時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

投票率過去最低――道府県議選

2007年04月09日 18時09分00秒 | 政治
8日行われた統一地方選前半戦で、44道府県議選の投票率は52.25パーセントで、前回の52.48パーセントを下回り過去最低となった。
数日前、無党派増加の真相は自民党にも民主党にも入れたくない政治不信が原因と書いたが、この投票率が実証している。そもそも都会に比べて”マジメに投票に行く人”が多い地方で投票率が下がっているのが顕著。
都知事選は54.35パーセントで前回の44.94パーセントから10ポイント近く上昇したが、そもそも前回の都知事選は石原知事に有力な対抗馬が現れず、さらに民主党が二分した無風選挙だから比較にならない。むしろ戦前にあれだけ話題になりながら54.35パーセントは低投票率を見るべきだろう。
知事選で自民対民主は3勝2敗で白熱した勝負とか報道されているが、シラケた選挙民の結果としか見えない。
ささやかにそよ風が吹いたのは滋賀県や宮崎県の県議選程度か?それにしても知事の多選が多過ぎる。多選による長期政権が癒着や腐敗の温床となるのは間違いない。与党も野党もタマ不足が深刻だ。


テレビは生活必需品ではない

2007年04月08日 14時20分00秒 | マスコミ
TBS『噂の東京マガジン』を見る。今日の「噂の現場」はテレビの共同受信問題。ある共同受信施設の管理組合の解散話から、2011年の地デジ切り替え問題へと進む。
地デジへの移行によって、多くの共同受信アンテナが建て替えを余儀なくされる。その建て替え費用について、ある施設管理者が、
「国の政策で地デジに移行するのだから、建て替え費用は国が負担するべき」とおバカさん発言を。その論理が通用するなら、各家庭のアナログテレビも余す所なく国がデジタルテレビに買い換えてやらなくてはなるまい(爆)。
テレビは生活必需品ではない。見たい人間が受像機を買いアンテナを立てて見れば良いだけだ。

尾身財務大臣が「NHKは松坂を取り上げすぎる」と批判した。出発点としては正しい。受信料を払っている全員が、それほど松坂に興味があるのかと疑問を持つのは悪くない。しかし展開がおかしい。では大相撲や高校野球、大河ドラマや紅白歌合戦は、どうなのか?――と考えていくべき。国民が一人残らず興味を持つ番組など存在しない。すなわち尾身氏が幻影として抱いている「公共放送」など存在しない。ならば興味を持つ人間によって受益者負担で運営されれるのが自然だ。見たい人間は費用負担して見れば良いし、費用負担を拒むなら見なければいいだけ。この理屈は地デジもNHKも、なんら変わるものではない。
テレビは生活必需品ではない。

●関連過去エントリー
やっぱり受信料は払いたくない


都知事選は何故盛り上がらないのか?――憎悪の選択

2007年04月06日 19時41分00秒 | 政治
公示前は誰が出馬表明したとか、色々と話題を振り撒いた都知事選だが、いざ公示されて戦いが始まるとイマイチ……否イマゴもイマジュウも盛り上がりに欠ける印象だ。都知事選に限らず各地で行われている統一地方選挙も全て盛り上がりが伝わってこない。夏の参院選を占う重要な選挙と位置付けられていたのに拍子抜けの感がある。

一昨年9.11総選挙は様々な物を変革した。当時も色々とその意味を書いてきたが、今にして思えば、選挙が憎悪の選択になったのも特筆すべき事かと思える。
代表的例は郵政造反組対刺客組の戦いだろう。選挙とは支持する候補を当選させるために投票する物だったのが、あれから憎い候補を落選させるために(対立候補に)投票する――そんな様に変わった気がする。あの総選挙の頃は、ブログでも掲示板でも、特定候補のバッシングが非常に目に付いた。候補者陣営が対立候補を攻撃するのは珍しくないが、一般の有権者が候補者を目の敵にすることなど異様な事態である。

現在でも、有権者はあの劇薬選挙を引き摺っている。だから今の選挙はそれほど盛り上がらないのかもしれない。有名ブロガーのきっこ氏が都知事選について暴走気味の記事を書き物議を醸したが、あれなどまさしく憎悪の煽りを狙った物に見受けられる。さすが空気を掴むのは上手い(笑)。

安倍内閣の支持率が下がり続け、不支持率が上がり続けている。ところが不思議なことに民主党の支持率は大きく上がってこない。本来ならばリンクしなければならない2つが連動しないのだ。
このことから、国民の政治眼は「自民党を支持する」とか「民主党を支持する」ではないことが推測される。
「自民党が嫌い」、「民主党が嫌い」が判断基準なのだろう。
政治に「好き」がない。あるのは「嫌い」だけ。
まさしく「政治不信」とは、こういう事を言うのであろう。残念ながら、それを深刻に受け止めている政治家は与党にも野党にもあまり見当たらない……。


問題発言いろいろ

2007年04月03日 02時06分00秒 | 政治
4月2日は年度始めの月曜日で、各地で職員の入所式等が執り行われ、幾つかの問題発言が飛び出したらしい。

まずは埼玉県の上田清司知事。「自衛隊は人殺しの練習をしている」と発言。のちに「人殺しではなく殺傷と言うべきだった」と訂正。自衛隊とはなんぞや?という議論は今回はパス。「人殺し」と「殺傷」という言葉の違いについてだけ書く。
なんかわかりますよ、その感覚ww
小林薫死刑囚やホセ・マヌエル・トーレス・ヤギ被告なんかは「人殺し」という言葉に違和感がない。しかし「殺戮者」と言うと、ちょっと違和感がある。いっぽうジョージ・ブッシュに「人殺し」は違和感を感じるが「殺戮者」というと違和感がない。
1人殺せば殺人者だが、何百万人殺せば征服者になれる。全滅させれば神だ。――ジャン・ロスタン
『バイオ・ハザード』などが残酷なゲームとして批判された。確かに演出がかなりグロい。しかし、あのゲームで殺しているのは、たかだか数十名程度(※しかもゾンビ)だ。いっぽうでは三国志や戦国時代を題材にしたゲームがある。合戦が行われる。関羽9000→4578……この一瞬で4422名の生命が失われたという実感は湧かない。何百倍もの生命が奪われている殺戮のほうが、時には人殺しよりも痛みが薄い。

次。愛知県の神田真秋知事。「弱い遺伝子、悪い遺伝子」と発言。発言内容は「公務員は弱い遺伝子、悪い遺伝子を持った方々にも奉仕していくことが大切」という主旨なので、主旨自体は妥当だと思う(後注)。言葉の選択が悪かった。
発言主旨が問題という批判もある。意識の下に優生学的な思想があるから問題というもの。筆者は優生学・優生思想を全否定はしない。現在、社会で暮らしているハンディキャップを持つ方々に対する差別はなくすべきだし、暮らしやすいバリアフリーは推進していくべきだと思う。しかし、未来の人類のために優生学を進歩させるのは大いに結構な事だと思う。筆者にはいくつかの持病がある。そして、それらは無い方が良い。悪くなる前の状態に、戻れる物ならば戻りたい。素直な気持ちである。そのことから考えて、もしも自分がハンディキャップを持っていたとして、「ハンデが無いほうが良いか?」と問われれば、たぶん「無いほうがよかった」と答えると思う。「ハンディキャップがないほうがいい」というのは、ハンデを持った人への差別だと言うのは、かなり飛躍していると感じる。ハンデはないほうがいい。しかしハンデを持った人たちも最大限に快適で便利に暮らせる社会にしていく――というのが理想ではないだろうか?過去・現在・未来を一緒くたにするから話がややこしくなる。

最後。話題の人・東国原英夫宮崎県知事が「タミフルを飲んだので異常行動で問題発言するかも?」と、問題発言。
上記の2知事に比べれば、大した問題発言ではないと思う。落語のマクラでしょ?
ただしこの発言ひとつではなく、知事の最近の言動全体から危なっかしさを感じている。例えば1日の『サンデージャポン』。「女性スタッフは、かがんで入ってくださいね」等のギャグを連発していた。芸人としては問題ない。むしろ当然。しかし政治家としてはいかがなものか? もちろん公務中でなくプライベートな時間ではあるが……。
好事魔多し――あんな調子でやってると、そのうちにとんでもない失態を起こす危険性を感じる。持ち上げる時には一斉にヨイショするが、ひとたび叩き始めると徹底的に叩くのが現代日本のマスコミである。和泉元彌を見れば良い。
今は良いが、緊張感がさらに緩めば危ない感じがする。


遊び心を もて遊ぶ Yahoo!  Japan

2007年04月02日 06時00分00秒 | 音楽・芸能
 昨日はエイプリルフール。ネット上でも様々なニセ・ニュースが飛び交っていたようだ。
 Yahoo!にも「桑田佳祐に強制捜査で本人失踪!?」なるニュースが。これは「猿に変装して逃走中」というニュースにエスカレート。さらにYahoo!MAPを使用して「桑田を目撃の方は、目撃情報をお寄せください」と発展していく。
 書き込み中には「私は桑田ファンではないが、悪ノリもほどほどにしろ」という怒りの書き込みも見られた。
 やがて事態は「桑田「月9」で13年ぶりドラマ主題歌」という新曲発表で落着する。なんのことはない、桑田サイドも了承済みのエイプリルフールを利用した新曲プロモーションだったわけだ。
 法的には全く何の問題もない。しかし極めてタチが悪いと思う。

 『遊び』とは、何の生産性も伴わないから『遊び』であろう。生産性が加われば、遊びではなく『仕事』だ。
 昨日、桑田逃走で捜索?に参加していたユーザーは、エイプリルフールの馬鹿な遊びに付き合っていたのである。決してレコード会社のプロモーションに参加していた訳ではない。
 そうした遊び心を利用して『商売』(※当然レコード会社からYahoo!には相当の宣伝費が支払われているハズ)に利用する所に下劣な悪意を感じる。
 昨日、Yahoo!がついたウソは「桑田が猿に変装して失踪した」ことではなく「レコード会社のプロモーションを、さもユーザーを楽しませるコンテンツのように見せかけた」ことである。
 かつて「世間を騒がせたかった」という幼稚な理由でYahoo!に見せかけた偽サイトを制作して摘発された馬鹿者がいたが、法的な事は別として「悪意」のレベルで言えば、まだ今回のYahoo!に比べれば他愛なく可愛らしい物に感じられる。

【追伸】
4月1日、当URLに掲載されていた『さんま美代子結婚秒読み』は、お察しの通りエイプリルフールのネタ・ニュースでしたので悪しからず・・・m(..)m


ブラック・ベリー・サム症状…ケータイ時代の新商売

2007年04月02日 00時28分09秒 | 社会・経済
 親指を器用に使ってメールを打つ若い人の姿は日本ではすっかりおなじみの光景だが、米国ではリサーチ・イン・モーション社の「ブラック・ベリー」と呼ばれる携帯電子メール端末を使ってメールのやりとりやニュースをチェックする姿があちこちで見受けられる。
 その結果、親指を酷使しすぎて激痛に襲われる「ブラック・ベリー・サム(親指)」という症状も指摘されるようになり、専用のマッサージがあちこちに登場している。

 このサービスのさきがけとされるのは、ホテルチェーンのハイアット・リージェンシーで、ビジネスマンの宿泊客に親指の痛みを訴える人が多かったことがきっかけだったという。こちらは30分80ドルが相場だが、好評のため最近、10分の短縮コースも設けた。
 ニューヨークのマンハッタンにあるサロン「グレースフル・サービス」は60分60ドルの「ブラック・ベリー・サム・マッサージ」を今年から始めた。日本の指圧、スウェーデン式、中国式マッサージを組み合わせ、手のひらや腕だけでなく、肩、背中、首筋を重点的にマッサージする。

 閉店間際にようやく予約が取れたという30代の男性は「肩や首筋にこれほど凝りがたまっているとは思わなかった。これで安心してまたメールができるけど…。やっぱりちょっと高くつくかな」と苦笑した。
 このサロンでは携帯を顔に押し当てて長時間会話する人向けに、あごの筋肉のリラックスとクレンジングを主体にしたフェイシャル・マッサージも行っており、携帯端末時代ならではのサービスに余念がない。
ブラック・ベリー・サム症状…ケータイ時代の新商売

そういえばE.T.に代表されるように、宇宙人の指って、なんか細長いよね。あれは携帯のボタンを押すのに適した形っぽい。人類も進化すれば、未来はあんな指になりそうな……。


アドマイヤムーン、ドバイ優勝

2007年04月01日 04時13分00秒 | 趣味
アドマイヤムーン、ドバイ優勝

なんかさ、日本馬が海外GIを制覇しても驚かなくなってきたよね。去年もハーツクライとかコスモバルクが勝ってるし……。
大騒ぎになるとしたら、凱旋門賞とかブリーダーズカップとかの大レースだけかも。去年のディープインパクトみたいな馬が出て。

競馬の国際化が唱えられて久しいが、現在は第二段階に入った感じ。
第一段階は、シーキングザパールやタイキシャトルなんかが海外GIを制覇して日本中が沸いた時代。1990年代だね。
そして、海外GI勝っても驚かなくなった今が、第二段階。
そして第三段階は、エプソムダービーや凱旋門賞、BCなんかを日本馬が制覇する時代。
……このペースでいけば、2010年代には実現しそう(喜)。





弁護側、過失致死主張へ-畠山彩香ちゃん殺害事件

2007年04月01日 03時58分00秒 | 社会・経済
久々に畠山鈴香被告のニュースが出てきた。
そうきたか?――という感じ。
米山豪憲くん殺害に関しては十分に立証できるだろうが、彩香ちゃんに関しては難しいだろうと当初から危惧していた。
秋田県警の初動捜査がひどすぎた。
マジでこっちは危ないんじゃないかな?
慣例では、一人殺したか二人殺したかでは極刑になるかならないかの違いがあるし(奈良の小林被告のような例外はあるが)、大きな争点になりそうな予感がする。