増えた可能性がある。その一方で、現場から虐待を訴えることはやりづらい状況が続いているようだ」と話している。
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関連 厚労省 HP http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000065128.html