■打越正行,2020年5月17日「書評『沖縄で新聞記者になるー本土出身記者たちが語る沖縄とジャーナリズム』――沖縄で生きる覚悟の物語」琉球新報(2020年5月17日、朝刊)(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1123494.html, 2020.5.17).
本書には記者たちのさまざまな葛藤の物語が登場する。記者たちに共通するのは沖縄という場所で記者として生きることへの覚悟を決めていることだ。「泥にまみれて」取材し、記事を書くことを通じてのみ、自身の加害者性からの解放の道筋がひらける。沖縄人のための沖縄ジャーナリズムに終わりはない。