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イマを見つめて
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政治家と暗殺

2007年04月17日 22時42分00秒 | 政治
伊藤一長・長崎市長、銃撃され意識不明。

一報を聞いた時は、長崎という土地柄から政治思想犯と思ったが、市発注工事を巡るトラブルというもっと生臭い動機らしい。詳細はまだ不明。

長崎で政治思想犯と思ったのは、やはり本島等長崎市長襲撃事件の影響だろう。この事件に限らず、また日本のみならず、政治家の暗殺・暗殺未遂事件は少なくない。もちろん、こうした暴挙は断じて許されるものではない。しかし、一部では肯定する人たちもいる。その理由は「人命を奪うよりも、国家を害するほうが、もっと大きな罪である」というもの。

筆者も嫌いな政党、政治家がいる。あえて書かないが、長く読んでくださっている方々は大体察しが付くだろう(笑)。しかし、そういう方々には政治家を辞めて欲しいとは願うが、生命を奪おうとは思わない。
なぜ殺人は罪なのかはB_Bさんの所を初め、色々と議論されているが、他人に殺されたくない人が大多数だから、殺すのは止めましょうということだろう。
言論も同様だと思う。筆者は自分の意見を自由に述べたい。その自由を奪われたくない。だから、どんなに腹が立つ意見であっても、それを言う権利を他人から奪うことをしない。
たしかバーナード・ショーの言葉だったと思うが、自分と対立する論客に対して「お前の意見は最低だ。しかし、お前が物を言えない社会はさらにひどい」みたいな事を言ったと思う。※ネット検索したが、正確には出てこなかった(情報希望)。

しかし、やはり国家や自治体を害する政治家というのは困ったものだ(長崎市長の話ではなく一般論です)。しかし、そういう相手には人間としても生命を奪うことではなく、政治生命を奪うことが国民の義務だろう。折りしも統一地方選挙は後半戦である。投票こそが害悪を及ぼす政治家を排除する唯一の合法的解決法である。