建築パースでは、メインの建物のデテールを正確・丁寧にモデリングする事は当然ですが、
私共は制作当初に、どんな雰囲気の作品にするかをイメージし、そのイメージをいかにパースに表現するかが大切だと考えて制作しております。
公共のプロポーザルなどでは、「建物のデテールのあるパースはNO!イメージをざっくりと表現したパースはOK!」
と募集要項に明示した物件もあります。
こういった物件の場合は、手描きで制作したパースだと、ざっくりとした柔らかい表現ができるので効果的ですね。
本日アップするパースは、手描きとCGのミクストメディア作品です。
大都会のオフィス街、大都会のショッピング街、郊外中都市、中山間部の4パターンで構成されています。
田舎に住んでいるおばあちゃんが都会に住んでいる孫に会いに来て、バスターミナルで再会、都会のショッピング街で一緒に楽しそうにお茶を飲んでいる情景、
おばあちゃんの荷物やお土産は新型輸送モビリティから受取り、その後EVバスで孫の住む町に行く、近くのコンビニでお買い物、
今度はおばあちゃんの住む山間部の家に孫が遊びに行く、孫の荷物はコニュニティバスと宅配便が連結したモビリティで届く
こんな感じのストーリーです。
因みに、パース制作依頼の主旨は、「将来モビリティ社会ビジョンの具現化」でした。
大都市オフィス街
大都市ショッピング街
郊外中都市
中山間部