■打越正行,2017年7月8日,「夜から昼に移る――ライフステージの移行にともなうつながりの分化と家族像」第10回東海社会学会シンポジウム「若者・子どもの貧困を問い直す――この10年で何が継続し、何が変わったのか?」(名古屋大学)
概要
本報告は2007年に、暴走族の見物をするギャラリーとして活動していた女の子たちの、その後10年にわたる移行調査である。
その当時、10代後半だった彼女たちは、キャバクラで働きながら、頻繁に深夜の公道で暴走族見物をしていた。そのように夜に働き、夜に活動していた彼女らは、現在、育児や仕事で昼の生活に移った。
夜の世界から昼の生活に移ることは、単に転職を意味する移行ではなかった。その過程では主に2つの困難に直面した。1つ、さまざまな困難を緩和・無化してきた女子つながりが、ライフコースを移行するにあたり分化していくこと。2つ、分化した女子つながりから遠ざかった彼女らは、「家族像」に依拠しながら生活をつくりあげていくこと。これらの過程を描くことで、夜から昼へ移ることの彼女たちの合理的選択の理解を試みる。
キーワード:
移行、つながり、家族像
報告
後藤 澄江(日本福祉大学)
浅野 文秀(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)
打越 正行(社会理論・動態研究所)
討論者
渋谷 典子(参画プラネット)
樫村 愛子(愛知大学)
司会
松宮 朝 (愛知県立大学)
人見 泰弘(名古屋学院大学)
欧文概要
(作成中)
プログラム
ニュースレター(新藤慶さん)
概要
本報告は2007年に、暴走族の見物をするギャラリーとして活動していた女の子たちの、その後10年にわたる移行調査である。
その当時、10代後半だった彼女たちは、キャバクラで働きながら、頻繁に深夜の公道で暴走族見物をしていた。そのように夜に働き、夜に活動していた彼女らは、現在、育児や仕事で昼の生活に移った。
夜の世界から昼の生活に移ることは、単に転職を意味する移行ではなかった。その過程では主に2つの困難に直面した。1つ、さまざまな困難を緩和・無化してきた女子つながりが、ライフコースを移行するにあたり分化していくこと。2つ、分化した女子つながりから遠ざかった彼女らは、「家族像」に依拠しながら生活をつくりあげていくこと。これらの過程を描くことで、夜から昼へ移ることの彼女たちの合理的選択の理解を試みる。
キーワード:
移行、つながり、家族像
報告
後藤 澄江(日本福祉大学)
浅野 文秀(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)
打越 正行(社会理論・動態研究所)
討論者
渋谷 典子(参画プラネット)
樫村 愛子(愛知大学)
司会
松宮 朝 (愛知県立大学)
人見 泰弘(名古屋学院大学)
欧文概要
(作成中)
プログラム
ニュースレター(新藤慶さん)