打越正行の研究室 UCHIKOSHI Masayuki's laboratory

このブログでは、広島と沖縄で暴走族・ヤンキーの若者を対象とした参与観察調査をしてきた打越正行の研究を紹介しています。

書評『交差する辺野古――問いなおされる自治』――「決定権なき決定者」の選択

2021年05月02日 18時51分53秒 | その他の業績

■打越正行,2021年5月2日,「書評『交差する辺野古――問いなおされる自治』――『決定権なき決定者』の選択」琉球新報(2021年5月2日、朝刊)(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1315134.html, 2021.5.2).

 

対象図書
■熊本博之、2021年、『交差する辺野古――問いなおされる自治』勁草書房.

 

 本書は、辺野古集落に住む人々が、普天間基地移設問題といかに対峙(たいじ)してきたのかについて描かれた辺野古抵抗史である。2010年5月、辺野古区行政委員会は、普天間代替施設の辺野古沖への建設を条件付きで容認する決議を行った。著者は「なぜ辺野古は、自らの生活環境の悪化につながる新たな基地の建設を、条件つきながら容認しているのか」と本書で問う。その問いに、17年以上にわたり通って体得した辺野古の生活の論理と時間から迫る。

 

琉球新報(書評)

 

アマゾン(書評した本)

 

勁草書房(書評した本)

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