シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

神社歴訪ー195.金刀比羅宮(香川県)

2013-07-25 08:08:13 | 旅行
 2013年5月30日、お城と神社の旅に出た、現存天守12城を完登するため列車とレンタカーで宇和島まで行き、途中の神社に参拝する。先ず、新幹線で岡山に行き、瀬戸大橋線に乗る、車両には漫画が描かれアンパンマン列車と呼ばれている。琴平駅で降りると、鳥居の先には象頭山が見える、金刀比羅宮はその中腹に鎮座している。お店が並ぶ参道を歩くと、歴史を感じさせる建物も多い。やがて名物の石段が始まった、御本宮まで785段を登らねばならない。
 365段登ってやっと大門まで来た、ここからが金刀比羅宮の境内、大門過ぎるとお店は出せない、ただ、五人百姓と呼ばれる古くから金刀比羅宮に奉仕してきた5軒の家だけが商いが出来る。大門入ってすぐの所で傘を立てて「加美代飴」だけを売っていた。宝物殿のある所まで来たら鳥居の横に「こんぴら狗ゴン」の像があった。江戸時代、庶民あこがれの「こんぴら参り」を飼い犬に代参を託すことがあったと言う。477段まで登ったところに御書院があった、円山応挙の襖絵で有名だが、看板だけを見て入らず。神馬舎には黒白2頭の生きた神馬がいた。
 やっと立派なお社の前まで来た、これは旭社と言って、かっての金堂で重要文化財。森の石松が御本宮と間違えて刀を奉納したという言い伝えも。旭社までで628段、御本宮までまだ157段ある。ほとんど休まず登ってきたが、琴平駅からほぼ1時間、御本宮が見えてほっとした。御本宮まで785段の登りはさすがに疲れる、当初の意気込みでは崇徳上皇を祀る白峰神社まで行きたかったがギブアップ。ご祭神は大物主命だが、中世以降明治維新前までは仏教の金毘羅と習合して金毘羅大権現と称した。御本宮の左には大物主命の后を祀る三穂津姫社があり、更にその先には絵馬殿があった。こんぴらさん は海上安全を祈願する神社だけに船の絵馬が数多く架けられていた。
 785段の石段は下りるのも一仕事、無理をしないでゆっくり下りる、大門を出てお店の続く石段を下りきったところに金刀比羅大芝居の看板があった、この芝居小屋(金丸座)だけは見ておきたいと横の方に歩いて行った。金丸座にはたくさんの幟が立って、役者さんの名札も架かっていた。この建物も重要文化財だが外側を見ただけで琴平駅へ。駅を出てから戻るまで2時間20分、予定の列車には間に合ったが、もっと余裕を持って来たかった。琴平駅からは予讃線で伊予西条駅まで行って、レンタカーを借りて、この日の宿「休暇村・瀬戸内東予」には5時半に着いた。


鳥居の先には象頭山


石段が始まった


大門


五人百姓


御書院


旭社


御本宮


三穂津姫社


絵馬殿


金丸座