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打越正行の研究室 UCHIKOSHI Masayuki's laboratory

このブログでは、広島と沖縄で暴走族・ヤンキーの若者を対象とした参与観察調査をしてきた打越正行の研究を紹介しています。

社会の癖―参与観察における理解

2023年05月11日 21時56分37秒 | その他の業績

 

■打越正行、2023年5月12日、「社会の癖―参与観察における理解」トイビト編集部『あのときのフィールドノート』(https://www.toibito.com/toibito/articles/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E7%99%96%E5%8F%82%E4%B8%8E%E8%A6%B3%E5%AF%9F%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%90%86%E8%A7%A3, 2023.5.12).

 

 

 人に癖があるように、社会にも癖があるということについて考えます。

 癖とはどんなものか、その癖の特徴から社会の癖をみることでなにが明らかになるのか。そして、社会調査、なかでも調査対象となる人びとの生活に住み込みながら調べる参与観察という方法で人や社会を理解するということについて考えます。

 

トイビト

 

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墓で先輩らと寝泊まり/迎えてくれた「おやじ」

2022年08月29日 11時57分05秒 | その他の業績


■打越正行、2022年8月29日、「墓で先輩らと寝泊まり」『沖縄タイムス「沖縄の生活史――語り、聞く復帰50年 第2部(81)」』(2022.8.29 朝刊).

 

■打越正行、2022年8月30日、「迎えてくれた『おやじ』」『沖縄タイムス「沖縄の生活史――語り、聞く復帰50年 第2部(82)」』(2022.8.30 朝刊).

 

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学校と地域、そして地元

2022年08月01日 09時14分59秒 | その他の業績

 

■打越正行、2022年8月1日、「学校と地域、そして地元」日本生活教育連盟編『生活教育』868、36-37.

 

 戦後日本における学校と地域の関係、そしてそこから見落とされてきた沖縄のヤンキーの若者たちにとっての地元について書いた。

 

日本生活教育連盟

 

オンライン書店

 

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書評『交差する辺野古――問いなおされる自治』――「決定権なき決定者」の選択

2021年05月02日 18時51分53秒 | その他の業績

■打越正行,2021年5月2日,「書評『交差する辺野古――問いなおされる自治』――『決定権なき決定者』の選択」琉球新報(2021年5月2日、朝刊)(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1315134.html, 2021.5.2).

 

対象図書
■熊本博之、2021年、『交差する辺野古――問いなおされる自治』勁草書房.

 

 本書は、辺野古集落に住む人々が、普天間基地移設問題といかに対峙(たいじ)してきたのかについて描かれた辺野古抵抗史である。2010年5月、辺野古区行政委員会は、普天間代替施設の辺野古沖への建設を条件付きで容認する決議を行った。著者は「なぜ辺野古は、自らの生活環境の悪化につながる新たな基地の建設を、条件つきながら容認しているのか」と本書で問う。その問いに、17年以上にわたり通って体得した辺野古の生活の論理と時間から迫る。

 

琉球新報(書評)

 

アマゾン(書評した本)

 

勁草書房(書評した本)

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丸山里美『女性ホームレスとして生きる』――調査する執念

2020年08月18日 22時36分57秒 | その他の業績

 

■打越正行、2020年8月18日、「丸山里美『女性ホームレスとして生きる』――調査する執念」『現代思想(コロナ時代を生きるための60冊)』青土社、219p-223p.(全294ページ、ISBN:978-4791714018、1760円)

 

 丸山里美著『女性ホームレスとして生きる』を紹介した。コロナ禍では対面の調査は困難となったが、調査を時間軸をともなう実践としてとらえ、そこでの調査する執念をもつことの意義について、当該書をもとに論じた。

 

青土社

 

アマゾン

 

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『沖縄タイムス』コラム「うちなぁ見聞録」

2020年06月20日 09時15分07秒 | その他の業績

 

■第1回

打越正行,2019年7月20日,「逃れられない頼れる場――ヤンキーと地元」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(192号)」』(2019.7.20 朝刊)

 沖縄のヤンキーの若者たちが、違法就労に就く背景や過程について描いた。地元で生きる彼らは、「トップ」にたって後輩たちの面倒をみながら収奪するか、「下」でこき使われ続けるかの2択を迫られていた。その結果、ヤンキーの若者の一部は違法就労に就いた。

 

■第2回

打越正行,2019年8月17日,「建設業からヤミ仕事へ――『現場号』からの風景」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(196号)」』(2019.8.17 朝刊)

 建設業やヤミ仕事に就く沖縄の若者たちに流れる時間や日常の風景をもとに、彼らが人生設計を進める過程について描いた。

 

■第3回

打越正行,2019年9月21日,「昇進機会の制度保障を――建設業の景気と暴力」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(200号)」』(2019.9.21 朝刊)

 建設業の景気と、建設現場における暴力の関係について述べた。

 

■第4回

打越正行,2019年10月19日,「人の動きで場を制する――那覇とコザ」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(204号)」』(2019.10.19 朝刊)

 建設作業員の方々(元ヤンキー)にとっての世界の見え方について具体的なケースをもとに述べた。

 

■第5回

打越正行,2019年11月16日,「働く場 多様な人に提供――生活を守った建設業」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(208号)」』(2019.11.16 朝刊)

 建設現場にはさまざまな人がいること、特に覚せい剤で刑務所に行っていた従業員について描いた。 

 

■第6回

打越正行,2019年12月21日,「適正評価ないとつらい――肉体労働者の技術」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(212号)」』(2019.12.21 朝刊)

 塗装工の悠馬と左官屋の圭介の話からみえてくる製造業と建設業の違いについて述べた。

 

■第7回

打越正行,2020年1月18日,「問われる生き抜き戦術――沖縄の繁華街を生きる」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(216号)」』(2020.1.18 朝刊)

 後輩のボーイと地元の先輩との路上でのやりとりをもとに、沖縄の繁華街を生きる困難さについて書きました。

 

■第8回

打越正行,2020年2月15日,「失業を恐れて保守的に――革命のない大富豪」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(220号)」』(2020.2.15 朝刊)

 建築現場の昼休み、従業員たちは「革命のない」大富豪(トランプ)で盛り上がる。このローカルルールから建設業に生きる人びとが生活をまもるということについて書いた。

 

■第9回

打越正行,2020年3月21日,「外部化した沖縄建設業――学校を去る若者」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(224号)」』(2020.3.21 朝刊)

 沖縄の建設労働者の世界には、世代を超えて、既存の社会保障や学校制度などが届いてないことについて書いた。沖縄の建設業は補助金に依存していると指摘されるが、実際はまったく逆で、彼らを使い捨てる形で依存してきたのは日本社会である。

 

■第10回

打越正行,2020年4月18日,「言語が社会生活を制約――ヤンキーうちなーぐち」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(228号)」』(2020.4.18 朝刊)

 沖縄のヤンキーの若者たちが話す「ヤンキーうちなーぐち」について紹介した。それを習得することで、彼らは地元における生活、社会関係、仕事を獲得すると同時に、職業選択や社会生活の制約を受けていることについて指摘した。

 

■第11回

打越正行,2020年5月16日,「景気関係なき雇用重要――新型コロナと建設業」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(232号)」』(2020.5.16 朝刊)

 現在、新型コロナによって、県内建設業で何が起きており、どのような対策が必要なのかについて述べた。過去の事例に沿って、(1)県内完全受注、(2)公共事業の建設作業員の公務員化の2点を提案した。

 

■第12回
打越正行,2020年6月20日,「生活を守るという闘い――分断を超えて」『沖縄タイムス「うちなぁ見聞録(236号)」』(2020.6.20 朝刊)

 沖縄の建設業に生きる人びとにとって、自身の生活をつくることこそが闘いであること、彼らは闘うことをあきらめているのではなく、闘いの真っただ中にあることについて述べた。 

 

ダウンロード(第1回から3回)

ダウンロード(第4回から6回)

ダウンロード(第7回から9回)

ダウンロード(第10回から12回)

 

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書評:『沖縄で新聞記者になるー本土出身記者たちが語る沖縄とジャーナリズム』――沖縄で生きる覚悟の物語

2020年05月17日 15時31分17秒 | その他の業績

 

■打越正行,2020年5月17日「書評『沖縄で新聞記者になるー本土出身記者たちが語る沖縄とジャーナリズム』――沖縄で生きる覚悟の物語」琉球新報(2020年5月17日、朝刊)(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1123494.html, 2020.5.17).

 本書には記者たちのさまざまな葛藤の物語が登場する。記者たちに共通するのは沖縄という場所で記者として生きることへの覚悟を決めていることだ。「泥にまみれて」取材し、記事を書くことを通じてのみ、自身の加害者性からの解放の道筋がひらける。沖縄人のための沖縄ジャーナリズムに終わりはない。

 

琉球新報(書評)

アマゾン(書評した本)

 

ボーダーインク(書評した本)

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ヤンキーの若者たちから見えてくる地域社会の姿

2020年02月01日 06時23分00秒 | その他の業績


■打越正行(インタビュー・構成:佐藤壮広、撮影:桑島ヒロシ)、2020年2月1日、「ヤンキーの若者たちから見えてくる地域社会の姿」大正大学地域構想研究所編『地域人』大正大学出版会、53号: 49-53.(全104ページ、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4909099402、1100円)

 

大正大学地域構想研究所

アマゾン

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沖縄のヤンキーの若者と学校

2019年11月30日 10時13分13秒 | その他の業績

■打越正行、2019年11月、「沖縄のヤンキーの若者と学校」沖縄県民間教育研究所編『共育者』2-3.

 

沖縄のヤンキーの若者が、自ら学校から距離をとることについて書きました。

 

ダウンロード

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地元に残る訳

2019年07月01日 13時55分13秒 | その他の業績

 

■打越正行、2019年7月1日、「地元に残る訳」『文學界(7月号)』文藝春秋、194-195.(1200円)

 

 沖縄のヤンキーの若者は、生活と仕事の形の定まらない状況に生きていた。そのような彼らが、やっとたどりつき、時間をかけてつくったのが地元という場所だった。そのような生活と仕事の形を再び失うことは、彼らにとって恐怖であった。ゆえに彼らは地元に残った。

文藝春秋

アマゾン

 

 

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沖縄を語る、その前に

2019年06月19日 18時41分54秒 | その他の業績

 

■打越正行,2019年6月19日,「沖縄を語る、その前に」『朝日新聞』(2019年6月19日、夕刊)(https://digital.asahi.com/articles/DA3S14062581.html?_requesturl=articles%2FDA3S14062581.html&rm=149)

 

沖縄のある建設会社社長の語りをとりあげ、彼の人生や生活の文脈に沿って語りの理解を試みた。それを通じて、本土の人は自らの沖縄語りや意見表明のために沖縄の声を利用するのではなく、沖縄に生きる人びとの声を理解し応答することが求められていると述べた。

 

朝日新聞

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生活に編み込まれる沖縄の構造と歴史

2019年05月30日 17時54分58秒 | その他の業績

 

■打越正行,2019年5月30日,「生活に編み込まれる沖縄の構造と歴史」反差別国際運動編『IMADR通信』198号,6-7.

 

 人びとの生活の営み方は、傍から見るとたいていは異質である。しかしそれは、当の本人からすると、きわめて当たり前のことを繰り返しているに過ぎない。つまり生活の形が異質であることと、それがきわめて平凡であることは矛盾しない。社会学の参与観察で描かなければならないことは、この異質な生活の平凡さである。その営みが、生活の文脈でいかにあたりまえとなり、日々繰り返されるにいたったのか、それをつかむことである。そして、その生活のなかに、沖縄の構造と歴史が編み込まれていることを明らかにすること、これが社会学の参与観察の課題である。

 本文では沖縄の建設現場における釘の踏み抜きをめぐって、上記の課題について紹介した。

 

反差別国際運動

 

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沖縄と対峙するための流儀

2019年03月10日 16時00分48秒 | その他の業績

■打越正行,2019年3月10日,「私の沖縄問題 第9回――沖縄と対峙するための流儀」解放・人権研究所編『ヒューマンライツ』解放出版社,372号: 34-37.


本土と沖縄の間にある境界について、そして本土の人間はその境界にどう対峙するか考えた。本土の人間が沖縄を語り、書く際の「流儀」について述べた。


解放・人権研究所

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書評:『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー ヤンキーの生活世界を描き出す』――分断された若者描く

2019年03月03日 12時41分41秒 | その他の業績



■打越正行,2019年3月3日,「書評『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー ヤンキーの生活世界を描き出す』――分断された若者描く」琉球新報(2019年3月3日、朝刊)(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-883504.html, 2019.3.3).

対象図書
■知念渉、2018年、『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー――ヤンキーの生活世界を描き出す』青弓社.


 本書は、大阪のヤンキーの若者たちのエスノグラフィーである。14名の〈ヤンチャな子〉が登場するが、なかでもそのひとりであるコウジに焦点をあてて紹介した。


琉球新報(書評)

アマゾン(書評した本)

青弓社(書評した本)

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「先生かどうかわからない人」が教えてくれた他者への想像力の磨き方――いまも忘れられない大学の講義

2018年12月13日 06時21分21秒 | その他の業績


■打越正行,2018年12月13日,「『先生かどうかわからない人』が教えてくれた他者への想像力の磨き方――いまも忘れられない大学の講義」現代ビジネス(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58702,2018.12.13).


琉球大学(非常勤講師)で担当している「教育学原論」の講義紹介である。教室において教師はいかに正当性をもち、それを維持するかについて、実際に経験してもらうアクティブ・ラーニングを実施した。



https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58702
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