選抜高校野球、九州代表の4校ほぼ決まる？

鹿児島実４強、谷村３安打１失点＆13安打猛打爆発

　鹿児島で開催されている来年の選抜高校野球の選考資料となる秋
の九州大会は、昨日でベスト4が出揃い今日は休養日である。

　ベスト4の顔ぶれを見ると日南学園・秀岳館・海星・鹿児島実と
なっているのだが、今年の夏の甲子園を経験し中心選手が残った
興南と九州学院が共に初戦で敗れてベスト4に残れなかったのには
驚いた。

　興南は海星からコールド負けしているし九州学院も九州産業に敗
れているのだが、九州産業がベスト8で鹿児島実にコールドで敗れ
たのでベスト4でコールドゲームがあっても選出は厳しいだろう。

　とりあえずベスト4に残った4校は全て県予選の優勝校だけに
選考でも有利に働くだろうしベスト8で唯一競った展開で敗れた
のは鹿児島予選3位の樟南のみで、鹿児島実と日南学園という南
九州勢が2校を占めているのでベスト4でコールドゲームがあっても
地域性という要素を考慮すると難しいのではないか。

　九州学院に勝った九州産業のエース・梅野は福岡県予選ベスト4で
ノーヒットノーランを達成しているのだが、鹿児島実打線は梅野を
撃ち込んで6回までに13安打を浴びせて11点を上げコールド勝ち
しているのだから甲子園経験もある事から優勝候補筆頭といって
いいだろう。

　またNHKで高校野球解説をしていた鍛冶舎巧監督が率いて話題に
なっていた秀岳館も昨夏の代表校・明豊と八重山に勝ってのベスト4で、
相手が日南学園なので十分勝機はあるし決勝が鹿児島実となると
盛り上がるのではないか。

　というわけで来年の選抜はベスト4でよほどのコールドゲームが
ない限り、ベスト4の4校が すんなり選出される可能性が高い。