打越正行の研究室 UCHIKOSHI Masayuki's laboratory

このブログでは、広島と沖縄で暴走族・ヤンキーの若者を対象とした参与観察調査をしてきた打越正行の研究を紹介しています。

シマ歩きの旅(2022年度フィールドワーク報告書)

2023年03月25日 12時26分06秒 | 書いたもの(DL不可)

 

■2022年度フィールドワーク参加者編著、2023年3月25日、『シマ歩きの旅(2022年度フィールドワーク報告書)』和光大学現代人間学部現代社会学科.

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沖縄社会における男らしさと暴力

2023年03月19日 14時57分16秒 | お知らせ

 

■第7回女性の健康習慣市民公開セミナー YouTubeオンラインセミナー
「自分らしく生きる。からだ・ココロ・性」
日時:2023年3月19日(日)13:00~16:10
配信のみ(要申込)

・プログラム
司会:銘苅桂子(琉球大学病院)

第1部 女性の健康と女性ホルモン

知っておきたい女性ホルモンのはなし 宮城真帆(琉球大学病院)

第2部 沖縄県における女性と暴力の問題を考える―被害者支援と加害者プログラムについて

講演1 沖縄社会における男らしさと暴力 打越正行(和光大学)

講演2 身近にある家族の暴力―加害者について 信田さよ子(原宿カウンセリングセンター)

ディスカッション 上間陽子(琉球大学)

 

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暴力の理解社会学――沖縄の建設現場での参与観察をもとに

2023年03月17日 18時18分58秒 | 書いたもの(DL可能)

 

■打越正行、2023年3月17日、「暴力の理解社会学――沖縄の建設現場での参与観察をもとに」現代人間学部紀要編集委員会『和光大学現代人間学部紀要』16: 129-148.

 

【目次】

1 ――はじめに
2 ――暴力を問う視座
3 ――暴力を調べる困難
4 ――建設業からみる沖縄社会
5 ――沖縄における男性性と暴力の理解社会学
6 ――おわりに

 

【要旨】
 本稿は、暴力という社会的行為の理解社会学的研究である。
 暴力は当の本人がまったく統制できない衝動でもなく、ある社会の興奮状態で起こる聖なる儀礼としてのみ扱えられるものでもない。また時代や社会を象徴する特殊なふるまいでもない。それは文明化された現代において、いつでもどこでも誰でも行使しうる世俗的な社会的行為のひとつである。ただし、それはジェンダーや階層によって、不均衡な形で現れる。本稿では暴力の加害者を他者化するのではなく、理解することを試みる。理解のためには、その暴力が特定の社会と時代のもとでなされたことを外さずに、その合理性について書かなければならない。具体的には、現在の沖縄の建設現場を確かに生きる男性従業員によって行使される暴力を対象とし、その動機と行為の説明を通じて理解する。その理解に基づいて、沖縄社会に押し付けている犠牲や差別的構造を明らかにする。

 

ダウンロード

 

和光大学リポジトリ

 

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