打越正行の研究室 UCHIKOSHI Masayuki's laboratory

このブログでは、広島と沖縄で暴走族・ヤンキーの若者を対象とした参与観察調査をしてきた打越正行の研究を紹介しています。

ゼミの軌跡(2021年度 前期)

2021年09月30日 17時59分17秒 | お知らせ

2021年度前期「社会学の憤り方」


■『100分de名著「ディスタンクシオン」』(岸政彦、2020年12月放送、NHK).
■上間陽子、2017、「記念写真」『裸足で逃げる――沖縄の夜の街の少女たち』太田出版、57-91.
■石岡丈昇※、2017、「癖の社会学」『現代思想(特集 社会学の未来)』45(6)、青土社、125p-139p.
■『港町』(想田和弘監督、2018年、日本・アメリカ、東風、122分).
■斉藤悦則、2005、「社会学者の憤り方――ブルデューに学ぶ」斉藤悦則ほか編『日仏社会学叢書(第三巻)――ブルデュー社会学への挑戦』恒星社厚生閣、88-109.
■Bourdieu, Pierre, 2002, Le bal des Celebataires: Crise de la Societe Paysanne en Bearn, Editions du Seuil.(=2007、丸山茂・小島宏・須田文明訳「農民とその身体」『結婚戦略――家族と階級の再生産』藤原書店、129-154.)
■Bourdieu, Pierre, 2003, La misère du monde, Editions du Seuil.(=2019、櫻本陽一・荒井文雄訳「どうにもならない現実」「フランス北部の二人の若者」『世界の悲惨Ⅰ』藤原書店、136-170.)
■新雅史※、2012、『商店街はなぜ滅びるのか――社会・政治・経済史から探る再生の道』光文社.

※ 著者参加

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誰も助けてくれなかった

2021年09月22日 12時28分34秒 | 書いたもの(DL不可)

 

■打越正行、2021年9月22日、「誰も助けてくれなかった」岸政彦編『東京の生活史』筑摩書房、193-202.(全1216ページ、ISBN:978-4480816832、4620円)

 

 東京を生きた沖縄出身者の生活史を書きました。

 

筑摩書房

アマゾン

 

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Therapeutic Communityと地元を生きる

2021年09月03日 13時07分26秒 | 口頭発表

 

■打越正行、2021年9月3日、「Therapeutic Communityと地元を生きる」〈生活-文脈〉理解研究会シンポジウム「〈生活-文脈〉から考える 映画『プリズン・サークル』における痕跡」(愛知県立大、zoom).

 

 映画『プリズン・サークル』の隙間やその後に存在する、男性たちの「どうしょうもない」世界(=地元)に注目した。その世界を遅れた世界/間違った世界とだけみてしまうことでこぼれ落ちてしまう現実とその意義について、コメントした。

 

〈生活-文脈〉理解研究会シンポジウム

「〈生活-文脈〉から考える 映画『プリズン・サークル』における痕跡」

 

 『プリズン・サークル』は、日本の刑務所を内部から記録した初のドキュメンタリー映画である。当日はこの映画の坂上香監督をお招きして、シンポジウムを開催する。  主催の〈生活-文脈〉理解研究会は、人びとの〈生活-文脈〉を重視し、その行為や語りを理解することにこだわってきた。研究会主宰の宮内洋は―生活を/から読むことには一貫した、他方で調査における出会いから柔軟に変化を遂げる―剛柔併せ持つフィールドワーカーである。同研究会の打越正行は、沖縄のヤンキーの若者たちの生きる地元社会で、「パシリ」として長きにわたり巻き込まれているフィールドワーカーである。  当日は、上記のフィールドワーカーが『プリズン・サークル』の映像をもとにしながら、監督を交えての鼎談をおこなう。現代日本社会における人を理解する困難とその可能性、そしてその条件などについて議論が展開される。


■参加:坂上 香(ドキュメンタリー映画監督)
 宮内 洋(群馬県立女子大学)/打越 正行(和光大学)
■場所:愛知県立大学 S201教室
■日時:2021年9月3日(金)
■プログラム
 13:00- 『プリズン・サークル』上映会(136分)
 休憩
 15:30- シンポジウム(60分)


主催:〈生活-文脈〉理解研究会
共催:愛知県立大学 教育福祉学部

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