打越正行の研究室 UCHIKOSHI Masayuki's laboratory

このブログでは、広島と沖縄で暴走族・ヤンキーの若者を対象とした参与観察調査をしてきた打越正行の研究を紹介しています。

沖縄の建築業で働く若者――しーじゃ・うっとぅ関係と暴力

2017年10月31日 21時44分37秒 | その他の業績

■打越正行、2017年10月31日、「沖縄の建築業で働く若者――しーじゃ・うっとぅ関係と暴力」沖縄県子ども総合研究所編(加藤彰彦・上間陽子・鎌田佐多子・金城隆一・小田切忠人)『沖縄子どもの貧困白書』かもがわ出版、169-174.(全288ページ、ISBN10:9784780309294、2970円)


沖縄の建築現場や地元社会でつくられる「しーじゃ・うっとぅ関係(先輩・後輩関係)」と、そこでの暴力についてのエッセイを書きました。


かもがわ出版

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目次

はじめに 加藤 彰彦
メッセージ 翁長 雄志
コメント 阿部 彩

0章 語り始めた若者たち
 金城 さや佳/玉城 歩/結衣(聞き手:糸数 温子)

1章 「沖縄見子どもの貧困実態調査」と動き始めた施策
 堀川 愛/喜舎場 健太/川満 孝幸/湯澤 直美/山野 良一/前城 充

2章 学校と貧困・排除
 森山 良太/宮城 アケミ/市原 教孝/比嘉 昌哉/船越 裕輝/玉城 史子/藤原 幸男/田嶋 正雄

3章 育ちと暮らしの現場から
 與座 初美/糸洲 理子/秋吉 晴子/玉城 孝/打越 正行/上間 陽子

4章 地域・市民
 菅原 耕太/鈴木 友一郎/山城 康代/垣花 道朗/宮城 潤/糸数 未希/知花 聡/金城 隆一/黒田 華/

5章 歴史を背負う沖縄の社会構造
 浅井 春夫/山内 優子/島袋 純/長谷川 裕

6章 子どもの貧困対策「沖縄モデル」とこれから
 加藤 彰彦

資料
戦後沖縄子ども関係略年表
 長堂 登志子/藤原 幸男/山内 優子+編集委員

チビチリガマ襲撃事件に寄せて 上間 陽子
あとがき 堀川 愛


論座(書評:野上暁)

沖縄タイムス(書評:湯浅誠)

琉球新報(書評:西郷南海子)

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沖縄「チビチリガマ荒らし事件」とは何だったのか?――建築業の現在から見えてくること

2017年10月27日 09時31分13秒 | その他の業績


■打越正行,2017年10月27日,「沖縄『チビチリガマ荒らし事件』とは何だったのか?――建築業の現在から見えてくること」『現代ビジネス』(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53299, 2017.10.27).

チビチリガマ事件が起きた2つの社会的要因について述べた。まずは、大家族制が崩れ、また戦争体験世代が高齢化したことで、記憶が世代をこえて継承されなくなったこと。そして、地元の先輩と後輩の関係が崩れ、歯止めがきかなくなったことである。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53299
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