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巨人、7年ぶり21度目の日本一

2009年11月08日 03時13分46秒 | スポーツ
<日本シリーズ:日本ハム0-2巨人>◇第6戦◇7日◇札幌ドーム

今年のプロ野球はなかなかおもしろかった。
WBC感動のV2から始まり、ペナントレースもおもしろかった。
結果的には巨人と日本ハムの先行逃げ切りで、かつてならあまり面白くないペナントレースだったろうが、クライマックスシリーズに向けて、セではヤクルト・阪神・広島の3位争い、パは楽天・ソフトバンク・西武の2・3位争いでシーズン最後まで勝敗・順位に興味をひかれた。
「リーグ優勝チームが日本シリーズに出られないとしたらおかしい」と批判もあるクライマックスシリーズだが、興行面で見れば大成功と言える。
そして最後の日本シリーズも緊迫した試合で1勝1敗、2勝2敗……と接戦だった。最後は巨人が連勝したが、これは第5戦で奇跡的な逆転サヨナラ勝ちの勢いがあったように感じた。

ところで今年はプロ野球の観戦スタイルが大きく変わった年だった。
既に昨年から兆候が見られたが、今年、地上波で放送された巨人戦は半分にも満たなかった。シーズン終盤のマジックナンバーが出たあとでも中継無しの試合があった。
日テレが地上波からCSに移行したことが大きいし、他球団の試合もスカパーなどで見るのがメインに定着した感じだ。ファンにすれば下手に地上波で放送されて「試合の途中ですが残念ながら放送時間がなくなりました」などと打ち切られるより試合終了まできちんと見られたほうがストレスが無いだろう。来年以降、ますます地上波のプロ野球中継は減り、数年後には開幕戦と優勝が決まる試合、CS、日本シリーズだけになってそうな気がする。

衛星放送もだが、球場に行って試合を観るファンも増えているように感じる。シーズン当初は「WBC熱狂の余波」などと言われたが、それよりもようやくフランチャイズ制が定着したように思う。地上波で巨人戦を見るより球場で地元チームの試合を観るほうがおもしろいと感じるファンが着実に増えている印象を受ける。
かつてナベツネを筆頭とする読売関係者は「巨人の人気がなくなればプロ野球が衰退する」なぞとほざいていたが、今は巨人人気が如序に衰退しながらプロ野球人気は回復しているように見える。
かつてのスタイルと現在のスタイルとどちらが健全なプロ野球の在り方かと言えば、もちろん今日のスタイルであろう。



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